eラーニングの新しい潮流を考える
~企業、大学マーケット250の活用事例から~
メディアサイト株式会社 執行役員
南 常治氏
我々はブロードバンド元年と言われた2000年より、映像配信に特化したソリューションを提供して参りました。2000年はeラーニング元年とも言われ、映像とeラーニングは非常に深い相関関係にあります。昨今eラーニングへの新しい潮流として、個人個人に最適化された学習を自動で提供する「アダプティヴラーニング」が注目されています。本講演では企業・大学での映像とeラーニングの活用について、事例を中心にご紹介します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
南:ITを活用した教育研修全般を意味する「eラーニング」が欧米で注目されるようになったのは、1990年代の終わり頃。日本では2000年が「eラーニング元年」と言われました。
Mediasiteは、映像コンテンツ配信に特化した製品戦略に基づき、ブロードバンド元年と言われた00年からeラーニングに対し映像配信のソリューションを提供して参りました。そして12年、よりインタラクティブな学習のツールとして、またネットワークを介したソーシャルラーニングの手法としてモバイルラーニングの導入が進んでいます。
学習ツールの幅が広がり、次に注目されているのは「アダプティブラーニング」です。学習者それぞれに最適な学習方法を提供するために、eラーニングがどう活用できるのかという事に重点を置いてお話しします。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
南:Mediasiteは大学における授業収録・配信、企業における教育研修・配信システムとして世界シェアNo1の実績を持つ製品です。世界的に有名な海外の市場調査会社であるフロスト&サリバンによりCampus Webcastingのデファクトスタンダード製品として、6年連続で選ばれています。日本では文部科学省助成事業である「がんプロフェッショナル養成基盤推進」プロジェクトにおいて、関東地区(筑波大学・千葉大学・埼玉医科大学・茨城県立医療大学)連携による単位互換e-Learningシステムが評価され文部科学大臣賞を受賞しました。大学、企業に関わらずMediasiteの使い方は100通りを超えています。Mediasiteが、大学における教育改革、企業における業務プロセス改革に多くの貢献をしています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
南:モバイルラーニングやアダプティブラーニングに例えられるように、学習環境やデバイスの多様化により、eラーニングにも大きな変革が起きています。リッチメディアコミュニケーションのリーディングカンパニーとして活動してきた我々だからできる、ソリューションやサービスを提案し続ける事がミッションであると考えています。
- メディアサイト株式会社 執行役員
- 南 常治氏(みなみ・じょうじ)
- 2001年メディアサイト株式会社入社 雇用能力開発機構の京都「しごと館」開設に際し動画による職業紹介データベースシステム構築に参画 現在、大学及び一般企業向けRichMedia Contentsの制作・インターネット配信・サーバー管理システムのマーケティング&コンサル業務に従事
- 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
- 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-3 ヒューリック青山外苑東通ビル6階
- E-mail:hrc@jinjibu.jp