第1回 2024.01.17 Wed.18:00-20:00/ 働きがい <受付終了しました>
シスコシステムズの「働きがい」戦略
パーパスとカルチャーをつなぎ、自分らしさを発揮できる組織へ
雇用の流動性が高まり、従業員と企業が選び合う関係に変わりつつある近年、「働きがい」の創出に取り組む企業が増えています。従業員が組織に所属する魅力を感じ、活躍し続けることが、企業成長につながるためです。では、どうすれば働きがいのある組織を実現することができるのでしょうか。シスコシステムズでは、働きがいを成長戦略の礎と設定。パーパスとカルチャーを連動させることで、従業員が組織の中で自分らしさを発揮できるように支援しています。同社の事例を基に参加者全員で、従業員が働きがいを感じるために何が必要なのかを議論します。
●講師紹介
宮川 愛氏
シスコシステムズ合同会社 執行役員人事本部長
(みやかわ あい)2003年に外資系IT企業に人事として入社後、日本国内人事のみならず、アジア太平洋地域の人事に従事。2014年3月にシスコ入社後、部門担当人事として営業組織の組織強化に携わる。2016年8月より現職。2018年、21年、23年に「働きがいのある会社」大規模部門 1位を獲得。日本の未来の働き方創造に向けて、セミナーなどに多数登壇。
第2回 2024.01.24 Wed.18:00-20:00/ 新卒採用 <受付終了しました>
カインズの事例から考える「新卒採用」
24年卒採用を振り返り、25年卒採用の戦略を描く
新卒採用の売り手市場が続く中、多くの企業が採用活動に課題を抱えています。どのようにして自社の魅力を学生に伝えればいいのでしょうのか。本当に必要な人材と出会い、入社まで導くにはどうすればいいのでしょうか。本講座では、カインズ清水氏が24年卒採用で行ってきた取り組みと、25年卒採用で実践しようとしている戦略を紹介。参加者全員による議論で、いかにして新卒採用に関する課題を解決し、今後の戦略を描いていくのかを明らかにしていきます。
●講師紹介
清水 宏紀氏
株式会社カインズ 人事戦略本部 人事戦略室 兼 人財採用室(採用責任者)室長
(しみず ひろき)大学卒業後、人材分野からキャリアをスタート。人材紹介・採用支援ベンチャーにて、法人営業、キャリアアドバイザー、キャリア紹介事業部門責任者を経験。その後、化学メーカーにて人事としてグローバル採用、海外販社・工場の立ち上げ支援等を担当。前職であるサイバーエージェントグループでは人事としてキャリア採用を中心に、年間100名以上の採用に携わりつつ、社内活性化(経営会議事務局、エンゲージメント推進)PJなどに幅広く携わる。その後、新規事業であった配信プラットフォームの立上げに参画。メディアセールス・アライアンス・コンテンツ・マネジメント部門など、多岐にわたるグループのマネージャーを担当。2021年 11月より現職。
第3回 2024.02.07 Wed.18:00-20:00/ 管理職育成 <受付終了しました>
“個とチームの力を引き出す”マネジメント力の向上を目指して
旭化成の事例から考える管理職育成
ビジネス環境の変化に伴い、管理職にはこれまでになく複雑化した課題に対応することが求められています。旭化成では、「個とチームの力を引き出すマネジメント力の向上」をテーマに掲げ、管理職の育成に注力。コーチング研修や、サーベイによる組織状況の可視化など、さまざまな機会や仕組みを提供することで、マネジメント力の向上を支援しています。同社が展開する幅広い施策や教育などの最先端事例を基に、参加者全員でこれからの管理職育成のポイントについて議論します。
●講師紹介
三木 祐史氏
旭化成株式会社 人事部 人財・組織開発室 室長
(みき ゆうじ)日本生命・リクルート・富士ゼロックスを経て、2019年11月に旭化成株式会社にキャリア入社。人事部 人財・組織開発室に所属し、お互いの挑戦や成長を支援する企業文化の強化に向けて、旭化成グループ全体の人財育成施策の企画推進や自律型学習プラットフォームCLAP(Co-Learning Adventure Place)を用いた新たなラーニング施策の展開を仲間と一緒に推進中。大事にしている言葉は「取り戻せ感情・解き放て個性・動き出せ社会へ」。趣味は日本の祭り。
第4回 2024.02.14 Wed.18:00-20:00/ 生産性向上と従業員エンゲージメント <受付終了しました>
日々ワクワクして挑戦できる働き方へ
ジャパネットホールディングスが実践するアットホームでストイックな生産性向上
2010年代以降、日本の潮流となった「働き方改革」。ジャパネットホールディングスでは「働きやすさ」と「生産性」に着目して働き方を一新し、長時間労働や離職を減らしてきました。結果として、従業員エンゲージメントが向上する、年次や性別に関係なく活躍する社員が増えるなど、誰もが充実して働ける環境も実現。人手不足が続く中、どうすれば働きやすく生産性が高い職場を実現できるのでしょうか。同社の成長の裏側にある制度や仕組み、社員に浸透させた人事の取り組みを基に議論します。
