地味でも本気で新人を変えたい企業のための
「2014年新人研修企画短期集中講座」
株式会社ファーストキャリア 代表取締役社長
若鍋 孝司氏
内定・就職が分かりやすいゴールと化し、入社後に改めて目標やゴールの意味を教える必要のある昨今の新入社員。研修企画であれこれと新しい奇抜なやり方を検討しても、過去を知らない新入社員には唐突感があり、教える側の社員には異質で、充分に活用できないことも多いものです。本セッションでは、地味で目新しさがなくても、本質的な育成を実現する研修の構築・実行方法について、具体的に企画立案を行いながら考えていきます。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
若鍋:この時期になると、来年度の新入社員研修のご相談を頂戴することが多くなります。停滞感の強かった景況感に徐々に改善の兆しが見られる中、人材育成投資においては、これまでの縮小・コストダウン型から、拡大・積極投資型へと舵(かじ)をきりつつある企業様が増えています。予算の関係で削減したプログラムや、自己啓発・OJT任せとなっていた中長期的に必須のスキル・リテラシーに対し、「“今”がまさに強化・拡充のタイミング」とうかがうことが多くなりました。
しかしながら、これまで長い間、教育・研修企画の主論点を占めていたのは「コストダウン(時間・お金・クラス人数)」であったことも事実です。そのため、本質的に思考を優先すべきゴールや目的、教育メソッドなどの側面は、思考停止になりがちでした。「まずは自由に考える・デザインする」「ゼロベースで考える」と指示を出されて、あれこれと新しい奇抜なやり方を検討しても、過去を知らない新入社員には唐突感があり、教える側の社員には異質で、充分に活用できないことも多いものです。
本セッションでは、地味で目新しさがなくても、本質的な育成を実現する研修の構築・実行方法について、具体的に企画立案を行いながら考えていきます。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
若鍋:私たちは、社名のとおり、会社に入って最初のキャリアを築くことに特化した会社です。年間2万名にもおよぶ新入社員・若手社員研修実施の経験から、彼ら彼女たちがいち早く(自社の)一人前に成長するために、何が必要なのか、それをどう学ぶと効果的なのかを追及し続けてきました。
振り返れば、2013年度新入社員は、一見「まじめで素直で大人しく、言われたことをキチンとやる賢いヤツら」と見える一方、「超・マイワールド」の世界観を持った、史上最高に“育成が難しい”新入社員でした。2014年度に向けても、本質的に頭を使って“真の「企画力」”を駆使した育成企画が求められています。
私たちが日々接している企業様での事例から必要なエッセンスを抜き出し、どうすれば「今どきの新入社員に変化をもたらすことができるのか」について、具体的なソリューションをご紹介します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
若鍋:これから新入社員研修を企画される方、すでに例年決まっているプログラムに見直しの必要性を感じていらっしゃる方、変わりゆく新入社員・若手社員の傾向の本質を理解し、アプローチ方法を変えようと考えている方は、ぜひお聞きいただく価値のある内容です。自社で研修プログラムを内製化している方においても、具体的なヒントやTIPSをお持ち帰りになれます。問題・課題と感じられる点を抽象的でもよいので、頭に描きながらお越しいただければ幸いです。
- 株式会社ファーストキャリア
代表取締役社長 - 若鍋孝司氏(わかなべ・こうじ)
- 株式会社ニチレイ人事部にて制度改革・研修業務に従事。株式会社セルムを経て、2006年に株式会社ファーストキャリアを設立、代表取締役社長に就任。企業における本質的な若手人材育成の実現を推進している。著書:「20代でファーストキャリアを築ける人、築けない人』『草食系男子×肉食系女子、どちらが育つか?』
- 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
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