企業人事部門
最優秀賞
- サイボウズ株式会社
- 「100人いれば、100通りの働き方」
サイボウズでの仕事を複(副)業とする人材を募集する『複業採用』 - 取組の詳細はこちら
このたびは最優秀賞に選出いただき、誠にありがとうございます。複業採用は「100人いれば、100通りの人事制度」という方針のもと、サイボウズが10年来重ねてきた働き方多様化の取り組みの上に実現できた企画です。応募いただいた一人ひとりの状況に合わせ、採用担当のみならず受け入れる現場チーム、手続きなどを進める総務、リスク管理の内部統制など横断的な協力の上に成り立っています。複業するメンバーとのチームワークのあり方はまだまだ模索中ではありますが、イノベーションを興す組織づくりやシニア活用など、日本の労働問題を解決する一つの切り口になる可能性を秘めていると感じています。誰もが自由に働き方を選び、個性を活かした多様なチームが実現される社会になることを願い、複業採用がその一助になることを期待してさらなる挑戦を続けてまいります。
執行役員 事業支援本部長 中根弓佳様から受賞のコメント |
選考委員長の守島氏が表彰 |
個人の自立と多様な働き方を実現する 新たな採用スタイルが、高く評価されました |
優秀賞
- 森下仁丹株式会社
- オッサンも変わる。ニッポンも変わる。
性別・年齢不問。挑戦し続ける人材を募集する『第四新卒採用』 - 取組の詳細はこちら
少子高齢化・労働人口減少などさまざまな課題を克服すべく、多様な働き方の推進が加速している中、森下仁丹では、新卒と同じフレッシュな気持ちを持った40~50代を中心とする幅広い年齢層を対象にした「第四新卒採用」を行いました。おかげさまで多方面からご注目をいただき、皆さまからご評価いただきましたことを大変光栄に思います。日本の中高年世代の方々に、年齢にかかわらず、新しい活躍の場所があることと、能力を活かして社会を変革していってほしいというメッセージを、今回の活動で発信することができたと感じています。高齢化が進み定年後の余生をのんびり過ごすとも言っていられなくなった今、中高年の働き方も変化していいはずです。森下仁丹は、性別だけでなく、年齢やキャリアを含めた人材の多様化、真のダイバーシティ企業を目指してまいります。
専務取締役 森下雄司様から受賞のコメント |
選考委員の水田氏が表彰 |
人材を性別や年齢を問わずに採用することで、 ベテラン人材の活用とマネジメント人材不足に 対する一つの解を示しました |
特別賞
- One JAPAN
- 大企業の若手・中堅有志団体の実践共同体
- 取組の詳細はこちら
2016年9月、One JAPANは発足しました。企業の人事部門でもなく、法人格も持たない私たちが、このような栄誉ある賞をいただくことができ、大変光栄に思います。私たちの取り組みは、企業人事や労働組合とは異なる、新しいアプローチです。大企業病の最たる症状の一つである「組織の縦割り」を超えて、想いを持った個人たちが自発的に「共創」や「社内活性化」などに取り組んでいます。私たちは大企業の中で、「挑戦する個人を増やす」「風土を変革する」ことを目指しています。「空気を読む」から「空気をつくる」へ変えていきたいと思っています。僭越ではありますが、経営者や企業人事の方、企業に属する社員の方のヒントになれば幸いです。一緒にこの病を解決していきましょう。今回投票いただいた方々、審査員の先生方、これまでご支援いただいた皆さまに感謝申し上げます。これに留まらず、さらに歩みを進めてまいります。
共同発起人・代表 濱松 誠様から受賞のコメント |
選考委員の佐々木氏が表彰 |
企業の枠を超えて若手社員が力を結集させ、 社会をよりよくするために活動する姿勢が 高く評価されました |
個人の部・最優秀賞
- 髙倉 千春氏
- 味の素株式会社 理事 グローバル人事部 次長
- 受賞者の詳細はこちら
