[主催]『日本の人事部』(株式会社アイ・キュー)
[後援]厚生労働省 経済産業省 [会場]大手町サンケイプラザ
講演者インタビュー
働き方改革に効く! 実践的イクボスの育て方~クイズでダイバーシティ力を鍛える!
株式会社サクセスボード 代表取締役社長
萱野 聡氏
“働き方改革”が叫ばれる中、上司も部下もワークライフバランスを実践しながら仕事の生産性を高めることが現場の管理職に求められています。ダイバーシティや女性活躍の推進に管理職の理解が得られずなかなか進まない、「イクボス」とはどんな管理職か、具体的なイメージがわかない、このようなお悩みをお持ちの方は是非、本講演へ。当日は、実際研修で行っているイクボスクイズの一部をご紹介します!
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
昨今の管理職育成で話題を集めているのが『イクボス』です。女性活躍推進はもちろん、シニア、外国籍、LGBTなど、多様な価値観を持つ社員に向き合うために「上司の意識改革」へのニーズが急増しています。
例えば「女性」を例にとっても、その価値観はさまざまで、管理職にとっては非常に悩ましい現実があると思います。そんな女性社員をうまくマネジメントするコツは、まず信頼関係を築き、彼女たちの悩みをつかみ、解決の方向を示すことだと考えます。
働き方改革が叫ばれる中、時間や働き方に制約のある社員をいかにマネジメントし、パフォーマンスを出してもらうのか、チームメンバーが互いに状況を理解し、協力し合えるよう導くことが、今後の管理職に求められるスキルです。それには、管理職自身もプライベートを大切にしながらワークライフバランスを保つ姿を見せることも大切です。
ダイバーシティは、本来ダイバーシティ&インクルージョンと表現され、多様性を認めるだけでなく、インクルージョン、つまり互いに違いを受入れたうえで、組織パフォーマンスを上げる努力も必要となります。そのためには部下をしっかり理解し、人生全体を含めたキャリアをマネジメントすることが重要なのです。今回はダイバーシティの観点から部下のキャリア開発のポイントを伝えします!
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
私がここ2年ほどで、30回以上のイクボスセミナーに登壇し、延べ1500人以上の管理職の方々と向き合う中で感じたことを三つ述べます。
一つ目は中長期的な経営課題である人材の確保・育成に対する危機意識が薄いこと、二つ目は新しい働き方や価値観など前例がないことには消極的であること、三つ目は業務上のマネジメント力があっても、女性活躍を含めた人材育成力については個人差が大きいことです。
これらに対して、弊社ではワークやケーススタディを通じて管理職の方々の想像力を喚起し、対応力を高めています。こうした想像力を、多様な部下のキャリア開発に活用することこそ、ダイバーシティ推進ではないでしょうか。
私自身、子育てに深くかかわり、その大変さやよろこびも体験し、今では、子育て中の部下の状況や気持ちが手に取るようにわかります。今後、管理職が部下の信頼を得るためには、自身もさまざまな視点を持つことが重要だと考えます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
皆さまの会社の管理職育成において、こんなお悩みはありませんか?
□ 「イクボス」とはどんな管理職か、具体的なイメージがわかない
□ 管理職には多様な働き方・価値観の部下をマネジメントしてほしい
□ 管理職自身の働き方が、残業体質で“昭和の価値観”を持つ人が多い
□ 最近、産休・育休の取得者が急に増え、対応に苦慮する管理職が多い
一つでもあてはまる方はぜひ、当講演へお越しください。当日は、実際研修で行っているイクボスワークの一部を実施する予定ですので、イクボスについて楽しく学びたい方のご参加をお待ちしております!
- 萱野 聡氏(かやの さとる)
- 株式会社サクセスボード 代表取締役社長
- 日本通運株式会社、SAPジャパンで人事業務全般に従事。長年の人事経験より、キャリアアドバイザーの重要性に目覚め、産業カウンセラー、米国CCE Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー等を取得。慶應義塾大学SFC研究所CRL個人研究会員。現在は人事コンサルタント、研修講師として活躍中。
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