第1回 2022.07.06 Wed.18:00-20:00/ ウェルビーイングと企業理念 <受付終了しました>
積水ハウスの事例に学ぶ
「企業理念」を起点としたウェルビーイング
働き方改革、DE&I、キャリア自律をいかに社員の幸福につなげるのか
近年、社員が心身ともに良好な状態で、いきいきと幸せに働ける職場を目指す「ウェルビーイング」に注目が集まっています。積水ハウスは「『わが家』を世界一幸せな場所にする」というグローバルビジョンを実現するには、まず自社を世界一幸せな会社にすることが必要と考え、ウェルビーイングを追求。働き方改革とダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン、キャリア自律の3本柱で、実現に向けて動いています。また同社の藤間氏は、ウェルビーイングを実現するために最も必要なものを「企業理念」と定義。人間愛を根本哲学とする企業理念を起点として推進に取り組んでいます。ウェルビーイングの実現においてなぜ企業理念が重要なのでしょうか。積水ハウスの事例をもとに、参加者全員で考えます。
●講師紹介
藤間 美樹氏
積水ハウス株式会社
執行役員 人財開発部長
(ふじま みき)1985年神戸大学卒業。同年藤沢薬品工業(現アステラス製薬)に入社、営業、労働組合、人事、事業企画を経験し、米国駐在で海外人事を担当。2005年にバイエルメディカルに人事総務部長として入社。2007年に武田薬品工業に入社し、本社部門の戦略的人事ビジネスパートナーをグローバルに統括するグローバルHRBPコーポレートヘッドなどを歴任。2018年7月に参天製薬に入社し執行役員人事本部長などを歴任。2020年12月に積水ハウスに入社し人事改革を推進、2022年2月より現職。M&Aは米国と欧州の海外案件を中心に10件以上経験、米国駐在は3回、計6年となる。グローバル化の流れを日米欧の3大拠点で経験し、グローバルに通用する経営に資する戦略人事を探究。
第2回 2022.07.13 Wed.18:00-20:00/ 現場における人材育成 <受付終了しました>
個性が際立つ「粒違い」の人材が組織をけん引する
現場主導で進める、これからの人材育成
組織が成長していくためには、日々の業務で成果を上げるだけでなく、未来をけん引する人材の育成が欠かせません。博報堂DYメディアパートナーズは、一人ひとりの個性が際立つ「粒違い」の人材を育てることに注力しています。さらに、各部門で現場社員の育成責任者「タレントマネージャー」を任命。現場主導で課題を吸いあげ、深い専門性や将来必要な能力を伸ばすことに取り組んでいます。本講座では、同社の取り組みを共有したうえで、これから必要になる人材をどう現場を巻き込んで育てていけばいいのかを考えます。
●講師紹介
中村 洋介氏
株式会社TBWA HAKUHODO
人事局 局長代理・ワークスタイルイノベーション局 局長
(なかむら ようすけ)2004年博報堂にキャリア入社。2019年度までTBWA HAKUHODOにて主に自動車会社広告主のデジタル業務を担当。2020年度から2021年度まで博報堂DYメディアパートナーズ及び博報堂の人材開発戦略局 局長代理を務めた。
第3回 2022.07.20 Wed.18:00-20:00/ 配置、タレントマネジメント <受付終了しました>
「経験と勘と社内ネットワーク」から
「テクノロジー」を活用する時代へ
実際の事例に学ぶ、最適な人材配置とタレントマネジメント
企業が成長していくには、各部門に必要な人材を的確に配置し、その力を最大限に発揮してもらうことが重要です。しかし多くの企業では、いまだに「経験と勘と社内ネットワーク」に基づいた配置を行っているケースが多いようです。どうすれば、それらから脱して全社的に最適な人材配置を実現できるのでしょうか。本講座では、江上氏がこれまでチャレンジし、今も挑戦し続けている、人事データの整備、ならびに人材配置へのテクノロジー活用について、同氏が経験してきた具体的な事例を中心に、人材配置とタレントマネジメントを解説。参加者の皆さまの課題や悩みも共有しながら、人材の最適配置について考えます。
●講師紹介
江上 茂樹氏
株式会社ブリヂストン
HRX推進・基盤人事・労務・総務統括部門長
(えがみ しげき)1995年に東京大学経済学部卒業後、三菱自動車工業に入社し、川崎工場の人事・労務部門に配属。2003年のトラック・バス部門分社に伴い、三菱ふそうトラック・バスへ移籍し、人事・採用・教育を担当。CEOアシスタントや開発本部開発管理部長等を経て、2010年人事担当常務人事・総務本部長。独ダイムラー傘下となった同社の人事制度のグローバルスタンダードへの転換を図った。2015年11月サトーホールディングスに入社、執行役員最高人財責任者(CHRO)兼北上事業所長等を歴任し、海外を含めた人事制度の最適化や北上事業所の新建屋建設を推進した。2020年12月にブリヂストンに入社し、現在、HRX推進・基盤人事・労務・総務統括部門長。
第4回 2022.07.27 Wed.18:00-20:00/ 人事制度変革 <受付終了しました>
