企業人事部門
最優秀賞
- 株式会社リクルートホールディングス
- つくる みなおす かんがえる 働き方変革プロジェクト
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当社は経営理念の中に、「個の尊重」を掲げています。働き方変革を進めることで、従業員の働き方の選択肢を増やすと共に、エンパワーメントを進めることで、一人ひとりが持てるエネルギーと可能性を最大化したい。そして、そのことを通じて、企業として新しい価値を生み出し続け、成長し続けていくことを目指し、昨年4月に「働き方変革プロジェクト」を発足しました。
トライ&エラーを繰り返しながら、随時取組内容を見直し、グループ一丸となって新しい価値を生み出す「働き方変革」を実現していきたいと思っています。当社の取り組みが、働き方改革の一つの事例として、少しでも皆さまの参考になれば幸甚です。
今回、審査員の方々をはじめ、当社の取り組みを評価して下さった皆さまに御礼を申し上げます。今回の受賞を励みに、さらに挑戦を続けて参ります。
執行役員 冨塚優様から受賞のコメント |
選考委員長の守島氏が表彰 |
個人が自律的に柔軟な働き方を実践できるよう 積極的に取り組み、高く評価されました |
優秀賞
- 株式会社アサツー ディ・ケイ
- 「この人と働いてみたい」と感じる社員を探して指名し、選考を受けることができる「相棒採用」
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私ども、広告会社の仕事は、これまでの常識を疑い、本質的で独自のソリューションをクライアントの皆さまに提供する仕事であり、ユニークさやオリジナリティーが大切です。
では、企業の重要な資産である人材を確保する場であり、広報の側面も持つ採用活動において、我々が大切にしているユニークさやオリジナリティーは発揮できているのか、従来の「当たり前」を踏襲しているのではないか、という視点から今回の施策はスタートしました。
数十分の面接で必要な人材を見極めるには? 入社後のミスマッチを最小化するにはどうしたらよいか? このような課題の解決に少しでも近づくために、応募する側から面接官を指名できる「相棒採用」という取り組みが生まれました。
社員一人ひとりが前面に立ち、自身の言葉で仕事、会社について語ることで、多くの応募者に納得して自社を選んでもらうことができました。同時に、社員自身がこれまで以上に、能動的に採用活動に関わる契機ともなりました。今後も、既成概念に捉われない人事の仕組みづくりを、全社で取り組んでまいる所存です。
人事・ガバナンスセンター統括 執行役員 春日均様から受賞のコメント |
選考委員の八木氏が表彰 |
応募者と社員がフラットな関係を築きながら 選び合うという、 採用市場における 新たなソリューションを 生み出しました |
優秀賞
- 日産自動車株式会社
- 育児・介護などの理由に限定せず、全社員を対象に「在宅勤務」ができる制度を導入
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弊社は2004年に専任組織を設置し、経営戦略としてダイバーシティを積極的に推進しています。ダイバーシティ活動を推進するためのベースとして取り組んでいるのが「ワークライフマネジメント」です。多様な従業員一人ひとりが活躍できる環境の整備に力を入れています。
在宅勤務制度は2006年に育児・介護の両立従業員のために導入しましたが、2010年に目的を問わず全従業員が実施可能な制度に改定しました。
公私双方の時間の質を向上させることを目的に導入した「働き方改革”Happy8” プログラム」の中でも、働く場所の柔軟性を高めていく在宅勤務制度を推進しています。30分単位にしたことや月40時間以内であれば日数に制限をなくしたことで、2015年度は約4,000人が利用しました。今後も従業員が活躍できる環境づくりを目指し、活動を推進していきたいと思います。
ダイバーシティディベロップメントオフィス 室長 小林千恵様から受賞のコメント |
選考委員の水田氏が表彰 |
全社員を対象に在宅勤務ができる制度を導入することで、 新たな働き方を示しました |
特別賞
- P&G ジャパン株式会社
- ダイバーシティ経営の普及を支援する、無償研修プログラムを提供
