株式会社ビヨンド 代表取締役社長
仁藤 和良氏
講演時、多くの会社様では今年の新人研修の運営がひと段落する頃と思います。ニューノーマルな世界が文字通りアタリマエ化してきた今だからこそ、今年得た情報もあわせて貴社の新人研修を再確認してみませんか? 当日はみなさんが「よい新人研修とはなにか」の判断基準をもち、今後の企画に活かせる時間を作りたいと思います。今年の新人に対して今からできることも考えていきたいと思っています。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
ひとことで言うと、「ニューノーマル時代の新人研修をどう考えたらいいのかを考えて、整理してみたい」という方向けです。
外部環境の変化により、急な対応を余儀なくされた2020年の春。そして、そこからの学びを活かして企画した今年の新人研修。
言葉だけが先行した「ニューノーマル」というものの形が徐々に見えてきた今だからこそ、腰を据えて考えるべきタイミングだと思います。
また先日、新人研修をお手伝いしている大手金融機関の方からうかがったのですが、「特に大手では人材開発に知見がない若手が新人研修を担当することが多く、外部の研修を選ぼうにもその基準をもっていない。結果として、前年踏襲が繰り返されている」と。
よいとか悪いとかではなく、「なんとなく」で新人研修を選ばざるを得ない状況は、新人たちにとってもったいないことです。プロだからこそお伝えできることがあると思っています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
これからの新人研修を企画したり選定したりする際のポイントは、三つあると思います。
一つ目は「今の新人に対応したものであるかどうか」。二つ目は「働く環境の変化を踏まえたものであるかどうか」。三つ目は「人の人間的成長を支援するものかどうか」だと思っています。
一つ目については、ここ数年で徐々に人事の方の認識も深まってきたと思いますが、「今の新人」をどう見立てるか。そのうえで育成において何を意識する必要があるかをお伝えしたいですね。
二つ目については、リモートワークやオンラインを前提とした働き方を踏まえると、何を新人に提供する必要があるのかをひも解いていきます。
最後に三つ目は、「人の人間的成長」といいますが、「人間的成長とは何か」「どのように育成するのか」を考えていきたいですね。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
私たちが今回ご提示する考え方は、もちろん正解ではなく、一つのものの見方にすぎませんが、皆さんが考える際の一つの指針になりうるのではないかなと思っています。
ウェブではありますが、チャットで皆さんの声がたくさんシェアされて、それを見た参加者の方がさらに気づきを得るような時間をつくりたいと思っています。
参加される皆さんには、お手元にお茶でも用意して、ご参加いただければ嬉しいですね。私も、ゆっくりした気持ちで楽しみながら、考えをお届けしたいと思います。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。