●講師紹介
田中 久美氏
株式会社ジャパネットホールディングス 人事本部 採用教育戦略部 ゼネラルマネージャー
(たなか ひさみ)2006年九州大学法学部卒業後、株式会社ジャパネットたかた入社。カスタマーサービス、経営戦略室を経て、2016年より採用・人材開発を担当。2018年より労務部門にて働き方改革・健康経営に取り組み、健康経営優良法人(ホワイト500)5年連続認定取得。2023年3月より現職。
第5回 2024.02.21 Wed.18:00-20:00/ 障がい者雇用 <受付終了しました>
「誰もが戦力」をかかげるANAグループの障がい者雇用
事業や組織規模が違う中でどのように雇用を促進するのか
ANAの人事部グループ障がい者雇用推進室は2012年に設立され、グループ40社の横断的なサポートを実施。2023年時点の雇用率は2.68%と、障がい者雇用が定着しつつあります。しかし、設立当時はグループ企業の多くが法定雇用率を下回っていました。事業や組織規模、地域性が一律ではないなかで、どのような取り組みを行い、障がい者雇用を促進してきたのでしょうか。「現場での具体的な施策」や「経営層への意識づけ」「グループ全体での連携」などを解説していただいた上で、「『数』だけではない『質』を意識した雇用促進」について議論します。
●講師紹介
白木 亜紀氏
全日本空輸株式会社 人事部 グループ障がい者雇用推進室 室長/ANAウィングフェローズ・ヴイ王子株式会社 代表取締役社長
(しらき あき)1989年客室乗務員として全日本空輸株式会社に入社。1999年より企画部門で経営広報誌編集を担当。2004年より管理職として客室乗務員の人財育成と機内品質向上に従事。2009年よりエアージャパン出向、上海駐在などを経て、2016年より特例子会社ANAウィングフェローズ・ヴイ王子で企画部長、取締役として障がい者雇用の発展に注力し、2022年より現職。障がいのあるなしに関わらず全員が活躍できる組織運営を目指している。
井田 裕二氏
全日本空輸株式会社 人事部 グループ障がい者雇用推進室 リーダー
(いだ ゆうじ)1998年全日本空輸株式会社入社、空港旅客部門、中国(北京・上海支店総務)駐在、人事(各種制度運用・海外人事)部門での経験を経て、2011年より管理職として国際貨物営業、給与・税務・福利厚生業務、旅客スタッフ人財開発に従事し、2022年より現職。雇用の質の向上に向けて、全グループ社員の教育・研修の拡充と障がいのある社員が活躍できる職域の拡大に取り組む。
第6回 2024.02.28 Wed.18:00-20:00/ 越境学習 <受付終了しました>
成熟した大企業の人事課題を解決
日本郵便が実践する「越境学習」の効果とは
所属する企業や組織を越え、これまでとは異なる環境や機会から学びを得る「越境学習」。不確実性の高い環境に対応できる人材を育成するために有効な手段として、導入する企業が増えています。日本郵便でも、成熟した大企業の中で従業員が内向きになっていることが課題と考え、越境学習を導入。ベンチャー企業への出向やグループ間での副業など、さまざまな取り組みを行うことで、従業員が新たな知見・ノウハウを獲得し、組織活性化につなげる試みに取り組んでいます。同社の事例を基に、効果的な越境学習をいかに実践すればいいのかを参加者全員で議論します。
●講師紹介
松本 祐美子氏
日本郵便株式会社 人事部人材育成室 専門役
(まつもと ゆみこ)大学卒業後、当時の郵政省に入省。郵便局をはじめとする自社組織のさまざまな職場経験を通じて、人を活かし育てることの大切さに目覚める。現在は、日本郵便株式会社の本社人事部門で人材育成の戦略立案や研修企画、研修環境の進化に取り組み、マネジメントやコーチングなどをテーマとする社内講師としても活動。国家資格キャリアコンサルタント。
第7回 2024.03.06 Wed.18:00-20:00/ キャリアオーナーシップ <受付終了しました>
主体的なキャリア形成が従業員と企業の双方を成長させる
「働きやすさ」と「働きがい」を軸にした、三井情報の「キャリアオーナーシップ」推進
キャリア自律の重要性が叫ばれる中、従業員には主体的にキャリアをデザインしていくことが求められています。その実現のため、企業は従業員をどう支援していけばいいのでしょうか。三井情報では、CHROの蒲原氏によるキャリアオーナーシップ宣言の下、「働きやすさの促進」「働きがいの醸成」の2軸で人事施策を展開。エンゲージメントサーベイの結果、個人の尊重・心理的安全性・上司の支援などの項目の肯定率が3年連続で上昇するなど、従業員と企業双方の成長を実現しています。企業はどうすれば従業員のキャリアオーナーシップを発揮させることができるのか、同社の事例を基に参加者全員で議論します。
