開催10回に寄せて歴代受賞者からのメッセージ・服部泰宏氏

歴代受賞者からのメッセージ

採用学
著者:服部泰宏

受賞当時は、旧来の採用にアンチを突きつける、一部のイノベータが出現した時期。その後、採用革新を打ち出すことが一種の流行となり、残念ながら本質的といえない革新事例も登場しました。革新熱が少し冷めた今は、標準的採用に回帰する企業と、根本的なレベルで採用を検討し続ける企業とが並存しているように思います。

採用の重要課題をあえて一言でいうと、「自社が人々に提示できる魅力的な近未来をいかに示せるか」。1年先でも40年先でもない数年先の近未来のイメージ、という点がポイントです。自社にとって、その近未来とは何か。答えは一つではありません。自社なりの答えを持ち、それを魅力的に伝えられているかどうかが勝負になると思います。

2016年 書籍部門 最優秀賞

採用学著者:服部泰宏/出版社:新潮社

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