グローバル企業の強みと醍醐味な何でしょうか? まさに多様な人財が各自の特性を活かして活躍し、会社が持続的に成長することで一人ひとりが活躍する場がさらに創出できることではないでしょうか。現在、130の国や地域に製品を提供していますが、“真のグローバルカンパニー”を目指して、「持続的な会社の成長」と「社員一人ひとりの成長」が同期するグローバル人事プラットフォームを構築しています。将来の戦略を基に、各キーポジションの職務要件、人財要件を明確にし、それに適した人財を発掘、育成、登用していく仕組みをグローバルで展開しています。まさに、「適所適財」を実現することで将来戦略の実現を促し、一方、各自の特性とキャリアプランに基づいた育成、登用を加速しようと考えています。3万4千人の世界各国のメンバーの強みと志をチームの力とし、次世代の意欲の高いメンバーがますます活躍できる組織基盤を作っていきたいと考えています。今回は、この数年実行してきた取り組みに多くの方から共感いただき、このような賞をいただきましたことに心より感謝しております。
髙倉千春様から受賞のコメント |
選考委員長の守島氏が表彰 |
味の素における人財マネジメント改革など、 人事プロフェッショナルとしての長年にわたる 数多くの実績が高く評価されました |
書籍部門
最優秀賞
- やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
- 著者:アンジェラ・ダックワース/訳者:神崎 朗子/出版社:ダイヤモンド社
- 書籍の詳細はこちら
著者のアンジェラ・ダックワース博士は、元中学校の教員で、どうすれば生徒たちの力を伸ばせるのかということを探求する熱意から、この「やり抜く力」の研究に踏み込んでいきました。私自身、本書は自分の力を伸ばすノウハウとしてもさることながら、人の力を伸ばすにはどうすればいいかについて、きわめて重要な指針を提供する画期的な本だと考えています。ですので、今回こうして、まさに社会において人を育てる役割にある人事の皆さまに届き、ご評価いただけたことが大変うれしく思っております。ぜひ、本書のノウハウを人材育成に生かしていただけましたら、これに勝る喜びはありません。また本書は、研究として興味深いだけでなく、著者が「やり抜く力」の秘密を探求していくストーリーも楽しめる作品になっています。その読み物としての魅力を、訳者の神崎朗子様に美しい日本語で余すところなく再現していただきました。今回、このような栄誉ある賞をいただけたのは、その訳文に負うところもまた非常に大きいと思っております。本当にありがとうございました。
著者のアンジェラ・ダックワース様からビデオレターでコメントをいただきました。
私の著書『やり抜く力』を楽しんでいただき、とてもうれしく、感動しています。この本の執筆プロジェクトは、私のこれまでの経験の中で最もハードなものでした。執筆には一年を要しましたが、かけた労力や時間が報われるのだろうか、意味があったのだろうかと、常に自分に問いかけていました。今、その答えは「yes」であると思っています。どのように人々が夢を叶えるのか、自分の信じるもののためにどんな努力すればいいのかを研究する学問は、人々の役に立つものだと考えています。私は18歳の頃に、埼玉の上尾で夏を過ごしました。その時の想い出はずっと心に残っていて、日本には強い愛着があります。日本語は長い間、話したことがありませんが、ぜひ日本語でお礼を伝えたいです。“どうもありがとう”。日本の皆さんにお会いできることを、楽しみにしています。(協力:株式会社タトル・モリエージェンシー)
書籍編集局第一編集部 副編集長 三浦岳様から受賞のコメント |
選考委員の八木氏が表彰 |
成功と目標達成のために必要な「やり抜く力」の 身につけ方や伸ばす方法を明らかにし、 高く評価されました |
優秀賞
- ヤフーの1on1―― 部下を成長させるコミュニケーションの技法
- 著者:本間 浩輔/出版社:ダイヤモンド社
- 書籍の詳細はこちら
本書のテーマである「1on1ミーティング」は、週1回30分、上司と部下とで行う対話のことです。この極めて単純とも言える行動が、個々の社員を成長させ、組織を活性化し、引いては会社の業績を向上させるという話が書かれています。現時点ではまだ仮説検証段階かもしれませんが、ヤフー社としては5年間の試行錯誤からすでに手応えを感じていますし、最近ますます多くの企業や個人の皆さまから高い関心を持たれていることも実感しているところです。このたび「HRアワード」にてご評価いただいたことは、この関心の高まりの一つの現われだと捉えています。もともとはヤフー社内の課題に目を向けて、強い組織づくりを実現するために手をつくした中での一つの施策でした。気がつけばその手法は自社だけでなく、あらゆるビジネスシーンに求められる存在となっていたという印象です。一方で「1on1ミーティング」は、ヤフーが発明したものではありません。一実践者として、関心を持つ社外の方々と意見交換しながら、より優れたツールに磨き上げていけたらという思いが本書制作のきっかけでした。今回の受賞によって、当初の意図を大いに後押しいただいたと感じています。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