●講師紹介
蒲原 務氏
三井情報株式会社 取締役 副社長執行役員 CSO CDIO CHRO
(かもはら つとむ)1991年、三井物産株式会社入社。海外駐在などを経て、2017年、三井情報株式会社の人事総務担当役員補佐として、全社の人事・総務を担当。2020年、執行役員営業企画本部長として営業部門の企画・人事・総務を担当。2022年4月より現職。
第8回 2024.03.13 Wed.18:00-20:00/ ウェルビーイング、人的資本経営 <受付終了しました>
社員の働きがい追求で、企業が成長する
SCSKのウェルビーイング基盤整備と、事業・人事戦略の連動
事業戦略を機能させるには、それを支える人事戦略との連動が欠かせません。働き方改革の先駆者として知られるSCSK株式会社は、社員が働きやすさ・働きがいを実感できるウェルビーイングな企業を目指して、さまざまな取り組みを展開。キャリア形成やスキル取得支援などを体系化し、人材価値の最大化に注力しています。その目的は、事業戦略と人事戦略を連動させ、人的資本経営を実現すること。では、具体的にどのような取り組みを行っているのでしょうか。同社の事例を基に、ウェルビーイング、人的資本経営について考えます。
●講師紹介
河辺 恵理氏
SCSK株式会社 執行役員 人事・総務分掌役員補佐(D&I・Well-Being推進担当)
(かわなべ えり)1986年、住商コンピューターサービス(現SCSK)入社。流通業や金融業などの大企業向けSIサービスに従事。2013年より人材育成を担当。2014年には同社初の女性役員として人事副グループ長に就任し、働きやすい、やりがいのある会社」づくりを担当。D&I、ワークライフバランス、人材開発・キャリア支援、健康経営等の施策を推進。その後、グローバル事業やリソース戦略の責任者などを経て、今年度より、人事組織で健康経営からWell-Being経営への深化を推進中。
第9回 2024.03.21 Thu.18:00-20:00/ 人事制度改革 <受付終了しました>
Be a Challenger!多様な人材が挑戦し、活躍できる組織を実現する
三井住友銀行の人事制度改革
ビジネス環境の変化が激しい近年、組織のあり方にも変革が求められています。三井住友銀行は、多様な人が挑戦し、活躍できる組織を目指して、人事制度を抜本的に改定。階層を統合して若手を抜てきしやすくしたり、専門性の高い人材を評価する仕組みを整備したりするなど、業界のイメージを一新するような人事制度改革を次々と実現しています。現在はアルムナイネットワーク形成や人的資本の強化に取り組むなど、新たな改革にも注力。では、実際にどのような効果をあげているのでしょうか。同社の事例を基に、参加者全員で人事制度改革のポイントを議論します。
●講師紹介
北山 剛氏
株式会社三井住友銀行 人事部上席推進役 兼 人事部研修所 副所長
(きたやま たけし)2004年株式会社三井住友銀行に入行。個人・法人営業に従事した後、法人部門と人事(制度運営・人員計画など)にて本部業務を経験。16年より海外駐在したのち、19年に人事に戻り、人材戦略グループ長として異動・評価・育成等の人事運用業務に従事。2023年4月より現職。2023年9月 東京大学Executive Management Program(東大EMP)修了。
第10回 2024.03.27 Wed.18:00-20:00/ 人財マネジメント <受付終了しました>
中外製薬の事例から考える
社員のキャリア自律を促し、組織風土の変革を実現する「人財マネジメント」
グローバルでのビジネス競争を勝ち抜いていくため、多くの日本企業が変革を迫られています。中外製薬では、高度で持続的な医療を実現するイノベーターとなることを宣言し、2030年に向けた新たな成長戦略としてTOPI2030(2030年トップイノベーター像)を策定。戦略実現のために六つの人財マネジメント方針を定め、さまざまな施策を展開しています。大規模な変革に向けて人事はどう動いたのか。新たな人財マネジメント方針を軸とした施策によって、社員や組織にどんな効果や変化が見られたのか。同社の大規模な変革の事例を基に、人財マネジメントを変革していく上で人事に求められるものは何なのかを議論します。
●講師紹介
矢野 嘉行氏
中外製薬株式会社 上席執行役員 人事・EHS推進統括
(やの よしゆき)1986年入社。営業本部、国際本部、5年の海外駐在を経験した後、経営企画部マネジャー、調査部長を歴任。2016年から人事部長、2019年に執行役員、翌年に人事統轄部門長、2022年3月から上席執行役員 人事・EHS推進統括、サステイナビリティ推進部担当 兼 人事部長を務め、2023年1月から現職。