株式会社iCARE 取締役CRO 健康経営アドバイザー
中野 雄介氏
いまだに、健康診断やストレスチェックといった社員の健康情報は、紙やエクセルなどのアナログ管理が主流です。バラバラに管理したままでは、社員の健康リスクを正しく判断できません。そこで注目される健康管理のペーパレス化ですが、逆に業務効率化が落ちたり、法令違反になってしまう場合も。本講演では、失敗しがちなペーパレス化事例と健康管理システムの選び方事例をお話しします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
健康診断の結果を紙で管理している。ストレスチェックや過重労働管理はエクセルに記録して、産業医面談はワードで保管している。このように従業員の健康に関わる情報をバラバラに管理している企業は、法令遵守上のリスクを抱えたままになっています。
法令遵守と、健康管理の業務効率化をどちらも実現するためのペーパレス化について、実務のコツをお伝えします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
テレワークは広がっているものの、人事労務の仕事に関しては、オフィスで行わざるを得ない状況が続いています。特に従業員の健康管理をする場面では、「紙管理」だけでなく、健康診断の電話やFAXの対応、対面での産業医面談など、アナログな作業が残っています。
2021年は感染症対策に加えて、従業員の健康管理全般を強化する必要性が高まりました。そこで業務効率化のためにペーパレス化を導入しようとしたけれど、逆に管理が煩雑になって業務負担が増えてしまった、という例もあります。
また、個人情報の課題もあります。健康診断やストレスチェックの結果は、あくまでも従業員の個人情報であるため、その保管や利用についてはガイドラインに沿った対応が必要です。
本講演では、具体的にペーパレス化すべき書類や進め方だけでなく、法令遵守の注意点も踏まえて、実務者目線で解説します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今回の講演は、実務担当者向けの内容となります。健康診断やストレスチェックの担当者、産業医との連携、衛生管理者など日頃から従業員の健康管理業務に携わっている方は、ぜひご参加ください。
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