ピープルデベロップメント部 吉澤幸太様から受賞のコメント |
選考委員の水田氏が表彰 |
社員を成長させる コミュニケーションの技法を紹介することで、 新たな人材育成のあり方を示しました |
プロフェッショナル部門
組織変革・開発部門 最優秀賞
- 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ、株式会社マクロミル
- 成長企業のための組織診断サーベイ「個と組織の成長を診るメガネHR Glass」
- サービスの詳細はこちら
このたびは、このような栄えある賞をいただき、誠にありがとうございます。HR Glassは多くのベンチャー・成長企業の経営者の方々からうかがう「事業のスピードに人・組織の成長が追いつかない」という深いお悩みに応えるべく、弊社が持つコンサルティングでの課題解決の知見とアセスメント開発の知見を生かし、『事業の成長過程で直面する人・組織課題をあぶり出し、手遅れになる前に解決を支援したい』という思いを込め、インターネット調査のリーディングカンパニーであるマクロミル社と協力してリリースしたサービスです。多くの企業・個人の方々の成長をご支援すべく、今後もマクロミル社と共に、サービスを磨き上げていきたいと思います。改めてありがとうございました。
執行役員 統括部長 藤島敬太郎様から受賞のコメント |
選考委員の八木氏が表彰 |
個人と組織の成長度を可視化することで、 企業の課題解決を支援しました |
組織変革・開発部門 優秀賞
- 株式会社アトラエ
- wevoxはサーベイから従業員のエンゲージメントを測定し、組織の課題を特定する
- サービスの詳細はこちら
wevoxはエンゲージメントという指標を定量化し、組織の状態を可視化するサービスとして2017年5月に正式リリースいたしました。具体的には離職低減や生産性向上、マネージャー育成などの目的にご利用いただいております。「パルスサーベイ」と呼ばれる高頻度かつ低コストのサーベイを実施することで、組織の問題にリアルタイムに気付き、かつ実施した組織改善施策の効果測定までも実現するサービスです。昨今「働き方改革」が注目され、採用難の市況であるということもあり、サービスリリースから約半年で業界や従業員規模問わず、200社の企業様にご利用いただくサービスに成長いたしました。今回の誠に光栄な受賞に恥じぬよう、これからもさらに多くの企業にご利用いただき、改善策までも提供することで組織課題を解決するツールに成長させていくべく、チームメンバー一同尽力して参ります。
wevoxチーム 湊 健二様から受賞のコメント |
選考委員の水田氏が表彰 |
組織の現状を可視化して 従業員のエンゲージメント向上をサポートすることで、 企業の課題解決に貢献しました |
人材開発・育成部門 最優秀賞
- 株式会社ワークハピネス
- 社会起業家の卵×大企業の次世代リーダーで本格起業を目指し、
イノベーター人財を育む「ニッポンイノベーター塾」 - サービスの詳細はこちら
「ニッポンイノベーター塾」では、「日本のチカラを結集させたイノベーションにより、未来の世界の子供たちに希望をもたらす」ことをミッションに掲げ、異業種連合により新事業を創出するオープンイノベーションプロジェクトを2017年より始動させました。高い志を持って社会起業家を目指す個人と、多くのリソースを持つ大企業の次世代リーダーが本気の異業種連合チームを組み、未来に直面する世界の大きな課題を解決するスタートアップを立ち上げるというこのプログラムは、世界でも例のない取り組みです。理想は大きく掲げておりますが、まだまだ課題も山積で、試行錯誤を繰り返しながら少しずつ前に進んでいます。今回いただいた大変名誉ある賞を励みにしながら、これに甘んじることなく、来年はニッポンイノベーター塾から生まれた製品・サービスを皆さまにより多くお届けできるよう邁進していきます。温かいご声援、誠にありがとうございました。
