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日本の人事部「HRカンファレンス2013-秋-」トップ講演者インタビュー> 高橋潤氏(株式会社 リンクアンドモチベーション)インタビュー

講演者インタビュー

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~自ら取りに行く姿勢を定着させる~
ソフトバンク通信4社の新入社員育成の秘訣を探る

高橋潤氏 photo

株式会社 リンクアンドモチベーション
モチベーションマネジメントカンパニー 執行役 カンパニー長

高橋 潤氏

2013年に974名の新入社員を迎えたソフトバンクグループ通信4社(ソフトバンクBB、ソフトバンクモバイル、ソフトバンクテレコム、ウィルコム)と弊社が共に歩んできた3年間の新入社員育成を振り返り、企業側はどのような意図や想いを込めて育成を設計したのか、外部パートナーはどのようなフレームを用いて育成プロセスを設計したのか、イマドキの新入社員育成におけるポイントをお伝えいたします。


―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

高橋:2011年度325名、2012年度509名(うち5月入社110名)、2013年974名、事業の拡大に合わせて新卒採用人数も急増させているソフトバンクグループ通信4社(ソフトバンクBB、ソフトバンクモバイル、ソフトバンクテレコム、ウィルコム)。ただでさえ「育ちにくい」「社会人のマインドに変わりにくい」というイマドキの新入社員の特性に加え、人数増による「多様化」を考慮しながら、「自ら仕事を取りに行くソフトバンク人としての自覚」を一様に伝達し変容することの難易度は年々増すばかりでした。

この育成難易度を極める環境下において、ソフトバンクグループ通信4社の新入社員育成における”成功の秘訣”は「(1)新入社員に望む行動の具体化、明確化」と(1)の実現に向けた「(2)多くの人メディア(役割・機能)の巻き込み」、さらには「(3)現場を含めた一貫した徹底力」「(4)研修期間のストーリー設計」の四つのポイントでした。

ソフトバンクグループ通信4社とリンクアンドモチベーションが共に歩んできた3年間の新入社員育成を振り返り、企業側はどのような意図や想いを込めて新入社員研修を設計したのか、外部パートナーはどのような学術的な背景やフレームを用いて育成プロセスを設計したのか、企業側、外部パートナーの両側面からイマドキの新入社員育成におけるポイントをお伝えできればと思います。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

高橋:リンクアンドモチベーションは「Building New Behavior」というスローガンを掲げ、「企業のビジョンや戦略遂行のための行動変容を実現することで企業に新たな”当り前”を作り出す」ことに重きをおいた人材育成を支援しています。新入社員育成においてもただ単に「学生から社会人へのマインドチェンジの実現」というだけでなく、「社会人としての行動」ひいては「その会社らしい行動」へと変容させることが我々が介在する価値と考えています。

学生時代では“当り前”だった思考、行動習慣を根底から覆し新たな行動規範、判断基準を植え付け、その後、行動の徹底により新たな“当り前”を根付かせる。この一連のプロセスの支援ができなければ「変わりにくい新入社員」は変わることはありません。本講演でも、一時的な研修では実現できない新入社員の行動変容に焦点をあてた施策をご紹介いたします。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

高橋:まさに、これから新入社員育成の全体像をご検討される方々も多いと思います。お伝えすることが全てではありませんが、研修を企画する企業側の思考プロセスや想いと、その思考や想いに応えた外部パートナーの学術的背景、フレーム、経験など、企業側の視点、外部パートナー側の視点のポイントを整理してお伝えいたします。

配属先の現場から「今年の新入社員は違う!」と言われるような新入社員育成を実現するためのご参考にして頂ければと思います。皆さまのお越しを心よりお待ちいたします。

講演者プロフィール
株式会社 リンクアンドモチベーション
モチベーションマネジメントカンパニー 執行役 カンパニー長
高橋潤氏(たかはし・じゅん)
帝国ホテルを経て、2005年にリンクアンドモチベーション入社。2009年よりモチベーションマネジメントカンパニー営業企画部部長。2013年よりモチベーションマネジメントカンパニーカンパニー長に就任。

本カンファレンスに関するお問合せ
  • 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
  • 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-3 ヒューリック青山外苑東通ビル6階
  • E-mail:hrc@jinjibu.jp