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P&Gジャパンが女性活躍推進に取り組み始めて、来年で25年目を迎えます。女性活躍にのみフォーカスを当てた第一ステージ、そして、性別にかかわらず、個々の違いという広義のダイバーシティに取り組みをシフトした第二ステージ。現在では、個々の違いをより一層活かし合い、日々の仕事の成果や、社員のやる気や生産性に結びつける第三ステージにまで取り組みが進みました。
その長い経験の中で蓄積したノウハウや、独自開発したトレーニングを社外に提供することで、社会のお役に立てることがあるのではないかと始めたのが、「ダイバーシティ&インクルージョン啓発プロジェクト」です。多くの企業や団体の皆さまから、ヒアリングや講義提供のご依頼をいただき、誠に光栄に思っております。
今後も社内のみならず、日本社会におけるダイバーシティ推進に、微力ではございますが貢献してまいりたいと思います。
ヒューマンリソーシス アソシエイト ディレクター 臼田美樹様から受賞のコメント |
選考委員の佐々木氏が表彰 |
自社の研修を発展させた、企業向け研修プログラムを 他社に無償で提供することで、日本企業の人事の レベル向上に貢献しました |
個人の部・最優秀賞
- 島田 由香氏
- ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 取締役 人事総務本部長
人事は世の中でもっとも面白い仕事です。人が集まってできている組織において、私たち人事は社員に、そして経営陣に一番近い存在です。その人事から最初にどんな一言をどんなあり方で発するのか、どんな意図で動くのかによって社員が変わり、経営陣が変わる、ひいては会社が変わります。人事が会社を変えます。だからこそ大きな責任と楽しみがあります。人事が変われば、会社が変わる。会社が変われば社会が変わる。人事から世界が変えられると思っています。私が光栄にもこのような賞をいただくことができたのは、このことに共感くださる方がたくさんいらっしゃることの表れだと思っています。
『日本の人事部』の人事仲間の皆さんが同じ思いでいるならば、日本は本当に明るい! と今回の受賞で確信しました。これからも共によい意図で、わくわくすることをたくさんやっていきましょう!
島田由香様から受賞のコメント |
選考委員長の守島氏が表彰 |
人事プロフェッショナルとして数多くの実績を残し、 多くの経営者や人事から高く評価されました |
書籍部門
最優秀賞
- 『採用学』
- 著者:服部泰宏/出版社:新潮社
- 書籍の詳細はこちら
「日本の採用は、今、大きく変わろうとしているし、そうでなければならない。革新への道のりは決して平坦ではないけれど、そのためのヒントはすでに科学によって示されている」これが本書のメッセージです。
「採用なんてルーティン業務に過ぎない」とか「採用で会社の何が変わるのだ」といった考え方は、もはや通用しません。「採用に強いのは、知名度が高くて、資金豊富な企業だ」という考えも、もう過去のものに過ぎません。本書で紹介した革新的企業、そして世界のエクセレントな企業の事例が示すように、採用活動はいま、とびきり重要で、クリエイティブなものになりつつあるのです。本書を通じて、そうした新しい採用の息吹と革新へのヒントを得ていただければと思います。いま、日本の採用は最高に熱いのです。
最後に、投票をしてくださった方や審査員の先生方、そして何よりも、新しい採用のあり方に挑戦し見事にそれを成し遂げ、私を本書の執筆へといざなってくれた人事担当者の皆さまに、感謝申し上げます。
著者の服部泰宏様から受賞のコメント |
選考委員の八木氏が表彰 |
採用を科学的な視点から捉えることで現在の問題点や 今後のあり方を示し、高く評価されました |
優秀賞
- 『チームのことだけ、考えた。』
- 著者:青野慶久/出版社:ダイヤモンド社
- 書籍の詳細はこちら
『チームのことだけ、考えた。』は、離職率が28%もあったサイボウズにおいて、10年にわたって進めてきた働き方改革のノウハウをまとめたものです。そもそも組織とは何なのか、モチベーションとは何なのかを探求し、一般公式化しました。この賞をきっかけに、一人でも多くの真剣に未来を考える方に、気付きを与えることができればと祈念しております。
