株式会社エニー 常務取締役
川村 豊氏
ニューノーマルな時代、「研修のあり方」も変化を求められています。「社員が主体的に学ばない」「研修に集中しない」など人事担当者の悩みを多く聞きますが、「受けなきゃいけない研修」を「受けたい研修」に変えるにはどのような工夫ができるでしょうか。本講演では企業内大学を創設したJ:COMグループと松竹芸能が取り組むプロジェクトの事例をもとに研修の創意工夫のポイントを解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、以下のような課題感をお持ちの方にヒントをお伝えします。
・社員研修のあり方に課題を感じている
・社員に「刺さる」「響く」研修を考えたいが、難しくて悩んでいる
・必修研修(階層別/コンプライアンス研修)の構成などを工夫したい
・社員が「主体的」「能動的に」学ぶ風土を醸成したい
本講演では、松竹芸能と共同開発した「えんぎがいい研修」の事例を中心に、社員が「受けたい」と思える研修の構築メソッドをご紹介します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
J:COMグループでは、2017年に企業内大学「J:COMユニバーシティ」を立ち上げました。私が発起人となって創設した社内の教育機関なのですが、そこには「全国に17,000人いる社員たちが『主体的』に『能動的に』自ら学ぶ環境と風土をつくりたい」という想いがありました。現在J:COMグループでは、年間1,000回以上の研修を実施しています。そのほとんどは、内製化で実施しており、当初の想い通り「社員が主体的に学びたくなるような魅力ある研修」をテーマとして、研修を一つひとつ構築しています。
本講演では、そういった「社員が学びたくなる研修づくり」のメソッドをはじめ、松竹芸能さんと一緒に開発した講演と現役の芸人さんの演技が一体となった新しい研修「えんぎがいい研修」の事例をご紹介いたします。
現役の芸人さんが上司部下に扮して「会社のあるある」を生披露します! 乞うご期待です。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「学ぶこと」は「喜び」です。しかしながら、人事が考える社内研修は、「真面目」で「面白くない」と思われがちです。良かれと思って企画しても、社員からは「受講は面倒だ」と敬遠されてしまいます。私もその課題はずっと感じていましたし、その脱却が私のミッションでした。
「社員研修は、愛社精神につながる」はずです。どんな研修も、「受けたい研修」に変えることができます。人事部や研修担当に関して研修を創意工夫すれば、必ずそれが実現できるはずです。
今回はそういった課題を感じている皆さんと、いろいろと意見交換ができたらと思います。皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。
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