大企業で社員の生産性を30%高める研修と施策を成功させる、
たった3つのステップ
株式会社プロスタンダード 代表取締役社長
若林 雅樹氏
早帰りDAYなどの施策が形骸化し、頭を抱えている経営・人事の方は多くいらっしゃいます。現状そうでも、個人の業務効率を上げる研修を行い、労働時間の染み出しを防げば施策がうまく回り出し、大きな成果が出ます。しかし、研修では社員が即使えるスキルを提供する必要があり、ここに一番の難しさがあります。本講演ではどのようなテーマで研修を行えば良いか、またその後どのように施策の徹底度を高めるかをお話します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
若林:大企業でホワイトカラーの社員の生産性を高めるには、絶対に外してはいけないポイントがあります。多くの大企業が早帰りDAYや有給休暇の取得奨励などの組織風土改革、BPRなどの業務改善による工数の削減に取り組んでいますが、生産性向上を実現できているという確かな手応えがある企業は少ないのではないでしょうか。それもそのはずです。企業のIT化が進む中で社員のIT回りの仕事量が急増しているため、組織風土改革や業務改善だけでは間に合わない事態が発生しています。ゆえに、IT化にも対応した研修を行っていく必要があります。例えばメール一つを取っても、インターネットが普及し始めた当初はメール処理にかかる時間は少なかったはずです。しかしながら、今日ではメール処理だけでも1日数時間かかっているという調査結果があります。IT化に対応した研修を行わなければ個人の「我流」に委ねられ、IT回りの仕事が強い人でない限り、生産性は下がり続けます。逆に、IT回りの仕事を効率化させるだけで生産性を30%以上高められます。
メールは一例ではありますが、IT化に対応した研修とその他の施策を連動させていくことは生産性向上への近道となります。本講演では、IT化に対応した研修の中身と、その後どのように早帰りDAYなどの施策の徹底度を高めるか、三つのステップに分けてお話します。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
若林:前職では5,000人企業で経営と現場の間に立ちながら、生産性向上の企画・運営を行ってきました。大企業が生産性向上に成功するまでに陥る問題点を全て経験してきたため、何をやらなければいけないかだけでなく、どのようにやらなければいけないかを熟知しています。
またプロスタンダードは、ITスキルに重点を置いた能力開発をベースに、ホワイトカラーの生産性向上に特化した会社です。下記3点で大企業のホワイトカラーの生産性向上を支援しています。
(1)1,000名超の生産性向上を実現してきた実績ある、ITスキルに重点を置いた研修プログラム
(2)研修後の講師との1対1フォローによる受講者の”我流”解消
(3)研修内容の習慣化までの体系的なフォロー
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
若林:ホワイトカラーの生産性向上は一朝一夕には成し得ません。また、生産性向上の実現までには、さまざまなハードルが待ち構えています。ポイントを押さえずに取組みを行うことは、失敗の確率を高めることにつながります。失敗しても再度チャレンジすれば良いという考え方もできますが、失敗を重ねるほど現場は「またか……」という反応を示すようになり、生産性向上の難易度が上がっていきます。
真剣にホワイトカラーの生産性向上を検討している企業、既に取組みを行なっているものの、思うような成果が上がっていない企業にぜひご参加いただきたいと考えています。
- 株式会社プロスタンダード
代表取締役社長 - 若林雅樹氏(わかばやし・まさき)
- 早稲田大学理工学部卒業。株式会社インテリジェンスに入社し、一貫して人事を経験、生産性向上が難しいと言われた組織で改革に取組む。経営と現場の間に立ちながら企画・運営を行い、5,000人企業が生産性向上に成功するまでに陥る問題点を全て経験。その経験・ノウハウを活かし、現在大手企業向けにサービスを提供中。
- 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
- 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-3 ヒューリック青山外苑東通ビル6階
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