起業支援チーム スーパーバイザー 鬼海 翔様から受賞のコメント |
選考委員の水田氏が表彰 |
新規事業創出を実現できるイノベーター人財を 育成するプログラムとして、高く評価されました |
人材開発・育成部門 優秀賞
- ストックマーク株式会社
- 経産省他500社が導入、情報収集をAIが効率化するWEBニュース配信を提供「Anews」
- サービスの詳細はこちら
ホワイトカラー業務の20%は「情報収集」に使われており、さらにチームでチェックすべき重要ニュースはほとんど同じにもかかわらず、いまだに各個人で非効率な情報収集が行われています。Anewsでは国内外3万メディアからリリースされる1日30万記事を収集・解析し、最先端のAIにより各企業・部署別にカスタマイズして配信することで、ビジネスにおける情報収集の効率を飛躍的に向上させます。Anewsは現在、経済産業省様、帝人様、セブン銀行様、博報堂様、三菱商事様、リクルート様など、2017年4月のリリースから半年ですでに500社以上にご利用いただいています。引き続き、全てのビジネス活動のベースとなる「情報収集」をAIで効率化することで、ホワイトカラーの生産性向上を目指してまいります。
代表取締役社長 林 達様から受賞のコメント |
選考委員の佐々木氏が表彰 |
ビジネスにおける情報収集を AIで飛躍的に効率化させることで、 生産性の向上を実現しました |
人材採用・雇用部門 最優秀賞
- Sansan株式会社
- 転職潜在層と企業との最適なマッチングを実現する新しいプラットフォーム
「Eight Talent Solutions」 - サービスの詳細はこちら
Eight TalentSolutionsは、名刺アプリ「Eight」の新サービスとして、2017年6月からスタートした、新しい形のキャリアソリューションです。日々、ユーザーがEightを使うことで蓄積される情報を基にして、各ユーザーのキャリアにどんな可能性があるのか、どんな業界や企業に親和性があるのかを分析し、ユーザーと企業をつなげます。このサービスによって、ユーザーは、自分の評価されるポイントを客観的に捉えられることができ、転職活動のためだけではなく、現職でのキャリアアップの参考にすることもできます。今回の受賞は、ユーザーや企業の皆さま、人事業界の皆さまにEightの有用性、大きな可能性を感じていただいた結果と考えています。現在、Eight事業部では、サービスとしてさらなる進化を遂げるため、ユーザーの皆さまに大きな発見を提供するための新機能、新サービスを構想中です。これからもEightがユーザーの皆さまにとってのビジネスプラットフォームになるべく、尽力してまいります。
Eight Talent Solutions 事業責任者 西村 晃様から受賞のコメント |
選考委員の佐々木氏が表彰 |
転職潜在層と企業との最適な マッチングを実現することで、 新たな採用のあり方を示しました |
人材採用・雇用部門 優秀賞
- エン・ジャパン株式会社
- 日本初の採用支援ツール「engage(エンゲージ)」
採用HP作成から応募者管理まで全て無料 - サービスの詳細はこちら
当社が実施した調査によれば、求職者が企業選びの際に利用する情報は企業ホームページ、求人サイト、企業クチコミサイトです。企業ホームページは76%の求職者が参考にしています。しかしながら、スマホ最適化して応募フォームも完備された採用ページを、自社ホームページに設けている企業は約3割という現状があります。背景には採用ホームページの構築や運用費用は数百万円かかってしまうこと、担当者を配置できないことなどのコストや人員面での課題がありました。そこで生まれたのがエンゲージ。採用ホームページ作成・応募管理の機能を、すべて完全無料で提供しています。導入企業はコストや人員を割かず、採用ホームページを充実させ、応募者対応まで行うことが可能です。ローンチから1年、5万社を超える企業に導入にいただくサービスに成長しました。今後もエンゲージを通じ、求人企業から求職者への情報提供を促進させることで、1社でも多くの企業で「入社後活躍」を実現していきます。
