株式会社NEWONE 代表取締役社長
上林 周平氏
技術革新や働き方改革が加速する中、若手を中心に労働観や価値観が多様化しています。このような時代において、仕事の提供価値も変わっていく中、新入社員の育成はどうあるべきなのでしょうか。本講演では、意味や納得感を大事にするイマドキの新入社員の本当の主体性を引き出す方法と、仕事そのものが面白いと感じるメカニズムなど、今の時代に合わせた育成のポイントについてお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
昨今の新入社員の傾向や働き方改革などの社会情勢の変化に対して、新入社員研修やOJT育成をはじめとした「新入社員育成」がうまくいっていないという方にお役に立てるかと思います。
具体的には「早期離職」「新入社員の主体性不足(受身的、当事者意識が薄い)」「新入社員育成のゴールが決めきれていない」「OJTが現場任せになっている」などといった課題に対して、本年度大手企業が「刷新」をテーマにご導入いただいた具体的な事例を用いながら、解決策をご紹介します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演は、大きく二つのパートに分かれます。
前半パートでは、昨今の若手の傾向についてお伝えします。今の若手社員は、デジタルデバイスがあるのが当たり前の環境で育ち、ゆとり世代とも呼ばれます。どんな仕事に対しても自分が行う意味を大切にする、社会への貢献意識も強いといった若手の傾向について、考える機会を設けます。
加えて、人生100年時代と言われる中、若手の意識がどう変わっていくのかについて考えます。このような変化は、書籍『LIFESHIFT 100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社)でも触れられています。例えば、1社で働き続けることが当たり前ではなくなることや、個人としての力をつける意識が高まるなど、政府が推進する「働き方改革」で加速するであろう変化について、改めて考えたいと思います。
後半パートでは、大きな変化が起こっているこの時代において、新入社員育成はどうあるべきかを考えます。終身雇用という前提意識が薄れ、多様な働き方が身近になる中で、今後の自社を背負ってもらいたい新入社員をいかに育成するか。また、生産年齢人口の減少が確実な今後の社会を担う新入社員に何を伝えるべきか。納得感を大切にする若手社員にどうアプローチすべきか。我々は、組織へのエンゲージメントを高め自走する新入社員を育成するための具体的なポイントや事例を共有します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
私自身、新入社員研修に15年以上講師として登壇してきて、特にここ数年は受講者の状況に大きな変化を感じております。新入社員育成にもいよいよ変化が求められるのです。
ただ「楽に働く」ではなく、活力・熱意を持ち、没頭ができることによって、働くことへの充実感が高まる世の中にしていきたい。
「エンゲージメント」を中心に探求し、人材育成・組織開発のサービスをリリースしてきた我々NEWONEとして、「これから」の新入社員育成に対して本質的な価値を提供していく所存です。当日は、皆さま方と一緒に「これから」について考えていきたいと思います。
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