従業員のWILLを支え、働き方の進化を促す
カルチュア・コンビニエンス・クラブの「人事制度変革」
キャリア自律の時代、企業には従業員の挑戦をサポートしていくことも求められます。カルチュア・コンビニエンス・クラブでは、2022年4月から評価・報酬制度を大きく変革。具体的には、「任されている仕事に対して、報酬をお支払いする」仕組みへの転換です。変更により、従業員からの「こんな仕事に挑戦したい」「こうしたキャリアを選択したい」といったWILL(意思)にしっかりと向き合い、実現に向けて支えることや、働き方を進化させていくことの重要性が従来以上に高まっていくと考えたとのこと。本講座では、評価・報酬制度をどのように変革し、導入によってどんな効果があったのか、また、今後に向けた取り組みテーマの論点などを、同社CHROの松浦氏が解説。ディスカッションや質疑応答なども行いながら、人事制度変革において人事に求められるものとは何かを議論します。
●講師紹介
松浦 俊雄氏
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
執行役員 CHRO
(まつうら としお)早稲田大学卒業後、機械メーカーを経て2007年リクルートに入社。人事部門にてグループマネジメント、基幹人事、人事制度設計、障がい者雇用を担当。リクルートグループの分社化の企画・実行を経て、2014カルチュア・コンビニエンス・クラブに入社。人事責任者としてCCCグループの人事部門を管掌。2015年執行役員。2020年4月より社長室長を兼任。2022年4月より現職。
第5回 2022.08.24 Wed.18:00-20:00/ これからの働き方 <受付終了しました>
オカムラの「Work in Life」に学ぶ
働きがいを高め、生活の質も向上させる「働き方改革」
多くの企業が働き方改革に取り組んでいますが、近年は「働き方」だけでなく、従業員の「生活」の質の向上を支援する動きが活発化しています。オカムラでは、仕事を家族、趣味、学びなどと並ぶ生活の中の一つの要素として捉え、「Work in Life」をコンセプトに採用。働きがいを高める人事制度やオフィス環境の整備、人材育成、業務効率化などに従業員全員で取り組んでいます。従業員がいきいきと働き、幸せに生活していくためにはどうすればいいのか。同社ワークデザイン研究所の最新知見なども基に、参加者全員でこれからの働き方について考えます。
●講師紹介
佐藤 喜一氏
株式会社オカムラ
常務執行役員 コーポレート担当 CHRO(人事部・人財開発部・お客様相談室・サステナビリティ推進部)
(さとう よしかず)1982年、株式会社岡村製作所(現:オカムラ)経営情報システム研究所に入社。経営企画部、1999年労働組合中央執行委員長、2009年総務部長を経て、2015年人事部長に。定年延長・賃金制度などの人事制度改革、採用(新卒・キャリア)、労務、健康経営推進、D&I、働き方改革の推進などを担当。2019年からCHROとして人財開発も含めた戦略人事に従事する。
第6回 2022.08.31 Wed.18:00-20:00/ ポジティブ・メンタルヘルス <受付終了しました>
ブラザー工業と考えるポジティブ・メンタルヘルス
「明るく・楽しく・元気に」働ける環境をいかにつくるのか
ビジネス環境や働き方の変化など、従業員はさまざまな不安やストレスにさらされています。従業員がいきいきと働き、本来の能力を発揮するために企業には何ができるのでしょうか。そのための手段として注目されるのがポジティブ・メンタルヘルスです。ブラザー工業では、従業員が「明るく・楽しく・元気に」日々を過ごすことを理念に掲げ、ストレスチェック分析を基にした職場改善活動やマネジメント層への支援を実施。従業員のワーク・エンゲージメント向上につなげています。同社の事例を基に、従業員がいきいきと働く環境のつくり方を考えます。
●講師紹介
上原 正道氏
ブラザー工業株式会社
人事部 健康管理センター センター長
(うえはら まさみち)産業医科大学医学部卒。松下電工(株)本社健康管理室、産業医科大学環境疫学教室、厚生労働省労働衛生課を経て、2004年よりブラザー工業(株)統括産業医。ブラザーグループ全体の産業保健を統括し、健康経営の推進に注力。産業医科大学産業衛生准教授(非常勤)、日本産業衛生学会産業衛生指導医、労働衛生コンサルタント(保健衛生)。
日笠 ちはる氏
ブラザー工業株式会社
人事部 健康管理センター 保健師
(ひかさ ちはる)名古屋大学医学部保健学科卒後、2009年に保健師として入社。以降、受動喫煙対策や睡眠衛生教育等、フィジカル・メンタルヘルスについて幅広い分野で活動を展開している。日本産業衛生学会産業保健看護専門家制度上級専門家。名古屋大学 医学部 招へい教員。
第7回 2022.09.07 Wed.18:00-20:00/ 人事データの活用 <受付終了しました>
「日本で一番データに強い人事」を目指して
人と組織を成長させる、サイバーエージェント流人事データ戦略
