株式会社 アドバンテッジ リスク マネジメント 代表取締役社長
鳥越 慎二氏
ウェルビーイングと生産性向上の同時達成に向けて、人事データの集約・可視化での状況把握に限らず、人事課題を包括的に解決するDXがいま求められています。本講演では、ストレスチェックや健診、休業者情報等の人事データを集約・分析し、解決策のレコメンド、ソリューション提供、パルスサーベイによる効果測定まで実現し、組織改善のPDCAサイクルを進化させるDX活用法をお話しします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
新型コロナウイルスの感染拡大により在宅勤務(テレワーク)が急速に進むなど、働き方が大きく変化する中で、HR領域でのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進にお取り組みの企業も多いのではないでしょうか。
人事データは業務別にシステムが分かれ、採用管理、人事管理、労務・勤怠管理、健康管理など、バラバラに管理されているデータの集約とその活用は大きな課題です。さらにDXツールを導入後、データ集約と見える化まではできたが、抽出課題を改善する肝心のアクションをどう具体的に進めればよいかわからないという声も聞かれます。
本講演では、このような問題に焦点を当てた当社の「人事課題解決型DX」を新たな試みとしてご紹介します。メンタルヘルスケア、エンゲージメント向上、健康経営推進、ハラスメント防止、両立支援などの人事課題の解決に向けて、どうDXを活用すべきか悩まれている企業人事部門の方におすすめです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
当社の人事課題解決型のプラットフォームの五つの特徴について、ぜひお聞きいただきたいと思っています。
特徴の一つ目は「(1)人事データの集約と見える化」。多種多様な情報を集約することで、本質的な課題が顕在化し、的確なソリューションを見出すことにつながります。
次に「(2)専門的知見に基づいたデータの分析と課題抽出」です。蓄積されたデータベースを活用し、専門的な知見に基づいて作成された豊富な分析を標準搭載。BIツールを活用することで、各企業にあった独自の分析も自由に実施することが可能です。
さらに「(3)改善・成果実現に向けた豊富な解決策の提示と実施のサポート」。「見える化」して課題を把握しても、解決に向けた具体的な活動がなければ成果にはつながりません。さまざまな解決策を提供するだけでなく、課題別パルスサーベイの活用でタイムリーに効果測定、PDCA管理を支援します。
「(4)産業保健スタッフの活動支援」として、時間外労働者面談・健康指導などの産業保健業務の実施のための個別データの検索抽出機能も搭載、一元管理により業務負担を軽減します。
最後に「(5)各従業員が心身の健康状態、仕事への取組み状況を自身で把握し自律を支援」。従業員は、個人画面を通じて自身に関するデータと状態に関する評価、解決すべき課題や適した解決策を知ることができ、より積極的/自律的な行動につながります。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社DXプラットフォームは、「個人のウェルビーイング」と「組織の生産性向上」を同時に実現し、従業員と企業がWin-Winの関係になることを目的としています。DX推進が叫ばれる中で人事データの集約・見える化にお取り組みの企業も多いと思いますが、一方で膨大なコストと労力をかけて集めたデータの活用に悩まれている企業の声もよくうかがいます。HR領域のソリューションプロバイダーとしての実績や経験から、集約・見える化にとどまらず、解決策の提示・実施、効果測定まで、PDCAサイクル全体のご支援が必要だと強く感じています。当社プラットフォームがHRDXの一つのあり方としてご参考になれば幸いです。
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