[会場]大手町サンケイプラザ [後援]厚生労働省
講演者インタビュー
【体験型プログラム】業務認識をデータ化することで、職場の生産性は向上する
株式会社M-ITコンサルティング 代表取締役社長
金澤 健郎氏
職場の生産性の変化は、個人の業務認識の持ち方のバラツキによって左右されます。そのため、業務認識と職場の活性度および生産性の関係を理解することにより、職場での問題解決(集団行動の変容)の効果性が変化します。本ワークショップでは、分析ツールを用いたグループワークを通して、職場の生産性を変化させるにはどうすればよいのか、どのような認識傾向が重要になるのかを検証していきます。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
業務認識という観点からアプローチを始めて、約6年が経過します。その間に蓄積したデータとそれがもたらす状況を、本ワークショップでは体験していただきたいと考えています。業務認識の違いがもたらすものは何か? その違いはどのような状況をもたらすのか? それはどのようにして解消できるのか? 今までのコンサルティングでは、認識の違いが放置されるとばらつくようになり、悪い方法に引っ張られていきました。この認識のギャップを解消するためには、どのような方法があるのか、体験していただきます。
まず、簡易診断を受けていただきます。その結果に基づいて、グループワークを行います。グループワークは限られた時間ではありますが、認識の違うグループでの実習や認識ギャップを埋めていくための実習などを体験をしていただきます。これらの体験はグループ・ダイナミクスの取組みとして位置づけています。集団の特徴や凝集性の問題も、あわせて検討していきたいと考えています。
今回のワークショップは実証的に進めていきます。また、皆さまと活発に意見交換をしながら、学習を深めていきたいと思っていますので、よろしくお願い申し上げます。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
組織変革や業務革新の経験が豊富で、その経験に裏づけられた実践的なアプローチをご案内いたします。特に、診断を活用した介入での成功事例が特徴で、多くの組織で実績を積んでまいりました。
特に行動科学、とりわけグループ・ダイナミクスの取組みによる実績が多く、集団の特徴、集団の凝集性、ビジョンや価値観の効果、成長シナリオの作成と実践、人財育成、人事制度の構築など、多岐にわたる実践を経験しています。これらを通じて、組織力の向上をどのように果たすか、というテーマを研究し、実践に活かすという取組みを長年探求し、そこからプログラム化された内容を今回、ご紹介いたします。
「集団をよりよく扱える者が組織の活性化をもたらし、組織力を向上させる」という考え方のもと、現在もさまざまな企業とこの問題に取り組んでいます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「人は石垣、人は城」と言いますが、効果的な組織運営と人財活用が図られているでしょうか? それを集団、組織という観点からアプローチし、解決に結び付けるアプローチをご紹介いたします。組織力の向上と人財育成の関係に興味やご関心をお持ちの方々に、ご参加いただけると幸いです。
さまざまな問題を企業は抱えていますが、その問題の中心にいるのは「人」です。人が問題を作り、解決もします。効果的な職場運営、あるいは組織運営についてできる限り、情報をご提供いたします。このような問題認識をお持ちの方に、最適な体験学習をご提供したいと考えています。
- 金澤 健郎氏(かなざわ たてお)
- 株式会社M-ITコンサルティング 代表取締役社長
- 国内大手コンサルタント会社にて代表取締役副社長を務めた後、2010年にM-ITソリューションズを創業し、代表取締役に就任。企業の事業推進を戦略・組織・人財の面から支援し、約1,000社に上る実績を有する。マネジメント・コンサルタント、全日本能率連盟 人財マネジメント資格認定委員会委員長などを歴任。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社アイ・キューの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。