代表取締役社長 鈴木孝二様から受賞のコメント |
選考委員の八木氏が表彰 |
企業から求職者への情報提供を促進し、 入社後のミスマッチを防ぐ転職活動を実現しました |
人事労務管理部門 最優秀賞
- 株式会社日立ソリューションズ
- AI予測で休職者の発生を抑止。健康経営の実現を支援する「リシテア/AI分析」
- サービスの詳細はこちら
弊社は、10年以上にわたりワークスタイル変革の取り組みを続けてきており、その中で実に多くのハードルを乗り越えてまいりました。その成果のいくつかを「ワークスタイル変革ソリューション」としてご提供しています。その中のひとつが受賞した「リシテア/AI分析」です。「リシテア/AI分析」は、人事総合ソリューション「リシテア」の人財データをAIで分析することにより、ストレスケアの必要な従業員の予測や組織パフォーマンスの見える化を行うサービスです。ストレスケアの必要な従業員を予測する社内検証では、「リシテア/AI分析」により全休職者の53%を予測することができました。このたびは弊社のサービスを評価していただき、ありがとうございました。これを励みに、これからも弊社自身が先進的なワークスタイル変革に挑戦し、そこから得た知見を活用することで、皆さまのお役に立てるよう活動してまいります。
スマートライフソリューション事業部 事業部長 石原繁樹様から受賞のコメント |
選考委員の佐々木氏が表彰 |
科学的観点に基づく人財マネジメントの実現を 支援する分析・可視化サービスとして、 企業の課題解決に貢献しました |
人事労務管理部門 優秀賞
- 株式会社ヒューマンキャピタルテクノロジー
- リクルートとサイバーが手を組んだシンプルで即効性のあるHRツール「Geppo」
- サービスの詳細はこちら
このたびはこのような賞を賜りまして、誠にありがとうございます。弊社は7月に設立されたばかりのスタートアップのため、受賞のご連絡をいただいた時は大変驚きました。身に余る光栄と感じておりますとともに、期待の大きさもひしひしと感じております。我々ヒューマンキャピタルテクノロジーは「テクノロジーにより、一人ひとりの人生を豊かにする働き方を探求し、個人と組織がともに輝く社会を実現する。」ことをビジョンに掲げ、リクルート社とサイバーエージェント社の叡智を結集し、本当に役に立つ、効果を実感できるHRテクノロジーを追求する会社でございます。引き続きこのビジョンのもと、日本経済を活性化するべく尽力してまいりますので、引き続き「Geppo(ゲッポウ)」をよろしくお願いいたします。
代表取締役社長 満田修治様から受賞のコメント |
選考委員の八木氏が表彰 |
従業員のコンディション変化発見ツールとして、 人事課題の解決に大きく貢献しました |
サイボウズでの仕事を複(副)業とする人材を募集する『複業採用』
2012年より社員の複(副)業を認め、個人の自立と多様な働き方の実現を目指して取り組みを続けてきたサイボウズ。政府の働き方改革が急速に進み、複(副)業に対して前向きな流れが生じている中、同社での仕事を複(副)業とする人材を募集する「複業採用」を開始した。
さまざまな知見や専門性を持った人材を、契約形態にとらわれない多様なスタイルで採用し、理想でつながり、一緒にチームワークあふれる社会を目指していける仲間との出会いを期待して開始した、という同制度。地方のNPO法人を運営する人材が研修コンテンツ作りなどの専門スキルを活かし、地元にいながらリモート環境で同社の仕事を行うなど、「専業」では出会えなかった人材の採用が実現している。
人手不足が進む現在、より優秀な人材を獲得する手段として、有効な一手となる複業採用という形態。働き方の多様性への対応は、これからの採用のトレンドとなっていくだろう。
【企業情報】https://cybozu.co.jp/company/job/recruitment/fukugyou/
性別・年齢不問。挑戦し続ける人材を募集する『第四新卒採用』
森下仁丹が開始したのは、社会人としての経験を十分積んだ後も仕事に対する情熱を失わず、次のキャリアにチャレンジしようとする人材を、性別・年齢を問わず採用していくとして、「第四新卒採用」と名付けた中途採用。