近年は人事データの活用に取り組む企業が増えていますが、思うようにデータの蓄積や活用が進んでいないケースも多いようです。サイバーエージェントでは、役員直下の「人事データ一気通貫!」プロジェクトを通じて、複数のシステムに散在していた人事データを集約。可視化、分析した結果を人事施策や経営判断に生かしているそうですが、実際にどのような成果があったのでしょうか。人事データ統括部を率いる堤氏が、現在進行中の施策を交えながら同社の取り組みを紹介。データ活用を進めるために経営層や現場をどう巻き込んでいくのか、データを活用する上で大事なことは何なのかを参加者全員で考えます。
●講師紹介
堤 雄一郎氏
株式会社サイバーエージェント
人事データ統括部 部長
(つつみ ゆういちろう)化粧品メーカー勤務を経て、2006年サイバーエージェントグループに入社。インターネット広告事業部門にて営業や各種媒体担当などに従事した後、2017年に全社人事部門へ。現在はCHO直下で人事関連のシステム化およびデータ整備、活用を行うチームのマネジメントを担当。
第8回 2022.09.14 Wed.18:00-20:00/ キャリア開発支援 <受付終了しました>
年間離職率1.9%のSCSKに学ぶ、
従業員の定着と長期的な人材育成を実現する「キャリア開発支援」
働き方改革や健康経営で注目を集めるSCSKは、従業員が継続的に成長し続けることを目的に社内FA制度の実施や副業・兼業の解禁などさまざまな施策を展開。2020年度から「若手キャリア開発プログラム」を開始し、入社4年間を育成期間と設定した上でキャリアアドバイス面談の実施や5年目で全員が異動する制度を導入しました。高い専門性が求められる業界だけに部門を越えたローテーションは困難に思われますが、どのような効果を期待しているのでしょうか。同社の事例を基に、従業員の定着率が高い企業におけるキャリア開発支援のあり方を考えます。
●講師紹介
鈴木 潤氏
SCSK株式会社
人材開発本部 人材戦略推進部 採用課 課長
(すずき じゅん)金融業界にて営業、人事を経験後、2001年に株式会社CSK(現SCSK株式会社)へ入社し、200~300名の新卒採用を担当。グループ会社に出向して人材開発課長を務めた後、SCSKへ帰任しグローバル研修、新人研修などを担当。2020年4月より現職で新卒採用およびキャリア採用を担当。副業ではキャリアコンサルタントとして就職・転職支援、大学での講師や国家資格更新講習の講師などを経験。文学部心理学科卒。
第9回 2022.09.21 Wed.18:00-20:00/ 管理職の登用・育成 <受付終了しました>
トラスコ中山の事例を基に考える
自律的に学び成長する人材をいかに見出し、
育成・登用していくのか
組織を構成する人材や働き方の多様化により、管理職には部下のマネジメントや接し方を自発的に見直し、改善する力が求められています。トラスコ中山は、「自覚に勝る教育なし」という理念に基づき、自ら考えて行動する人材を育成。管理職も、自ら立候補した社員に教育を行った上で登用しています。管理職になった人材はその後も自律的に学び、成長し続けているそうですが、そのために人事はどのような支援を行っているのでしょうか。同社が取り組む施策などを基に、これからの管理職に求められる資質と、そのために必要な育成・登用のあり方を議論します。
●講師紹介
喜多 智弥氏
トラスコ中山株式会社
経営管理本部 人事部 部長
(きた ともや)2001年大学卒業後、同社に入社。営業部門の支店長、物流部門のセンター長を経て、2019年1月より人材開発課 兼 秘書課 兼 CSR課長となり、2021年より採用課長も兼務。2022年1月より現職となり、人事課、HRサポート課、採用課、人材開発課、ヘルスケア課など五つの部署を持ち、人事制度改革に取り組む。
第10回 2022.09.28 Wed.18:00-20:00/ 組織文化の変革 <受付終了しました>
NECの事例に学ぶ、現在進行形の「組織文化改革」
多様な人材が活躍する文化をいかに醸成するのか
近年、イノベーションの創出が求められる中で企業が成長し続けるために「組織文化」の改革に取り組む動きが活発化しています。NECでは、2018年から「収益構造の改革」「成長の実現」「実行力の改革」を柱とした組織文化改革に注力。2021年からは第二フェーズに入り、多様な人材が活躍する文化の醸成などさらに深く改革に取り組んでいます。組織文化を改革するには、根気強い取り組みが必要だと考えられますが、実際にどのような取り組みを行っているのでしょうか。同社の佐藤千佳氏に現在進行形の取り組みを共有していただき、参加者全員で強い組織文化のつくり方を考えます。
●講師紹介
佐藤 千佳氏
日本電気株式会社
コーポレート・エグゼクティブ
(さとう ちか)1982年住友電気工業(株)入社。米国在住後、外資系ベンチャー企業。1996年よりGEにて、組織開発、HRビジネスパートナー、企業買収・統合業務やHRリーダーを経験。2011年より日本マイクロソフト(株)執行役人事部長、2016年ノキアにて日本・東アジア地区HRリーダーを経て、2018年日本電気(株)へ入社。同社においてカルチャー変革、人事改革、インクルージョン&ダイバーシティをリードする。