第1回 2020.2.7 Fri.18:00-20:00/ 戦略人事<受付終了しました>
「戦略人事」を実践するため、人事パーソンに求められる「視座」「志」とは
近年、人事が企業の経営戦略の実現に資すること――「戦略人事」の重要性が叫ばれています。しかし、その重要性を認識しながらも、「ルーチン(オペレーション)業務の負荷」「経営者との対話不足」「現場担当者の能力不足」などを理由に、“攻めの人事施策”に取り組めていない企業もまだまだ多いのではないでしょうか。
本講演には、戦略的な視点をもってさまざまな組織のグローバル展開をリードされてきた、参天製薬株式会社・藤間氏が登壇。戦略人事の視点をいかに身に付け、どう実践していけばいいのか、参加者同士のディスカッションも交えながら考えます。
●講師紹介
藤間 美樹氏
参天製薬株式会社
執行役員 兼 人事本部長
1985年神戸大学卒業。同年藤沢薬品工業(現アステラス製薬)に入社、営業、労働組合、人事、事業企画を経験。人事部では米国駐在を含め主に海外人事を担当。2005年にバイエルメディカルに人事総務部長として入社。2007年に武田薬品工業に入社し、本社部門の戦略的人事ビジネスパートナーをグローバルに統括するグローバルHRBPコーポレートヘッドなどを歴任。2018年7月より参天製薬に人材組織開発本部副本部長として入社し、2019年4月より現職。参天製薬のグローバル化を推進。M&Aは米国と欧州の海外案件を中心に10件以上経験し、米国駐在は3回、計6年となる。グローバル化の流れを日米欧の3大拠点で経験し、グローバルに通用する経営に資する戦略人事を探究。人と組織の活性化研究会「APO研」メンバー。
第2回 2020.2.14 Fri.18:00-20:00/ ダイバーシティ <受付終了しました>
"従業員の多様性"が組織の成長・発展を加速させる
Peach Aviationのイノベーションをもたらすダイバーシティ推進策
2012年、関西空港を拠点とし、日本初の本格的LCCとして運航を開始したPeach Aviation株式会社(ピーチ・アビエーション)。様々なイノベーティブな取組みとコストマネジメントにより圧倒的な低運賃でサービスを提供しています。2019年11月には成田空港を拠点空港としていたバニラエアと統合し、年間輸送旅客数において国内第3位の航空会社・国内No.1のLCCとなりました。安全運航を基盤に、「アジアのリーディングLCC」を目指し、路線網を拡大しています。
そんな同社の特徴の一つが従業員の多様性。約30の国と地域の出身者が働く同社では、従業員の多様性が組織にイノベーションをもたらす源泉と捉え、それぞれの個性・強みを活かした組織づくりに注力しています。
本講演には同社で人事統括本部 HR Design & Planning部 部長を務める松尾氏が登壇。同社におけるダイバーシティ推進に関する取り組みについてお話しいただいた上で、従業員の多様性を活かし、組織・事業の発展につなげるために人事は何をすれば良いのかを参加者全員で考えます。
●講師紹介
松尾 孝治氏
Peach Aviation株式会社
人事統括本部 HR Design & Planning部 部長
1989年大阪外国語大学フランス語学科卒業。同年ミノルタカメラ株式会社入社。1992年株式会社堀場製作所入社。自動車計測部門の海外営業、企画開発を経て、経営管理部門へ。その後、ERP導入プロジェクトでは管理会計を担当。2006年から中国上海駐在。帰国後、2011年に法務部長、2015年からグローバル人事部長。2019年3月より現職。中小企業診断士。
第3回 2020.2.28 Fri.18:00-20:00/ 経営人材育成 <受付終了しました>
江崎グリコが取り組む“人で勝つ”ための人事戦略
経営人材育成において重要なセオリー・フレームワークとは
不確実な環境下で企業が成長していくには、自社のビジネスに革新をもたらし、強く組織を牽引する経営人材の存在が欠かせません。
本講演には、2018年から『人で勝つ』をテーマに掲げた人事戦略に着手し、独自の経営人材育成施策に取り組んでいる、江崎グリコ株式会社・東野氏が登壇。経営人材育成を企画・推進していくうえでおさえておくべき、セオリーやフレームワークをご紹介いただきます。
参加者同士によるディスカッションやグループワークなども予定していますので、自社の経営人材育成のあり方に不安・悩みを抱えている方や、同じ悩みを持つ人事担当者同士で議論をしたい、という方のご参加をお待ちしています。
