岡本 佐知子氏からのメッセージ
CHROという仕事を始めて、約3年。この仕事は、「総合格闘技」だなと思います。個別のミクロな課題に対して、制度を変える、対話をする、研修をする、といった単発のHRの「HOW」では効果が最大化されない。
今、自社はどのような状況にあり、だからHRはどのような手を打つべきなのか。サーベイやデータからの課題の定量化は重要ですが、すべての事柄が定量化できるわけでもない。数字で見えること、見えないことを含めて、自分なりの組織の見立てを仮説として持ち、それに対して何をプライオリティと設定して、どんな手を打つのか、そのストーリーを描く。そんなイメージを持って、仕事に向き合っています。
もう一つ付け加えるなら、「私自身は、社員にとってどんな存在であれるのだろうか」も、大事な問い。大きな変革期にある当社では、「愛あるKY」であれたらと思っています。
「今までのやり方」を打破するのはエネルギーがいることですが、それをなるべく軽やかに、愛と感謝の気持ちを持ちながら、でも大胆に実践・提示している存在でありたい。言うは易く……ですが。
皆さんはHRの仕事をどう見ていますか?