いや、それでは生ぬるい。日本の動きはあまりに遅過ぎる。この本を参考に経営革新を起こした企業が、旧態依然とした企業を徹底的に追い詰め、社会をダイナミックに変えていくことを祈念しながら、私自身も引き続き啓蒙活動を進めてまいります。みんなで社会を変えていきましょう! 一人ひとりが個性的に生きられる未来を目指して。
著者の青野慶久様から受賞のコメント |
選考委員の水田氏が表彰 |
社員がイキイキと働ける職場は どのように生まれたのかを紹介することで、 人事のあり方を示しました |
優秀賞
- 『ワーク・ルールズ!――君の生き方とリーダーシップを変える』
- 著者:ラズロ・ボック/訳者:鬼澤 忍・矢羽野 薫/出版社:東洋経済新報社
- 書籍の詳細はこちら
本書は、グーグルの従業員が6000人から6万人へと増えていく過程で同社の人事システムを設計した、人事担当副社長のラズロ・ボック氏による著書です。グーグラーと呼ばれる超優秀な社員たちを巻き込み、彼らの納得を得られるように人事制度が構築されていくさまが、余すところなく描かれています。
取り上げられるテーマは、採用、育成、評価と多岐にわたりますが、そのコアの部分はきわめてシンプル。グーグルのあるべき文化をかたちづくること。その文化のなかで最大のパフォーマンスを発揮できる人材を選び、迎え入れ、育てること。前人未踏の挑戦に立ち向かう著者の姿勢は、まさに起業家のそれであり、人事という仕事が持つクリエイティブな側面を知ることができます。
人事で世界を変えるとはこういうことなのか、と実感を持って読むことのできる、「人事のバイブル」になるべき一冊です。この受賞を契機に、人事で活躍する多くの方々に読んでいただけることを祈念しております。
東洋経済新報社 出版局 編集第三部・翻訳委員長 佐藤朋保様から受賞のコメント |
選考委員の坂東氏から表彰 |
グーグルの採用や育成に関する仕組みを 明らかにすることで、今後の人事のあり方を示しました |
プロフェッショナル部門
人材採用・雇用部門 最優秀賞
- グーグル株式会社
- YouTube動画 × スマホで魅力を伝える、新しい採用戦略“Google for Recruiting”
- サービスの詳細はこちら
Google for Recruiting 事業開発責任者 藤澤 潤様
Google for Recruiting 事業開発責任者 藤澤潤様から受賞のコメント |
選考委員の坂東氏から表彰 |
動画とスマートフォンを使った新しい採用戦略を 提供することで、新たな採用のあり方を示しました |
人材採用・雇用部門 優秀賞
- 株式会社地方のミカタ
- 利用学生数300%増!地方格差問題に向き合いながら、地方特化型就活支援事業を提供
- サービスの詳細はこちら
地方のミカタは、東京で就職活動をする地方就活生へ滞在場所や宿泊場所を「就活カフェ」「就活シェアハウス」として提供しています。企業も訪問が難しい地方エリアから、平均30万円ほどの就活費用をかけて上京する行動力のある学生と、採用担当者の方は「就活カフェ」で直接出会い、採用活動ができます。さらに「地方のミカタ キャリア」は、地方にいながらオンライン上で、企業とダイレクトな双方向コミュニケーションをLINE感覚で取れるのが特長です。
就職活動のスケジュールが変わり、秋冬インターンシップが毎年増加しています。裏を返せば、参加しやすい首都圏の学生にとって、より有利な状況になっているということです。この地方格差を解消するために、さらなる挑戦を続けてまいります。
取締役 佐久間 大様から受賞のコメント |
選考委員の坂東氏から表彰 |
求職者が安心して東京で就職活動ができる場として、 「就活シェアハウス」「就活カフェ」を 低価格で提供しました |
人材開発・育成部門 最優秀賞
- NPO 法人 二枚目の名刺
- 社会を見渡し、組織を超え、将来を創るリーダーを輩出する「NPOサポートプロジェクト」
- サービスの詳細はこちら
二枚目の名刺とは、一枚目の名刺のほかに組織を超えて新しい社会を創ることに取り組むときに持つ名刺。それは、単なる小遣いかせぎでもなく、自分が楽しむだけの趣味も越えて、社会で自分の価値観を表現する手段ともいえます。
今回取り上げていただいた、NPOサポートプロジェクトは、まさに社会人が二枚目の名刺を持ち、チームを組んでNPOの事業推進に取り組むプロジェクトです。ポイントは、社会人の挑戦が、NPOの変化と社会人の変化を同時に生み出すこと。そして、社外での活動が、社員の変化を通じて会社に還元される、すなわち越境学習効果があることです。