「オッサンも変わる。ニッポンも変わる。」と印象的な新聞広告などを一般新卒採用の解禁日に合わせて開始。そのインパクトもあり、幹部候補の即戦力確保を狙ったこの採用手法は、中高年の新しい働き方の提案として注目を浴びた。
人材採用といえば、若い世代を募集するのが当たり前という風潮の中、実は圧倒的に足りていないのは、マネジメントの核となる人材だという同社。会社のリーダーとなり、社員を導いてくれる人を求める募集には、20代から70代まで2000人もの応募があったという。
「第四新卒採用」は、多くの企業で課題となっている、ベテラン人材の活用とマネジメント人材不足の一つの解となるだろう。
One JAPANは、企業の枠を超えた挑戦を促し、社会をよりよくするために生まれた、大企業の若手有志団体のプラットフォームだ。大企業の多くが、組織が細分化された縦割り型で、決定までのスピードが遅く、新しい提案はなかなか受け入れられない、いわゆる「大企業病」に陥る中で、そこで働く若手社員もさまざまな悩みを抱えている。One JAPANではこうした状況を打破するため、各企業の若手社員の力を結集させ、社会をよりよくするために活動を行っている。
現在、One JAPANにはパナソニックや富士ゼロックス、NTTグループなど、日本を代表する大企業約40社から、1000名近くの有志の若手社員たちが参加。企業やセクターを超えた共創プロジェクトの企画・実行や、新たな働き方の提案や実践、若手社員に関する調査とレポートの発信などを実施している。
今後もOne JAPANではこれらの活動を通じて、参加する一人ひとりが刺激を受け、行動につなげることができるようなプラットフォームの創出を行い、よりよい社会の実現を目指していく。
【企業情報】http://onejapan.jp/
世界130の国や地域で製品を展開し、日本におけるグローバル企業の草分け的存在である味の素。「グローバル食品企業トップ10クラス」に入ることを目標に、人財マネジメント改革にも取り組んでいますが、その中心にいるのが、同社グローバル人事部次長の髙倉千春さんです。外資系企業を中心に20年以上人事を経験してきたその実績に、人事の皆さまからの多くの支持が集まりました。
たかくら・ちはる●津田塾大学(国際関係学科)卒業。1983年、農林水産省へ入省。1990年にフルブライト奨学生として米国Georgetown大学へ留学し、MBAを取得。帰国後、1993年からコンサルティング会社にて、組織再編、新規事業実施などに伴う組織構築、人事開発などに関するコンサルティングを担当する。その後、人事に転じ、1999年ファイザー株式会社、2004年ベクトン・ディッキンソン株式会社、2006年ノバルティスファーマ株式会社において人材組織の要職を歴任。2014年7月味の素株式会社に入社し、2017年7月から現職。同社のグローバル戦略推進に向けたグローバル人事制度の構築と推進のリード役を務めている。
ビジネスリーダー、エリート学者、オリンピック選手……
成功者の共通点は「才能」でも「IQ」でもなく「GRIT」(やり抜く力)だった
才能でもIQでもない、成功に必要な第3の要素「GRIT」(やり抜く力)。ハーバード×オックスフォード×マッキンゼーの心理学者が「人生のあらゆる分野での成功に必要な最重要ファクター」をついに解明した。
一流の人が共通して行っている「当たり前のこと」とは? 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法とは? 「やり抜く力」を測定するテスト「グリット・スケール」で、あなたの「やり抜く力」がわかる。
人生の成否を決定づける「やり抜く力」について、自分での身につけ方から、子どもなど他人の「やり抜く力」を伸ばす方法まで徹底的に明らかにする。著者のアンジェラ・ダックワースは、この「GRIT」の研究によってノーベル賞に匹敵するマッカーサー賞(天才賞)を受賞。世界の「能力観」「教育観」を根底から変えた、人材育成に関わる人に必読の一冊。
週1回、30分の「部下のための時間」が人を育て、組織の力を強くする。
2012年、社長交代による新体制発足と同時に始まった「1on1ミーティング」は、ヤフーの組織を活性化させた。毎週1回、原則30分を部下とのコミュニケーションに充てる。たったそれだけのことだが、続けることは難しい。では、ヤフーはどうやって制度として定着させ、風土を変えていったのだろうか。
