合理的思考方法を使って的確な問題解決・意思決定を
~KT法の紹介及び研修体験~
KEPNER-TREGOE JAPAN,LLC. 代表取締役社長
佐藤 健氏
弊社が展開するKT法による合理的な思考方法は、今日に至るまで半世紀以上に渡り世界中のトップ企業で活用され、目覚ましい成果を挙げてきております。日本においても40年に渡り数百社にのぼる企業で導入されており、日常業務の中での思考習慣を醸成し、短時間で正確な問題解決や最適な意志決定を導くことに役立てて頂いております。今回の体験会では、KT法の研修内容の一部を実際の研修と同じ形で体験して頂きます。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
佐藤:スピード感のある意思決定や、正確なトラブルの原因究明などが求められる場面で、直感に頼った判断をしてしまい、後で後悔をするような結果となってしまうという経験は、誰にでもあると思います。もちろんビジネスには直感も大切ですが、直感だけに頼っていては、しばしば誤った結論に飛び付いてしまう可能性があるだけでなく、同じ過ちを繰り返してしまう危険性も非常に高いのです。
そこで、思い付きで判断したり行動したりする前に、今一度手元にある情報を整理し合理的に「ものごと」を考えることで、確実に誤った判断を減らし、業務の精度と効率を著しく向上させることができます。そして、それが結果として早く問題を解決したり、良い結果を得ることにつながります。
我々ケプナー・トリゴー社では、50年以上に渡り世界中のトップ企業を対象に「KT法」と呼ばれる合理的思考方法の組織的導入を推進して参りました。日本においても40年間に渡り、数多くの日本を代表する企業において合理的思考方法の定着のお手伝いをして参りました。
組織に属する一人ひとりが合理的な思考方法を実践することで、思い付きで行き当たりばったりに行動することのない「考える集団」を生み出します。さらに、同じ合理的思考方法を共有することにより、それが組織内の「共通言語」となり、コミュニケーションの改善や一層の業務の効率化にもつながります。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
佐藤:「KT法」とは、米国の社会心理学者ケプナー氏とトリゴー氏が「優秀なマネージャーの成功の秘訣な何か」というテーマの元に1500件以上の事例を分析し、その中から成功事例に共通する秘訣を見出し、それを思考方法として体系化したものです。
机上の空論から生まれた手法ではなく、実際の実務事例の中から生まれたものであるため、「KT法」は非常に実践的であると言えます。日頃の業務の中で直面する意思決定や原因究明の場面で、実際に活用して成果を出すことに直接役立てることができます。
従って、研修プログラムもケース演習を多用し、「KT法」の手法や思考方法を確実に身に付けていきます。さらに、受講者の方には実際の業務上の課題をテーマに、「KT法」の実践的活用の練習も行っていただきます。このように単なる座学に止まらず、実際に受講者の方が自ら考え手を動かす時間を多く確保しているのも特徴です。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
佐藤:今回のワークショップでは、「KT法」研修の一部を、実際に受講者の立場で体験することができます。弊社の提唱する「合理的思考方法」に触れ、貴社の人材育成や業務の質的向上のヒントとしていただければ幸いです。
皆さまのご参加をお待ちしております。
- KEPNER-TREGOE JAPAN,LLC.
代表取締役社長 - 佐藤健氏(さとう・たけし)
- 日系自動車メーカー、外資系電子機器メーカーの日本法人代表などを経て、現在ケプナー・トリゴー・ジャパン代表。自動車メーカー勤務時代にKT法と出会い、その有効性を実感。現在はKT法を中心とした合理的思考方法を通じた企業の競争力向上に貢献すべく活動中。東京大学経済学部卒、ハーバード経営大学院(MBA)卒。
- 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
- 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-3 ヒューリック青山外苑東通ビル6階
- E-mail:hrc@jinjibu.jp