日本の人事部「HRカンファレンス2016-秋-」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント
2016年11月15日(火)・16日(水)・17日(木)・18日(金)開催 [会場]大手町サンケイプラザ [後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2016-秋-」トップ講演者インタビュー> 伊藤 勝幸氏(株式会社アビタス 講師/米国公認会計士)インタビュー

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管理職必須!将来の利益につなげる会計の「知恵」

伊藤 勝幸氏 photo

株式会社アビタス 講師/米国公認会計士

伊藤 勝幸氏

<一部ワークあり> 管理職の役目は、将来の企業価値向上につながる施策の見定めです。簿記などの会計「知識」があれば企業の現在までの姿はわかりますが、次の一手を打つにはそれだけでは足りません。本講演では、会計情報から何を読み取れば次のアクションにつなげられるのか、すなわち、将来像を描くために必要な会計の「知恵」を理解して頂きます。人事部の方々にも是非受講頂きたい内容です。

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

会計研修でよくあるのは、財務諸表の主要項目や代表的な財務指標の見方を理解するといったものですが、このようなカリキュラムが許されるのは、新人研修だけです。それより上の階層、特に管理職向けにこのような研修が行われているとしたら、貴社の会計研修のあり方を今すぐ見直す必要があります。

管理職の役割は、業績、ひいては企業価値を向上させるための施策を打つことです。ところが上記のような研修で得られるのは、あくまで会計の「知識 」であり、会計情報を実際の施策につなげるために必要な、会計の「知恵」は決して身につきません。

では、会計の知恵はどうしたら身につくのでしょうか。それは、損益計算書、そして貸借対照表とキャッシュ・フロー計算書のごく基本的な項目と、その数値が意味するところを、「経営者の視点」でとことん深堀りすることから始まります。そして、例えば次のような問いに答えられるようになることです。

 売上高、売上原価および売上総利益の中で、もっとも重視すべき項目はどれか?(答えは売上総利益)
 売上総利益を増やすために必要な五つの施策とは?(答えは講演で)
 上記の五つの施策の一つは「販売単価を引き上げる」であるが、その際に留意すべき八つの指針とは?(答えは講演で)

本講演では、「実務への即効性の高い会計研修プログラム」のあり方について、具体例を交えてご紹介いたします。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

当社は、米国公認会計士(U.S. CPA)や米国弁護士をはじめとする、米国プロフェッショナル資格の取得スクールです。同時に、企業向けのオーダーメードの研修も数多くご提供しています。米国会計基準(US GAAP)や国際会計基準(IFRS)をベースとした財務会計研修を中心としつつ、企業価値評価や内部統制などの幅広いテーマで、新入社員向けの研修から経営陣を含む階層研修まで、さまざまなレベルで研修を実施しています。

〈研修例〉
企業会計入門(新入社員向け)
投資分析基礎研修(若手・中堅社員向け) 
取締役のための会計研修(経営層向け)

海外資格の専門校という特殊性から、当社では、欧米で行われている会計研修のカリキュラム研究を常に行っています。また、日本を代表するグローバル企業において研修を実施する中で、さまざまなニーズを把握しています。その中でも、先進的なプログラムをご提案できると考えております。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

現場のリーダーたる管理職の多くは、会計研修があまり好きではありません。それは、会計を知ることが自らの実績向上に直結するという実感が持てないからです。最も避けるべきなのは、「会計は経理・財務の仕事だから、自分には関係ない」との思いを強くさせるだけの研修です。

研修参加者に「会計は役に立つものだ」と実感させる研修カリキュラム、研修参加者の目の色を変えさせる研修カリキュラムとはいったいどんなものなのか?

当日はワークショップを通じて、このような疑問にお答えしたいと考えております。

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講演者プロフィール
伊藤 勝幸氏(いとう かつゆき)
株式会社アビタス 講師/米国公認会計士
大学卒業後、渡米してシアトルを拠点とした製造業に勤務。帰国後、大手監査法人の金融部に勤務。U.S.CPAを取得。金融機関に対する会計監査、自己資本比率規制監査、IFRSコンバージェンスアドバイザリー業務などを行う。アビタスで常にトップクラスの評価を受ける講師。

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