本書は部下の「才能と情熱を解き放つ」ことを目的とする「1on1ミーティング」のメソッドを公開するだけでなく、実際の「1on1ミーティング」のやりとりをスクリプトとして見せ、読んで実践できる内容となっている。1on1によって経験学習を促進させ、才能と情熱を解き放つことで、社員は大きく成長する。
上意下達は、もう古い。頭ごなしの指導では部下は伸びないのだ。自分で考え、答えを出すことを見守り、支えるコミュニケーションの力を実感し、実践に結び付ける一冊だ。
従来の従業員満足度調査は、コストや工数負荷により、中小企業は取り入れたくても取り入れることが難しい状況でした。また、人事データはその特性上あまり社外に出ることがないため、取られた自社データの活用においては、人事の方の経験則や勘を頼りに人事施策を練っていくことが多かったと思われます。
人事測定と調査領域のリーディングカンパニーである両社が手を組み、中小企業向けに開発したインターネット式組織診断サーベイ「HR Glass」は、個人と組織の成長度・課題を可視化することで、さらなる成長に向けた組織開発など「攻め」の施策につなげられる新サービスです。売上拡大や収益確保といった数値面が重視されがちな事業拡大タイミングこそ、HR Glassで個人や組織の成長度を客観的に把握し、属人的な組織運営から抜け出すことが重要です。
- 特長1:信頼性・妥当性と活用利便性の同時実現
- 特長2:個人と組織の「成長度」を可視化
- 特長3:他社との比較可能
- 特長4:圧倒的な低コストとスピード感
【サービス情報】https://www.recruit-ms.co.jp/service/service_detail/org_key/A028/
wevoxでは学術的研究結果に基づいて設計された独自のサーベイを用いて、従業員のワーク・エンゲージメントスコアを、リアルタイムに測定・解析する。また、wevoxを利用する他社企業群との比較分析も可能である。また定期的に当該サーベイを実施することによって、組織課題の早期発見や改善策の効果を可視化。
従来、人事担当者は、サーベイの実施および集計という事務的作業に時間を費やしていたが、wevoxというテクノロジーツールの活用により数値の集計および分析時間を限りなくゼロとし、組織の現状把握に基づく改善施策の企画・立案・実施に注力することが可能となる。
さらに、wevoxは従来のサーベイツールに留まらず、組織課題に対してどのような改善策が考えられるのか、他社の施策事例も含めて、改善策をサービス内で提案する機能も想定している。この改善策は各課題に対する研究結果や実例に基づいている。
【サービス情報】https://wevox.io/
イノベーター人財を育む「ニッポンイノベーター塾」
多くの企業が新規事業創出を経営課題としている一方で、ゼロイチを実践できるイノベーター人財の育成が進んでいない。“ニッポンイノベーター塾”は、多くのリソースを持つ大企業の次世代リーダーと、一般公募の高い志を持つ社会起業家の卵でチームを作り、社会課題の解決につながるビジネスモデルを構築する。
ワークハピネスがミッション発見を軸に人材開発をしてきたノウハウを活かして、インキュベーションプログラムも起業に大切な“志”の発見から始めている。企業側で障壁となる新規事業に挑戦する制約や失敗のリスクも本プログラム内で実施することで解決できる。
優秀な成果を挙げたチームは出資金を得て起業する。このゼロイチを体感することで、真のイノベーター人財に成長すると共に、派遣企業はビジネスモデルの取り込みや事業提携を行う権利を有する。異業種連合で実際に起業するプログラムは世界でも例がなく、本格的に開始した昨年から現在までに四つのアイデアが採用され、新会社化している。
ホワイトカラー業務の20%は「情報収集」に使われており、さらにチームでチェックすべき重要ニュースはほとんど同じにもかかわらず、 いまだに各個人で非効率な情報収集が行われています。
Anewsでは、国内外3万メディアからリリースされる1日30万記事を収集・解析し、最先端のAIにより各企業・部署別にカスタマイズして配信することで、ビジネスにおける情報収集の効率を飛躍的に向上させます。