今回、賞をいただくことには大きな意味があります。それは、NPOサポートプロジェクトが、企業の中で社会貢献、CSRという枠を超えて、人材育成という新しい文脈を得ることです。2枚目の名刺、そして越境学習。人事の皆さんの視点で面白さを感じ、大きな期待を寄せてもらえたこと、大変光栄に思います。二枚目の名刺を持つことが当たり前の選択肢になることを目指して、ここからさらに展開を加速したいと思います。
代表/Founder 廣 優樹様から受賞のコメント |
選考委員の水田氏が表彰 |
次世代リーダー育成やミドル世代の キャリア形成のための新たなプログラムとして、 高く評価されました |
人材開発・育成部門 優秀賞
- 株式会社ローンディール
- 企業間レンタル移籍プラットフォーム「LoanDEAL」が、変革型人材を育成する
- サービスの詳細はこちら
弊社の取り組んでいる「レンタル移籍」は、出向制度を人材育成に活用するための仕組みです。企業の課題や育成したい人材像に基づいて、最適な出向先との出会いや出向期間中の成長をサポートを提供いたします。
現在は主にイノベーション人材の育成に取り組む企業にご利用いただいています。出向を通じて他社の事業・文化などに関する知を獲得し、自社の知と融合させる経験を積むことで、人材の創造性が開発されます。まさに、イノベーション人材の育成に最適な手法の一つであると自負しています。
今回このような賞をいただきましたことは、何よりの励みになります。今後も、社員の成 長を支援したいという熱い思いを持たれている人事の皆さまとともに、企業とそこで働く方々に貢献できるよう精進してまいります。
代表取締役社長 原田未来様から受賞のコメント |
選考委員の水田氏が表彰 |
流動化の促進と信頼関係の構築を両立し、 変革型人材の育成を可能にする仕組みとして、 高く評価されました |
情報サービス部門 最優秀賞
- 株式会社日立製作所
- 人工知能を活用した働く人の幸福感(ハピネス)向上に有効なアドバイスの配信サービス
- サービスの詳細はこちら
システムイノベーションセンタ 知能情報研究部 部長 森脇紀彦様
幸福感向上アドバイス配信サービスは、ウェアラブルセンサから得られた行動データと人工知能を活用し、働く人の幸福感の向上に有効なアドバイスを生成するサービスです。これまで幸福感や組織の活力を定量化するには、自己申告に基づく質問紙に頼らざるを得ませんでしたが、本サービスにより、客観的・定量的な評価結果を用いて、ホワイトカラー業務の生産性改善や業績向上をサポート可能になります。
本サービスを開発するにあたって、共同研究や実証実験にご協力いただきました方々にこの場をお借りしてお礼申し上げますと共に、これからも新たなテクノロジによって日本の働き方を改革していきたいと思います。
システムイノベーションセンタ 知能情報研究部 部長 森脇紀彦様から受賞のコメント |
選考委員の八木氏が表彰 |
人工知能を活用した、働く人のハピネス向上に 有効なアドバイスの配信サービスを提供し、 高く評価されました |
情報サービス部門 優秀賞
- 株式会社ビザスク
- 企業の課題と個人の知見を1 時間からつなぐスポットコンサルティング「ビザスク」
- サービスの詳細はこちら
ビザスクは、一人ひとりの貴重な知見を、ビジネス課題の解決に活用する、日本で初めてのスポットコンサルプラットフォームを運営しています。テクノロジーの力と1時間のスポット制というビジネスモデルの組み合わせで、組織・世代・地域を超えたマッチングが可能になり、2013年10月のローンチから丸3年、25,000名にご登録いただき、地方中小企業の経営相談から大企業の事業企画や人財研修まで、幅広くご活用いただけるサービスに成長してまいりました。
個人が知見を活かしていきいきと活躍し、企業も社内外の知見を活用して成長する、そんな社会の実現のため、今回の受賞を励みに、より良いサービス作りに尽力していきたいと思います。
代表取締役CEO 端羽英子様から受賞のコメント |
選考委員の八木氏が表彰 |
個人が対面や電話で相談に応える スポット制のコンサルティングサービスを提供し、 高く評価されました |
人事労務管理部門 最優秀賞
- 株式会社KUFU
- 社会保険・雇用保険の手続きを自動化するクラウド型ソフトウェア「SmartHR」
- サービスの詳細はこちら