●講師紹介
東野 敦氏
江崎グリコ株式会社
グループ人事部 グループ長 (人事戦略・人財組織開発・グローバル人事担当)
大手自動車完成車メーカーで、一貫してグローバルHR部門に在籍、海外の研究開発法人や海外拠点の立ち上げ、生産性向上など、数多くの現地法人の支援に携わる。フィリピンへの駐在等を経験した後、2015年に江崎グリコ株式会社入社、海外人事の責任者としてGlicoのグローバル展開を推進中。
第4回 2020.3.6 Fri.18:00-20:00/ エンゲージメント・モチベーション向上 <受付終了しました>
“従業員エンゲージメント”が社員と企業を共に成長させる
企業価値の向上や良好な組織風土の形成を実現するキーワードとして、注目を集めている「従業員エンゲージメント」。従業員の主体性やモチベーションを引き出し、生産性向上や組織活性化のほか、リテンションにも効果がみられるとして、従業員エンゲージメント向上施策に取り組む企業も徐々に増え始めています。
しかしながら、「従業員エンゲージメント」はとても抽象的な概念のため、具体的な施策やその効果が分かりにくく、アクションプランの立案が困難という声も多く聞かれます。
本講演ではダイドードリンコ株式会社・人事総務部 人事グループ マネージャーを務める石原 健一朗氏が登壇。同社が従業員エンゲージメント向上のため実施している具体的な施策についてお話しいただくとともに、従業員エンゲージメントを高め、従業員との間に良い関係を築いていくために、企業は何をすればいいのか、参加者同士のディスカッションなども交えながら考えていきます。
●講師紹介
石原 健一朗氏
ダイドードリンコ株式会社
人事総務部 人事グループ マネージャー
大学卒業後、大手電子機器メーカーに新卒で入社し、在職中は一貫して人材開発、組織開発に従事。教育研修の全社統括部門において、階層別教育や役職別教育を新規で立ち上げ、教育体系の再構築を実施。企画部門の責任者として階層別教育の内製化、各種研修の企画・運営・講師を担当。また、多角化企業の同社において、各事業のさまざまな部門の組織開発を行った経験を踏まえ、複数の階層向けのリーダーシップ教育プログラムを新規に自前で開発し全社展開を実施。2015年にダイドードリンコ株式会社に入社後は、次世代リーダーの育成選抜プログラムを主軸に据えた教育体系の構築に従事しながら、採用、教育チームを統括。
第5回 2020.3.13 Fri.18:00-20:00/ 新卒採用 <受付終了しました>
新卒採用の本質に立ち返り、次に起こすべきアクションを考える
少子高齢化に伴う労働人口減少、また、近年の景気回復傾向もあいまって、新卒採用市場は相変わらず売り手優位の状態が続いています。また、就活ルールの廃止に伴い、新卒採用の通年化や学歴不問の選考活動に踏み切るなど、これまでの慣習に捉われない動きを見せる企業も徐々に増え始めています。
そんななか、自社の新卒採用のあり方に疑問・悩みをお持ちの方や、変化の必要性を感じながらも何から手を付ければいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
本講演では神戸大学大学院 経営学研究科 准教授で『採用学』著者の服部泰宏氏が登壇。自社にとって本当に必要な人材と出会い、獲得するために人事が心得るべきこと、とるべきアクションなどについて、グループワーク等も交えながらじっくりと考えます。
●講師紹介
服部 泰宏氏
神戸大学 経営学研究科 准教授
1980年神奈川県生まれ。2009年神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了、博士(経営学)取得。滋賀大学経済学部情報管理学科専任講師、同准教授、横浜国立大学大学院国際社会科学研究院准教授を経て、現職。日本企業における組織と個人の関わりあい(組織コミットメントや心理的契約)、経営学的な知識の普及の研究、シニア人材のマネジメント等、多数の研究活動に従事。著書『日本企業の心理的契約: 組織と従業員の見えざる約束』(白桃書房)は、第26回組織学会高宮賞を受賞した。2013年以降は人材の「採用」に関する科学的アプローチである「採用学」の確立に向けた「採用学プロジェクト」に従事、同プロジェクトのリーダーを務める。著書『採用学』(新潮社)は、「HRアワード2016」書籍部門最優秀賞を受賞。