株式会社ビジネス代謝ラボ 代表取締役
小高峯 康行氏
終身雇用の限界や企業の生産性向上が取り上げられる現在、各企業にとってミドル・シニア層のキャリア開発は喫緊の課題と言えます。本講演では、日本企業が抱えるミドル・シニア層のキャリア自律の課題を改めて整理します。そのうえでミドル・シニア層のキャリア自律を促すポイントを「恒常的な制度」や「組織での施策」などの事例を踏まえながらご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
・50歳前後のミドルシニアがボリュームゾーンとなり、将来を見据えて活性化したい
・恒常制度は持っているが、使われていない(活性化させたい)
・ミドルシニア向けのキャリア研修を実施し、受講満足度は高いが、意識変革/行動変革につながらない
・今後、雇用調整/希望退職は何とか避けたい
・主体的な社外転身をもっと増やしたい
・働き続けるミドルシニアが、主体的に学び直しを行い、活躍してほしい
上記のように、多くの日本企業か抱えるミドルシニア課題を解決させるミッションをお持ちの人事、経営企画の皆さまを対象とした講演です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
当社は「社員に健全な自律を、企業に前向きな代謝を」のビジョンを掲げ、昨年1月に設立しました。この一年、多くの日本企業か抱えるミドルシニア課題について、さまざまな取り組みを行っている企業の皆さまと交流してまいりました。
ミドルシニアの課題と言っても、「活性化させたい」「健全で自律的な社外転身を促進したい」など、企業や事業によって、解決の方向性が大きく異なります。また、今年4月施行の「70歳までの就業機会確保努力義務」の流れもあり、ますます雇用の長期化が求められるようになっています。
このような環境の中で、ミドルシニアの課題解決に取り組むために必要な制度、施策、その運用について、事例を交えながらご紹介したいと思います。
中でも、ミドルシニアの意識改革を促進する「キャリア自律促進施策群」については、キャリア研修のポイントはもちろん、その他の取り組みを行うことで大きく意識改革を成功させた事例など、今取り組んでいる施策を発展させるヒントをご紹介できればと思っています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「社員に健全な自律を、企業に前向きな代謝を」というビジョンを実現するための会社です。
ミドルシニアの自律について、これから取り組む企業の皆さま、すでに取り組み始めていて、もっと自律を促進したいとお考えの企業の皆さまに、さまざまな取り組み事例をご紹介し、一つでもヒントをご提供できればと思っています。
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