全てのビジネス活動のベースとなる「情報収集」をAIで効率化することで、ホワイトカラーの生産性向上を目指しています。
現在、経済産業省様、帝人様、セブン銀行様、博報堂様、三菱商事様、リクルート様など、リリースから半年で500社以上にご利用いただいています。
リクルート様との共同事業にも採択され、セールスでの情報収集効率化検証及び、リクルートが有する膨大な営業ネットワークを活かし、Anewsの拡大を推進しています。
【サービス情報】https://www.anews.cloud/
「Eight Talent Solutions」
名刺アプリ「Eight」は、名刺を起点とした国内最大のビジネスネットワークです。現在、150万人を超えるユーザーに日々利用され、年間1億枚以上の名刺が取り込まれています。
Eight Talent Solutionsは、Eightユーザーと企業が出会うことのできるプラットフォームです。
Eightに蓄積される転職などによる名刺のアップデート情報は、1日あたり約500件。それらのデータを元にEightは各ユーザーにどのような企業が最適なのかを分析し、マッチングを実施します。
企業の採用担当者はEightのメッセージ機能を使い、候補者にスカウトを打つことが可能です。さらに、「企業ページ」から自社の情報を発信することにより中長期的にユーザーと関係を構築することができます。
Eight Talent Solutionsを使えば、既存のサービスではコンタクトできなかった転職潜在層にリーチできるだけでなく、自社のタレントプールの構築が可能となります。
採用HP作成から応募者管理まで全て無料
「engage」は、完全無料でスマホ最適化された採用HPの作成、応募者管理ツール、転職意向者へのスカウト機能を搭載した日本初の採用支援システムです。 リリースから1年で導入企業数は47,000社を超えました。
求職者の約7割は、企業選びの情報源として採用HPを確認しています。一方、採用HPの作成や運用にはコストや人員を要するため、「採用HPが無い」という企業が散見されます。企業は「engage」を導入することで、コストや人員を割かず採用HPを充実させることが可能になります。
「engage」で作成した採用HPには、「働く社員や環境の情報」といった求職者が知りたい情報の記載があり、転職活動の情報収集に役立ちます。「転職者の25%は、入社前の情報不足により入社後ギャップを感じる」というデータもあります。「engage」は企業から求職者への情報提供を促進し、入社後のミスマッチを防ぐ転職活動を実現します。
【サービス情報】https://en-gage.net/
導入実績1,180社163万人を超える人事総合ソリューション「リシテア」のAIを活用した新しいサービス。
「リシテア/AI分析」の組織ストレス予測サービスは、AIを活用して社内に蓄積している大量かつ多様な人財データを分析。ストレス状態の可視化により、健康不調による休職者の発生抑止を支援する。日立ソリューションズの過去データを用いた実証実験では、休職者の53%が予測可能であることを確認した。
リシテアユーザのA社では、組織ストレス予測サービスを稼働させ、実際の休職者との突合せによる予測精度の実証を開始。また、日立ソリューションズでは、予測検出者に対する働き方改善による早期ケアの本格運用を9月より開始する。
第一弾としてストレスケアの必要な従業員を予測する「組織ストレス予測サービス」を、第二弾として「組織パフォーマンス診断サービス」を提供開始。さらに離職防止、人財配置マッチングなどのサービスを順次提供予定。
サイバーエージェント社で約三年間運用され、組織のパフォーマンス向上に貢献し、経営陣から厚い信頼を獲得した独自ツールに、リクルート社の人材領域におけるノウハウ、開発力をつぎ込んで共同開発したHRテクノロジー、それが「Geppo」です。
選び抜かれたシンプルな3問の質問を毎月聞くだけのシンプルさを特徴とし、その簡易さからリアルタイムに組織や個人のコンディション変化を発見することを可能としました。
またシステムだけの提供にとどまらず、それに寄って発生するオペレーションの代行までをサービスとして提供。机上の空論ではなく、「実践」と「成果」にフォーカスしたHRテクノロジーツールです。
【サービス情報】https://www.geppo.jp/