[主催]『日本の人事部』(株式会社アイ・キュー)
[後援]厚生労働省 経済産業省 [会場]大手町サンケイプラザ
講演者インタビュー
経験を学びに変える「成長力」の高め方 ~自ら育つ若手社員を育てる4ステップ~
アチーブメントHRソリューションズ株式会社 組織変革コンサルタント
辨野 巧己氏
同じ時期に入社し、同じ業務経験をした社員も、2年目ともなると差がついているもの。この成長スピードの違いは、経験を学びに変える力=「成長力」にあります。本講演では、一定の業務経験を積んだ2年目以降から取り組むべき育成施策として、自ら育つ人材になるための「成長力」の高め方をご紹介させていただきます。若手の成長スピードのバラツキにお悩みの企業様はぜひお越しください。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
私自身も新入社員研修を数多く担当していますが、2年目研修で再会すると、あることに気がつきます。それは、入社時に既にあった差がさらに広がるなど、成長にバラツキがある、ということです。
一般的に新入社員研修は、社会人への意識の切り替えやビジネスマナー、報連相などの基礎行動の学習を行うことが多く、テーマもそれほどバラエティーに富んでいるわけではありません。また、おおむね新入社員は一斉に教育を受け、同時期に現場へ配属され、業務を開始していると思います。同じようなインプットと経験をしているのになぜ差が出るのか? 確かに上司の育成力などの現場環境の差によるところもあるでしょう。しかし、同じ上司のもとでも、社員によって2年目までの成長に差があることが多いのではないでしょうか?
私たちが注目したのは、この成長のバラツキです。そして、そのバラツキを生むのは、環境よりも本人の「成長力」=「経験を学びに変える力」の差であると考えています。つまり、経験から学びを得ることができる人と、できない人がいるのです。例えば、お客さまからクレームがあった場合、行動を改善して信頼を回復できる人と、同じミスを繰り返す人がいます。今回の講演では、若手が早くから活躍できるよう、経験から学びを得る力そのものを高めるポイントをお伝えしたいと考えています。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
ある経験から価値ある学びを抽出し、次の機会に活かしていく。成長するためには、このサイクルを継続していくことが重要です。しかし、いくら経験を振り返って学ぶように伝えても、実際行動に移すことは容易ではなく、「習慣化」という壁が立ちはだかります。
成長人材になるためには、成長するための行動を習慣化することが必要であり、習慣化のためにはスタンスを変革していくことが求められます。しかし、スタンスの変革は教育の中でも最も難しいテーマの一つです。
弊社が求められる理由は、まさにここにあります。弊社は心理学を研究し、人間の行動メカニズムに沿ったアプローチをしており、行動習慣の定着率が80%を超えるという実績もつくることができました。習慣形成にむけたスタンスづくりは、まさに弊社の得意分野であり、講演当日は、成長する人材に共通する五つのスタンスと、その構築方法についてもお伝えしたいと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
講演当日は、一つの経験の中からどのような学びが抽出できるのか、実際に体験していただくケーススタディもご用意しておりますので、楽しんでいただけたらと思います。
私自身、さまざまな規模・業界の企業にむけて育成力を高めるコンサルティングを行ってきました。今回は特に、若手社員に対してさまざまな施策を行っていきたいと考えている企業の方々にむけて、育成力のスピードを高めるための新たな方法をお伝えしたいと思います。
人手不足の問題は今後、少子高齢化によってさらに加速するでしょう。貴社の若手社員が成長スピードを上げ、一日も早く活躍できる人材となるために、本講演が少しでもお役に立てればと願っております。
- 辨野 巧己氏(べんの たくみ)
- アチーブメントHRソリューションズ株式会社 組織変革コンサルタント
- 組織変革コンサルタントとして、大手企業を中心に理念浸透プロジェクト、管理職育成、中堅リーダーシップ開発、若手育成など、様々なプロジェクトを手掛けている。近年は新人・若手研修の講師としても活動し、多くの現場を見てきた経験と、明るく快活な語り口が多くの受講生から共感を得ている。
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