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樋口 知比呂氏
株式会社三井住友銀行 人事部 上席推進役
ひぐち・ともひろ/ 早稲田大学政治経済学部卒、カリフォルニア州立大学MBA。UCLA HR Certificate取得。通信会社の人事部でキャリアをスタートして以来人事プロフェッショナルの道を20年超歩む。通信会社勤務中は外資企業M&Aの売却側、買収側共に関与し、変革期の人事を経験。日立コンサルティングでの人事コンサルタントを経て様々な業種の企業で人事プロジェクトを企画提案/リードし、その後シティバンク銀行の人事部長に転身。業務改善計画の策定および実行をやり遂げる。シティバンク銀行リテールバンク事業の三井住友銀行への売却を経て移籍し、現在はSMBC信託銀行 人事部 部長を務める。

樋口 知比呂氏からのメッセージ

先日、人的資源管理について講義をする機会があり、改めて考えてみたことをメッセージとして贈りたいと思います。

人的資源管理の特徴の中に、管理されるべき対象が「生身の人間」であり、それが故に管理が難しいという点があります。生身の人間の素晴らしい点は、思考し、学習し、成長することです。これは他の経営資源にはない特徴で成長するが故に教育訓練をしてより高いアウトプットに貢献してもらうことができる資源だといえます。一方で、管理者の好き放題には使えないという特徴もあり、ご機嫌を損ねたり、休んだり、辞めたりします。つまり人に対する配慮が大事で、うまくバランスを取って使うことが人のマネジメントの要諦です。こういった難しさから人のマネジメントの分野ではイノベーションが起こりにくく決定的なマネジメント手法というものが見つかっていません。この正解のない難しさが人事のややこしさであり、永遠のテーマなのだと思います。