ソフトブレーン・サービス株式会社 代表取締役社長/一般財団法人 プロセスマネジメント財団 代表理事
野部 剛氏
「営業はセンスや才能だから……」「特殊な業界で標準化できない……」という声をよくお聞きします。営業人財を採用しOJTや研修を実施しても、成果が出ないと悩む人事・管理職・経営者は多く、リモートワークに移行した昨今、特にその悩みは深いようです。本講演では、7469社の営業組織データ分析に基づき東京大学、他との共同研究で解明した、営業人財の成長モデルを事例とともに解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本セミナーは、人財育成を表面的なものに終わらせたくないという方にお聞きいただきたい内容です。
コロナ禍の現在、急遽導入されたリモートワークにより、人財育成は以前よりも困難なものとなりました。上司と部下がお互いに直接対面する機会が劇的に減った中で、効果的な人財育成は可能なのかとお困りの方は多いことと思います。また市場動向が鈍っている状況で、組織の強化戦略として「商品力強化」と「人財強化」双方の強化に取り組まれている方も多いことでしょう。しかし商品力を強化しても、最終的に行き着くのは人財育成ではないでしょうか。
「人財強化」策に舵を切られた企業の方に向けて、東京大学との共同研究によって解明されたリモートワーク体制における科学的な営業人財育成モデルをご紹介いたします。この時代において生き残る強い営業パーソンを育成、ひいては強い組織を作る仕組みについてお話しいたします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
我々は宋文洲が立ち上げた、ソフトブレーンの機能会社として、営業分野特化型のコンサルティング、研修事業をご提供しています。これまでに6,700社以上の企業をご支援してまいりました。また、「営業力強化に向けた改革に取り組んでいるが、成果に結び付かない」という企業の課題を解決するため、コンサルティング実績データを分析し、営業改革に成功している企業の特徴や成功要因を明らかにする研究活動も同時に行っています。
我々の研究結果をご紹介しながら、成果をだすために必要なポイントを皆さまにお伝えできればと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
これからの営業現場では、人材採用難が待ち構えてます。組織の競争力を保ち続けるためには、営業生産性を高め、限られた人材で最大の成果を出すことが求められます。今後、組織力を強化するために、人材教育のプロとして何に取り組むべきか、どこにフォーカスすべきか、あらためて考えてみませんか。
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