SmartHRは労務手続きを自動化するクラウド労務ソフトとして昨年11月にサービスを公開し、スタートから1年で2,500社以上にご登録いただいておりますが、まだまだ理想とする状態にはほど遠いサービスです。しかし、これまでアナログで複雑だった人事労務領域を、テクノロジーの力で少しでも便利に変えていきたい。そんな思いでチーム一丸となり、日々開発を進めています。
今回いただいた素晴らしい賞に恥じないよう、今後も SmartHRを開発、拡大させ、ひいては人事労務に携わる皆さまが、より価値ある仕事に集中できる社会の実現に貢献できるよう尽力してまいります。
代表取締役 宮田昇始様から受賞のコメント |
選考委員の佐々木氏が表彰 |
必要な書類の自動作成やウェブから役所への申請が 可能なソフトウェアとして、人事労務業務の負荷を 削減しました |
人事労務管理部門 優秀賞
- 株式会社ネオキャリア
- 人事部を経営のセンターピンに! 国内初HRプラットフォームサービス「jinjer」
- サービスの詳細はこちら
jinjerは、これまで紙やExcel、システムなどでバラバラに管理されていた採用・労務・勤怠といった人事領域のデータを、ワンストップで管理できるクラウドサービスです。国内初の人事領域のデータを横断的にマネジメントできるプラットフォームとして、今年1月にローンチいたしました。ID・PASSが一つあれば、全てのシステムを管理することができ、オペレーションコストの削減や、膨大な人事データの蓄積が可能です。また、蓄積したデータをAIがデータ分析して担当者へ最適なアドバイスを行うことで、タレントマネジメントとして活用することができます。
今回は労務領域にて賞をいただきましたが、他の人事領域においても貢献できるサービスですので、来年はまた他の部門でも受賞できるよう、サービスを洗練させて参ります。
マーケティング責任者 小口敦士様から受賞のコメント |
選考委員の佐々木氏が表彰 |
戦略人事を可能にし、経営に関わる判断を 人事的側面から行うことができるサービスとして、 高く評価されました |
近年、働き方の見直しや多様な働き方を実践する動きが広がっているが、リクルートグループでも、場所にとらわれない働き方の導入や、時間当たりの生産性を向上させる施策など、働き方変革に積極的に取り組んでいる。「働き方変革プロジェクト」と題して、個人が自律的に柔軟な働き方を実践できるよう、さまざまな働き方を実践・検討している。
例えば同社ではリモートワークに取り組んでいるが、起案から導入までのプロセス、実践していく上でどのような課題があり、それをどのように解決していこうとしているのか、その詳細をWEBサイトの中で公開している。働き方変革に向けたプロセスは、多くの企業にとって、自社の制度構築のために大変参考になることだろう。
さまざまな施策をつくり、導入後も随時その内容を見直していきながら、新しい価値を生み出す「働き方変革」を実現する――。果たしてどのような「新しい価値」を創造することができるのか、今後の展開が注目される。
【企業情報】http://re-recruit.jp/
選考を受けることができる「相棒採用」
新卒採用における「売り手市場化」を受け、アサツー ディ・ケイでは2017年度採用にて新施策「相棒採用」を導入した。
相棒社員候補として87名の社員が採用サイト上に登場。さまざまな方法で社員のリアルな姿を伝えるほか、各社員のプロフィールページからは、直接会えるイベントへ申込みも可能だ。応募者は「一緒に働いてみたい」と感じた社員を5名指名する。指名された社員の一人が書類選考と一次面接を担当し、通過者にはフィードバックを行う。なぜ評価されたのかを伝え、自社への質問を受け付けることで理解を深めてもらうことが目的だ。結果、昨年対比で内定受諾率が23%増加したほか、日経本紙をはじめ10以上のメディアでの掲載や、「採用広報のイメージが良い企業」として1位を獲得(楽天みんなの就職活動日記 調べ)と成果につながった。
企業が一方的に情報を伝え、選考を行う新卒採用活動の「あたりまえ」を排し、応募者と社員が真にフラットな関係を築きながらお互いを選び合う形は、採用市場における新たなソリューションと言えるだろう。
