――　今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

村松：多くの企業が厳しい市場環境でコスト削減を行ってきましたが、そろそろ限界に近づいています。あらゆる業界で、売上を上げていくための投資が必要になってきました。通常、中堅・中小企業の商品開発や広告宣伝、異分野進出などの投資判断は、経営者が行います。この経営判断にはマーケティング思考が必要になります。

しかし、マーケティングは単に市場調査や集客、広告宣伝と思われたり、複雑難解といったイメージがあるため、経営判断にマーケティングが必要との意識がある経営者は少ないものです。

経営者のマーケティングリテラシーが低い場合は、大きな投資判断ミスにつながる可能性があります。また、現場からよい提案がなされても経営者が気付かない、聞き入れないという状況を招いてしまいます。いくら社員様だけがマーケティングに強くなっても、うまく機能しません。理想的な状態はトップを含めて、マーケティングに強い会社になると決断することです。経営者も社員様もマーケティングという共通言語をもって戦略を検討していける文化をつくることが大切です。マーケティングに強くなれば、投資の成功確率を高めていく事が可能です。

本講座では、私どものクライアントの成功事例をもとに、経営者が持つべき重要なマーケティング視点をお伝えするとともに、マーケティングに強い組織をつくるための具体的なソリューションをご提案いたします。

――　貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

村松：一般的なマーケティング会社は、お客様に「価値を届ける」マーケティングの支援を行います。しかし、企業では「価値を生み出す」ところからマーケティングがスタートします。私どもは創業以来、中堅・中小企業専門のマーケティング会社として、価値を届けるマーケティグはもちろんのこと、新しい価値を生み出し、付加価値の高いブランドを創出するマーケティングを支援してきました。また、近年は個別支援にとどまらず、マーケティング人材の育成を支援しています。

当社は、中堅・中小企業に対して、価格競争に巻き込まれない、新しいブランド価値の創造をお手伝いできる数少ないマーケティング会社です。これまで新ブランドにより、健康食品売上15倍増、雑貨製品売上10倍増（DIYホームセンターショー新商品コンテスト金賞受賞）、飲食店再生（売上2倍増）、歯科医院再生（新規患者4倍増）、家電製品売上10倍増などの実績があります。今年は、日経流通新聞の第一面にヒット商品として取り上げられた事例もお手伝いさせていただきました。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

村松：企業が商品やサービスの価値を生み出し、それをお客様に届ける一連の活動において、できるだけ無駄な投資をしないで欲しいと願っています。私どもは、そのためにマーケティングの必要性を啓蒙しています。生の成功事例はなかなか他では聞けない内容です。また、ワークショップでは皆さまの事業に活用できる考え方をお持ち帰りになれます。

マーケティングに強い会社づくりにご興味がございましたら、本講座がお役にたてると思います。特に熱い「想い」をもって事業に取り組む経営者の方に参加していただきたいと思います。

※抽選で3名様に当社の著書『儲ける！会社が知っている　結果の出るマーケティングのやり方・使い方』（明日香出版社）をプレゼントします。