[主催]『日本の人事部』(株式会社アイ・キュー)
[後援]厚生労働省 経済産業省 [会場]大手町サンケイプラザ
講演者インタビュー
部下育成の重要性を理解し、チームで改革を成し遂げるリーダー育成のための研修手法
コンティニュウ株式会社 代表取締役社長/コーチアプローチファシリテーター連盟 理事長
大山 裕之氏
組織開発、働き方改革にはリーダーの意識改革が最重要課題です。この研修では部下育成の重要性に気づき、価値観の違いを理解する人間力で向き合い、安心安全でやる気の出る会議運営と、決定事項の行動を応援するコーチング、これらを統合した実践的なCAFメソッドによってチームメンバーと信頼関係を築き結果の出せるリーダーを育成します。組織開発で2億円の削減を達成した導入例を交え解説します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
皆さんはどのような管理職、リーダーが理想だと思われますか? 組織開発、働き方改革ではリーダーの意識改革が最重要課題です。部下育成の重要性に気づき、部下と向き合う人間力を持ったリーダー育成はとても重要なのではないでしょうか? 仕事を部下に上手に割り振り、与えられた仕事をこなす……もちろんこれができれば優秀な管理職でしょう。でもいま求められているのは単に仕事の割り振りができるマネージャーではなく、チームメンバーがそれぞれの強みを活かし相乗効果を発揮し個人の能力の積み上げ以上の成果を出す、真のチームリーダーではないでしょうか?
これまでのマネジメント教育は、テクニックがほとんどでした。しかし今、部下が求めているのは、仕事のやりがいとか、チームワークとか、貢献とかいった「心」の満足です。「心」を満足させるには、アイデアへの共感を生む安心安全な会議運営と、決まったことをコーチングで効果的に実行できるリーダーの育成がとても重要です。また、わかっていてもなかなか実践できない、部下への承認傾聴が自動的に行われる仕組みを組み込む必要があります。だからこそ実践で効果を発揮できるメソッドなのです。
このスキルは、組織開発、働き方改革にも大きな効果を生みだし、1年で2億円以上利益を高める導入企業も出てきました。その事例もまじえ、ベースとなるCAFメソッドを解説します。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
9年間、「人間力」をどのように理解し身に付けるかについて、真剣に取り組んでまいりました。年間200日を超えるセミナーや海外含む約15,000人のアンケートの結果などから、原理原則にもとづいた、効果的な方法を見出しさまざまなトレーニングを実践してきました。
それは心理学、脳科学的見地から人間の本質をまず理解し、自分自身知ることからはじまります。自分を理解し他人を理解することこそが「人間力」を身につける第一歩となります。なかなか自分では気づかない自分の価値観に気づき他人の価値観を認めることが重要なのです。
弊社のトレーニングは、この心理学的からの人間の本質に根ざしていることが強みです。そのため、外国人との国や文化を超えたグローバルリーダーにも適応できます。中国、台湾などで実際のグローバル企業の現地マネージャー育成でも多数実績を積んできたことも、弊社の強みです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
管理職研修は、自分はもう十分できている、もしくは自分は変われない、部下とうまくやっていく自信がないというように、研修に前向きな方がいらっしゃらないことが多く、研修担当者の思いがなかなか伝わらないと感じているのではないでしょうか?
研修に消極的な受講者にいかに気づきを与え、自信をもって自ら実践し変容し、よりよいチームを作ろうという気持ちになってもらうことが何より重要と考えます。弊社はこの点にも強い自信を持っています。
メンバーと共創する新しいリーダーが、部下も上司も会社もお客さまも幸福にできると確信しています。これにより、よりよい社会を作っていくことに貢献したいと思っています。
- 大山 裕之氏(おおやま ひろゆき)
- コンティニュウ株式会社 代表取締役社長/コーチアプローチファシリテーター連盟 理事長
- パイオニア、カシオ計算機、大前研一のコンサルタント会社を経て、グローバルでの体験から人財育成の本質を発見。この重要性を伝えたく独立。心理学、脳科学にも精通し人間力がベースのコーチアプローチファシリテーションメソッドを開発。2万5千人以上の指導経験から生まれる濃い研修にファンも多い。笑顔の講演が魅力。
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