日産自動車は全社員を対象に、在宅勤務ができる制度を導入している。制度導入の2006年では育児・介護による利用に限定していた。2010年に育児・介護型に加え、一般型として生産工程以外の全社員へ対象を広げ、目的を問わず取れるように変更したが、申請は前月末日までとした。2014年から利用の上限を月5日(40時間)に拡大(育児・介護型は所定労働時間の50%)すると同時に、前日申請を可能にした。2015年からは、40時間以内なら日数に制限はない。目的にかかわらず在宅勤務を行うことが可能なため、利用率が大きく向上している。
社員は前日までに在宅勤務の開始・終了時間や外出予定、業務内容をメールで上司に報告。当日は勤務の開始・終了をメールで報告する。PCに標準装備されているソフトウエアのプレゼンス機能により、在宅本人は仕事の状況ごとに「連絡可能」「会議中」「退席中」などと表示を切り替える。上司が状況を把握できるので、スムーズに在宅勤務を行うことが可能になっている。
P&Gジャパンでは、「P&Gダイバーシティ&インクルージョン啓発プロジェクト」を2016年に発足。プロジェクトの一環として、自社のダイバーシティ&インクルージョンの研修を発展させた企業向けの研修プログラムを完成させ提供をはじめた。
同社で講師として認定された社員が企業を訪問し、講義やワークショップを実施。日々の業務の中で、多様性を尊重しビジネスに活かすスキルを学んでもらうことを目的としている。現在は、人事や管理職を対象とした研修が中心だが、将来は、若手社員などにも広げることも検討している。
P&Gジャパンの社員の国籍は19ヵ国におよび、課長級以上の管理職は女性が32%を占める。育児や介護など、社員が個々の状況に合わせて柔軟に働き方が選べる勤務制度にも早くから取り組む、またダイバーシティ&インクルージョンを業績に貢献する重要な企業戦略の一つとして位置付けるなど、ダイバーシティ経営の取り組みについては先進的企業である。今回の研修プログラムが他の企業にどのような効果をもたらすのか、注目される。
【企業情報】http://jp.pg.com/
正しい人材を採っていると、自信をもって言えますか? 主観や慣習、勘を排した視点に立てば最適な人材を確保でき、企業イメージのアップにもつながっていく。
今まで日本の採用は、科学的に考えなくても回って来ていた。そこそこの学校を出た、無難な人材を採用して、時間をかけて「ウチの会社の色」に染めていく。そんな「育成」ありきの「採用」を、いつまで続けているつもりだろうか。
コミュニケーション能力は重視するな。人は見た目じゃない。“お祈りメール”は送らない――。面接の常識を疑い、採用と育成のつながりを重視すると、まったく新しい地平が見えてくる。
「良い採用」とは何か? 優秀なのは誰だ? なぜ、あの会社には良い人が集まるのか? 採用をどう変えればいいのか?「採用」を科学的な視点から捉えた新しい学問「採用学」。採用のノウハウ本ではない、採用に悩む企業の人事担当者必読、個々の会社の実情に合った人材の採り方の理論書だ。
サイボウズをどんな組織にしたいのか。答えは決まった。多様性だ。このミッションに共感して集まった一人ひとりが自分らしくあること。そのために人事制度が足りないなら増やす――。
かつて社員の離職率が28%にまで達していたサイボウズは、どのようにして社員が辞めず、イキイキと働ける会社へと変わったのか? 「最長6年間の育児・介護休業制度」「育自分休暇制度」「副業は原則自由」など、ユニークな人事制度で知られる同社。100人いれば100通りの、1000人になれば1000通りの人事制度を目指す「多様性をマネジメントする手法」を、青野氏の奮闘記を通じて明らかにする。
社員が楽しくイキイキと働ける職場はどうやって生まれたのか? 社員が辞めないための秘訣とは? 採用難や人材の定着に悩んでいる企業、新しい人事制度を模索している企業の人事担当者はもちろん、人材の採用・育成・マネジメントに携わる全てのリーダー必読の一冊。
―君の生き方とリーダーシップを変える』
世界各国で「最高の職場」として認められ、多くの賞を受賞している企業、Google。同社の従業員が6000人から6万人に増えていく過程で、Googleの人事システムを設計・進化させてきた責任者が、同社の採用、育成、評価の仕組みの全てを語る。
いったい、Googleは、どんなやり方で人を選んでいるのか? そうして選んだ人材に、どんな機会を与えているのか? 優秀な社員同士に最高のチームをつくってもらう秘訣とは? 社員をどう評価して、モチベーションを最大に保っているのか? 人事分野に関わる者として必ずぶつかるであろう、働き方をめぐるこれらの重大テーマに、本書は次々と答えを出していく。
