伊達 洋駆氏からのメッセージ
テクノロジーの進展、働き方の多様化、キャリア自律のニーズ、人事と戦略の連動……。人事を取り巻く変化は、幾重にも起こっています。そのような中、確かな「専門性」をもとに、施策を企画・運用し、関係者と調整することが、人事に求められています。
人事の専門性を高めていくための、三つの視点をご紹介します。第一に、人と組織をめぐる「知識」を得ること。研究知と実践知の両方をどん欲に獲得し続けたいところです。第二に、人事の「仲間」を作ること。人事同士でつながり、切磋琢磨すると同時に、互いに相談に乗るのが良いでしょう。第三に、高い「倫理」を体現すること。何が社員、求職者、自社、社会にとって良いのかを悩み抜くことが必要です。
人事の日は、一人ひとりが自身の専門性を再確認し、また、専門性向上に向けた取り組みを見つめ直す、良い機会になるのではないでしょうか。