日本の人事部「HRカンファレンス2016-秋-」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント
2016年11月15日(火)・16日(水)・17日(木)・18日(金)開催 [会場]大手町サンケイプラザ [後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2016-秋-」トップ講演者インタビュー> 佐々木 聡氏(株式会社インテリジェンスHITO総合研究所 エグゼクティブコンサルタント)インタビュー

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ヘリコプター・ビューへと導く、マネジメント研修の効果的アプローチとは?

佐々木 聡氏 photo

株式会社インテリジェンスHITO総合研究所 エグゼクティブコンサルタント

佐々木 聡氏

ミドルマネジメント層に経営的視点を持たせたい、との期待は年々高まっています。7:2:1の法則が示すように、優れたリーダーは仕事経験から経営の要諦を学んでいる一方で、経験からの学びの質を高めるきっかけとして、ケースメソッド等の集合研修が機能します。どのようなアプローチが、より高く、広く俯瞰した視点へと導いていくのか、研修の設計手法を紹介し、部分的に体感していただきます。(協賛/テンプスタッフラーニング株式会社)

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

企業経営者がマネジャークラスに求めるもっとも重要なことは、「経営的視点」「一つ上の視点」です。しかし言うまでもなく、短期的に経営視点を身につけることは容易ではありません。長い経験の積み重ねを置いて経営的視点を身につけることなどできない、と誰もが確信しています。実際、7:2:1の法則が物語るように、優れた経営リーダーの多くは、経験と薫陶を通じて生み出されます。研修のような短期集中の機会は、わずか一割にすぎないのです。

しかし、その経験の質もさまざまです。良質な経験を生み出すきっかけは、研修という機会から生み出されています。また、長い年月をかけて得る時間的コストも無視できません。そう考えると、一割にあたる集中的な学びを充実させることが必要です。コミュニケーション力を身につけるといったスキル学習とは異なり、視点学習となると、2年間を費やすビジネススクールを除いて良質な場は、残念ながら見受けられません。われわれは少しでもこの一割の機会が、良質な経験へとつながるための方法を追及していくべきだと考えています。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

私はこれまで、マネジメント研修の講師を養成し、多くの研修コンテンツ開発にも携わってきました。受講者の立場で30種類を超えるマネジメント研修などを受講したり、ビジネススクールで500本近いケーススタディを題材に経営を学んだり、ケースライティングにも取り組んできました。

そこで見出したことは、気づきや学びといった場の創出は、講師の力量もさることながら、それを上回る学びの場の設計力にあるということです。不特定多数に対して、講師力に依存せず安定的に持続的に学びの場をつくりだす方法論を、本講演を通じてご紹介できれば幸いです。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

効果的な企業内研修の設計の方法論やコンテンツのつくり方を解くセミナーは、ほとんど見受けられません。今回は、企業内において人事教育部門に携わるプロフェショナルなご担当者の方々に向けて、メーカーをはじめ金融、サービス業、公共事業体などさまざまな組織にご提供し、支持されてきたマネジメント研修の学びのメカニズムをご紹介します。とくに研修講師として登壇したりコンテンツ作成にかかわったりされている方にとっては、研修設計の仕方や、コンテンツのつくり方、気づきや学びの方法論は、ご参考になるものと確信しております。この機会を、どうぞご活用ください。

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講演者プロフィール
佐々木 聡氏(ささき さとし)
株式会社インテリジェンスHITO総合研究所 エグゼクティブコンサルタント
リクルートにて、人事考課制度、マネジメント強化、組織変革コンサルテーション、新規事業等に携わる。ウィルソン・ラーニングワールドワイドを経て、ヘイ コンサルティング グループにて人材開発領域ビジネスの事業責任者としてマネジメントに従事。2013年より現職。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)

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