ここで紹介される哲学と仕組みは、Googleだからできるというものではなく、あらゆる組織に応用できる普遍性を持っている。もっとクリエイティブに仕事をしたいと思っている人に知ってほしい、未来の働き方とは。悩める人事必読の、新しい働き方のバイブルとなる一冊だ。
Google for Recruiting とは動画プラットフォーム YouTube を活用した、Google AdWordsの人材採用向けソリューションです。
昨今、求職者が企業を探すプロセスは、スマートフォンを中心に形成されています。ただし、スマートフォンの1回の平均起動時間はわずか1分11秒しかなく、 その短い時間の中で企業はどのようにして求職者にメッセージや情報を届けられるかが採用を成功させる鍵になります。そこで今注目されているのが、YouTube 動画広告を活用したコミュニケーション手法です。
スマートフォンに動画プラットフォーム YouTube を掛け合わせることで、企業は求職者の生活における様々なシーンに対して、スマホを介して採用メッセージをYouTube動画広告を通して届けることができます。
さらに、Google AdWords のターゲティング技術により、企業が本当に採用したい人材に向けての情報発信が可能となり、採用における重要課題である母集団形成と動機形成を効率よく一貫して行うことができます。
【掲載URL】https://www.google.co.jp
「ちゃんと儲かっていますか」と地方就活生にも心配されるのが【地方のミカタ】。都内宿泊費が値上がりし続け、地方就活生が漫画喫茶生活をする、そんなニュースが社会問題となっている。その中で「おはよう・おかえり」があり、安心して東京で就活ができる場として、「就活シェアハウス」「就活カフェ」を低価格で提供している。
地元では少数派の「東京就活組」は、一人で上京して就活するケースが大半。地方のミカタがコミュニティとなり、現役同士の就活仲間や、過去利用者によるOBOGコミュニティは、情報交換だけでなく、精神面でも良い刺激を与えあっている。
一方、平均30~40万円を自己負担して上京する、自立・自律型で自己投資・成果指向性の高い優秀な地方学生を、わざわざ地方出張しなくても採用できる独自の仕組みを企業へ提供。時間的、金銭的な採用コストを大きく削減。さらに地元志向型地方就活生へのミスマッチを低減することで、地方学生の内定承諾率を大幅アップさせている。
【掲載URL】http://chihounomikata.com/
「NPOサポートプロジェクト」では、多様な背景を持つ社会人がチームを組み、NPOの事業推進を行う。社会課題に最前線で向き合うNPOの想いに触れ活動を共にすることは、参加者にとって大きな変化・成長のきっかけとなる。
プロジェクト中に参加者は、会社の肩書に頼らずに多様なメンバーと協働し、正解の無い課題に本気で取り組み、過去の前例やルールを超え、自分の意志に基づいて行動することを経験する。それらを通じて参加者は、本業においても組織の枠を超えた高い視座を持ち、主体的に行動するようになる。これが企業からも注目を集め、次世代リーダー育成として今まで2年間で約20件のプロジェクトを実施、ミドル世代のキャリア形成プログラムとしても期待されている。
また、本プロジェクトは、参加社会人の知識や経験をNPOの事業推進に役立てることで、NPOの成長も同時に実現する。これが、社会活動とビジネスをつなぐ新しい社会の仕組みとしても注目され、企業の人事施策を超えた広がりを見せ始めている。
大企業においてイノベーションの必要性が叫ばれるようになって久しい。そして事業創造や組織変革を担える人材を求めている。しかし、大企業の看板に守られ、高度に階層化や分業化が進んだ環境下では、人材が創造や変革に必要な能力を開発することは難しい。
そこで、LoanDEALは、大企業の人材を短期的にベンチャー企業のプロジェクトに参加させる「レンタル移籍」というプログラムを提供している。ベンチャー企業の環境は、当事者意識を醸成し、創業期の修羅場を経験し、経営者視点を獲得する絶好の機会だ。企業は人材を手放すことなく、創造や変革に必要な能力を開発する機会を与えることができる。
変革型人材の不足を論じる場合、日本の人材流動性の低さが指摘されることが多い。しかし、人が真に力を発揮するには、企業との信頼関係が必要だということを見逃してはならない。「レンタル移籍」は、流動化の促進と信頼関係の構築を両立し、変革型人材の育成を可能にする仕組みなのである。
