[主催]『日本の人事部』(株式会社アイ・キュー)
[後援]厚生労働省 経済産業省 [会場]グランフロント大阪
講演者インタビュー
パフォーマンス・マネジメント改革 ~人事制度と組織・チームの思考・行動の変革~
株式会社Consulente HYAKUNEN 代表取締役社長
前山 匡右氏
今、世界のグローバル企業を中心に、従来の人事制度や人材マネジメントの考え方を刷新する動きが起こっています。一方日本では、人事制度の構築や見直しを繰り返しても、効果が実感できないという声が聞かれます。本講演では、海外の最新トレンド、学術研究、独自調査結果を踏まえ、多様な角度から社員のやる気と組織の成果につながるHRMの考え方や、改革を推進する際のポイントを解説します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
今、世界のグローバル企業を中心に、従来の人事制度や人材マネジメントの考え方を刷新する動きが起こっています。これは、進化が著しい脳科学などの知見を背景に、これまでのパフォーマンス・マネジメント(人事制度)が上司と部下の関係を悪化させたり、評価(評語・相対調整)が社員のモチベーションを低下させたりする問題に対処するものです。
日本でも、このような問題を抱えている企業が多く、一部では、グローバル企業に追随する動きが見られます。しかし私たちは、これまでの企業変革や人事制度改革の現場での実践経験から、ただまねるだけではうまくいかないのではないか、と危惧しています。
日本で新しいパフォーマンス・マネジメントが普及していないのは、まだ国内に知見が少なく、本当に必要なアプローチができる人材が少ないことにあると考えています。問題に対処するには、制度を変えるだけでなく、同時に上司・部下の関係性を中核とした組織・チームの意識(思考・行動)の変革を行っていくという、独特の取り組み方が求められます。
本講演では、海外の最新トレンド、学術研究、独自調査結果などを踏まえ、多様な角度から社員のやる気と組織の成果につながる人事制度・人材マネジメントのあり方・考え方を解説するとともに、自社の状況に合わせてパフォーマンス・マネジメント改革を推進する際のポイントをご紹介します。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
Consulente HYAKUNENは、大手シンクタンクで企業の変革・成長支援、人事制度改革支援を多数行ってきたメンバーと、人材育成をとおして地方創生に取り組む人材、社会的課題解決に従事する研究者、経営学者で構成されています。経営学だけでなく、脳科学、心理学、哲学、歴史など、さまざまな分野の理論・知見と、変革の現場での実践経験をもとに、日本各地で本物の人材づくり・組織づくりの支援を行っています。
また、私たちのクライアントやこれまでに知り合った方々が、日本各地で学びのコミュニティを形成しています。HYAKUNENの際立った特徴の一つは、このコミュニティを通じて、多様な企業の方々との交流と研鑽(けんさん)から深い学びを得ることができる点にあります。今、HYAKUNEN COMMUNITY は全国で広がり、126社の経営者・リーダー・マネジャーからなるコミュニティとなっています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
さまざまな企業が戦略の達成や人材の成長をねらい、人事制度の構築や見直しを繰り返しています。しかし、実際には「評価制度が複雑化し、社員の評判が悪く、事務作業だけが煩雑になっている」「人事制度が会社の業績向上に役立っているのかわからない」といった声が聞かれます。
このような中、昨年行った同テーマの講演では、「多くの人事セミナーを受けてきたが、今までとは違う挑戦的な内容に刺激を受けた」「拙速に改革を進めようとしていたが、何から手をつければよいのか再考が必要だと気づいた」といった感想をいただきました。
本講演を、貴社の新しい人事制度や人材マネジメントを探求するきっかけにしていただきたいと思います。
- 前山 匡右氏(まえやま きょうすけ)
- 株式会社Consulente HYAKUNEN 代表取締役社長
- 電機メーカー、シンクタンクを経て創業。様々な分野の知見とコンサルタント、経営者として培った実践知を統合し、大企業の戦略立案、全社変革、経営トップや幹部の育成など、難度の高い分野のコンサルティングを数多く実施。数々の経営トップから圧倒的な評価を得ている。
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