【掲載URL】http://loandeal.jp
ルールに一律に従う従来の人事に代わり、働き手一人ひとりの強みや個性を生かす新しい人事が、企業成長のために求められている。日立では、名札型ウエアラブルセンサで取得した無意識の身体運動のデータから幸福感(ハピネス)指標を構築し、このハピネスが従業員の生産性に強く相関することを検証した。この検証を基に人工知能(AI)を活用して開発した企業の経営課題解決を支援するサービスは、既に13社が導入。あるコールセンターでは、ハピネスを高めるアドバイスによって受注率が27%も向上した実績が出ている。さらに、ウエアラブルセンサから収集した行動データを時間帯・会話相手などで細分化し、これにAIを用いることによって、組織・個人毎にカスタマイズされたハピネス向上に有効なアドバイスを自動構築し、提供するサービスを開発した。日立では600人の営業部署で日々スマートフォンにAIからのハピネス向上のアドバイスを配信する試行が開始された。
【掲載URL】http://www.hitachi.co.jp/products/it/bigdata/approach/happiness/
ビジネス相談ニーズに対し個人が対面や電話で相談に応えるスポット制のコンサルティングサービス。現役の役職員を中心に、企業OB、フリーコンサルタントなど約20,000名が登録している。組織、地域、世代を超えて、個人の知見を活かしビジネス課題を解決する、知見分野のシェアリングエコノミーを推進。
新規事業・投資・海外進出・業務改革など新たな分野での挑戦において「誰に聞けば良いかわからない」課題を、各分野の経験者に1時間から話を聞くことができる。社内にはない視野や生きた情報を獲得することによって企業の事業創造を加速させている。
また地方の創業者が、今まで身近に相談できる人がいなかった内容に関して、ビザスクを通じ今までリーチできなかった知見へのアクセスが可能、地方創生にも貢献している。人事領域でも社員が主体的に社外の知見に触れることで、今までにはない視点や気づきを得ることができる等、社員の能動的な学びの後押しが可能、選択型研修にも導入されている。
【掲載URL】http://visasq.co.jp/
SmartHRは入退社に必要な書類を自動作成し、役所への申請もWebから可能なクラウド型ソフトウェア。
SmartHRの最大の特徴は「書類の自動作成」と「役所へのWeb申請」の二つ。 書類の自動作成は、SmartHRに登録されている従業員データをもとに複数の書類を一気に作成し、手書きで何枚もの複雑な書類を作成していた手間が大幅に削減可能。役所へのWeb申請では、総務省が提供する電子政府API(e-Gov API)を利用し、SmartHR上からわずか数クリックでの申請を実現。入社の度に役所への移動時間や待ち時間で何時間もかかるということがなくなる。
このサービスを導入することで、労務人事担当者の負荷が大幅に削減されることはもちろん、社労士との情報共有を円滑にさせ、また、コストの削減においても大幅な効果が期待できる。SmartHRは労務・人事などバックオフィスに関わる人々の働き方に変化を起こしている。
【掲載URL】https://smarthr.jp/
少子高齢化で労働人口は減少、また労働生産性の改善を図る動きも高まる中、人事を取り巻く環境は大きく変化している。時代に合った人事のあり方が求められる今、いかに人員を定着させ、パフォーマンスを最大限に発揮させるかという〝戦略人事〟が必要不可欠である。
HRプラットフォーム「jinjer」は、経営戦略に沿った〝戦略人事〟を可能にし、経営に関わる判断を人事的側面から行うことができる。AIを活用し、人事領域から生まれるビックデータを解析。経営者や人事担当者が戦略立案時に活用することで、属人性に依存することなく適正な判断へと導く。これにより最適な採用活動や人員配置も可能にする。
現在「採用管理」「勤怠管理」「労務管理」とサービスを展開。約半年間で導入企業数が1,000社を突破。「jinjer」が実現する世界観や可能性に期待が寄せられている。今後は「人事管理」「マイナンバー」と展開予定だ。
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