CurriculumHRアカデミー2021年度冬期講座 カリキュラム

第1回 2022.01.12 Wed.18:00-20:00/ DX企業を実現する人事戦略 <受付終了しました>

富士通の人事改革事例に学ぶ、DXのための人事戦略~パーパス、ジョブ型、働き方改革~

近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む企業が急速に増えています。しかし、日本ではなかなかDX化が進まない、とも言われています。DXを実現するために人事として何ができるのでしょうか。本講座では、「IT企業からDX企業へ変わる」との宣言の下、人事改革を推進している富士通のCHRO・平松氏が登壇。パーパスに基づいた人材マネジメント、ジョブ型人事制度の推進、働き方改革の実行などさまざまな取り組み事例を基に、参加者全員で「DXのための人事」について考えます。

●講師紹介

富士通株式会社 平松浩樹氏

平松 浩樹氏

富士通株式会社
執行役員常務CHRO

(ひらまつ ひろき)1989年富士通株式会社に入社し、主に営業部門の人事を担当。2009年より、役員人事の担当部長として指名報酬委員会の立上げに参画。2015年より、営業部門の人事部長として働き方改革を推進。2018年より、人事本部人事部長として2020年4月に導入したジョブ型人事制度の企画・導入を主導。2021年4月より現職。

第2回 2022.01.19 Wed.18:00-20:00/ 働き方 <受付終了しました>

誰もがイキイキと働ける職場をいかに実現するのか
従業員の自分らしい生き方につながる、スープストックトーキョーの「働き方“開拓”」

働くことに対する人々の価値観が多様化し、企業には社員一人ひとりがイキイキと働ける制度や職場環境を整備することが求められています。その実現に向けて、スープストックトーキョーでは「働き方“開拓”」をコンセプトにした新たな休暇制度と複業制度を導入。社員の主体的な働き方や生き方を実現することで、離職の低下や採用の改善につなげています。同社の取り組みの詳細や今後のビジョンを基に、参加者全員でこれからの「働き方」について考えます。

●講師紹介

株式会社スープストックトーキョー 江澤身和氏

江澤 身和氏

株式会社スープストックトーキョー
取締役副社長 兼 人材開発部長

(えざわ みわ)短大卒業後、フリーターを経て2005年にスープストックトーキョーのパートナー(アルバイト)として入社。1年後に社員登用されて複数店舗の店長を歴任し、法人営業グループへ異動。2016年、株式会社スープストックトーキョーの分社に際して取締役兼人材開発部長に着任。現在は取締役副社長 兼 人材開発部長として新たな採用・育成の仕組みづくりに取り組んでいる。

第3回 2022.01.26 Wed.18:00-20:00/ Employee Experience <受付終了しました>

ロート製薬の事例に学ぶ“Employee Experience”
企業と従業員が共に成長できる環境をいかにつくるのか

近年、HRにおいて“Employee Experience(従業員体験)”というキーワードが注目を集めています。職場で多様な経験を積むことが従業員のWell-beingの実現につながり、さらには創造力やパフォーマンスも向上すると多くの企業が考えているからです。ロート製薬でも、イノベーションや新規事業を創出できる人材の育成などを目的に、“Employee Experience”を重視。「キャリア自律」「チーム力」などのテーマで、企業と従業員の双方が成長できる環境づくりに注力しています。高倉氏に同社の取り組みをご紹介いただいた上で、なぜ“Employee Experience”が重要なのか、また、そのために人事は何をすればいいのかを考えます。

●講師紹介

ロート製薬株式会社 髙倉千春氏

髙倉 千春氏

ロート製薬株式会社
取締役 人財・WellBeing経営推進本部 E.Designer

(たかくら ちはる)1983年、農林水産省入省。1990年にフルブライト奨学生として米国Georgetown 大学へ留学し、MBAを取得。1993年からはコンサルティング会社にて、組織再編、新規事業実施などにともなう組織構築、人材開発などに関するコンサルティングを担当。その後、人事に転じ、1999年ファイザー株式会社、2004年日本べクトン・ディキンソン株式会社、2006年ノバルティスファーマ株式会社の人事部長、人事リーダーを歴任。2014年に味の素株式会社入社後は、グローバル人事部長としてグローバル戦略推進に向けた全社的人事制度の構築と実施をリードした。2020年4月から現職。日本の人事部「HRアワード2017」企業人事部門 個人の部 最優秀賞 受賞。

第4回 2022.02.02 Wed.18:00-20:00/ 健康経営 <受付終了しました>

従業員の健康維持増進に対する意欲を喚起
味の素社が取り組む“自然と行動を変える”健康経営

社員の健康に投資し、生産性向上やイノベーション創発などの経営効果につなげる「健康経営」に取り組む企業が増えています。社員自身に健康的な行動を習慣化してもらうことが大事ですが、そのために人事としてどう働きかければいいのでしょうか。本講座では、社員が「自然に健康になる」をスローガンに健康経営を進める、味の素社の菊地氏、横尾氏が登壇。社員の「セルフ・ケア力向上」や、健康診断後の「全員面談」を軸にした取り組み事例を基に、どうしたら効果的な「健康経営」を実現できるのかを考えます。

●講師紹介

味の素株式会社 菊地さや子氏

菊地 さや子氏

味の素株式会社
人事部 労政・総務グループ 兼 グループ健康推進センター シニアマネジャー

(きくち さやこ)1994年、味の素株式会社に入社。営業内勤、人事部(採用・教育)、事業部門(採算管理、生産管理)、営業部門人事総務を経て再び人事部と多様な経験を積む。営業部門においては、オフィスレイアウト改革を実施。人事部では、働き方改革、ダイバーシティ推進(女性活躍)などに取り組み、現在は健康経営を担当。

味の素株式会社 横尾亜子氏

横尾 亜子氏

味の素株式会社
人事部グループ健康推進センター 保健師

(よこお あこ)2000年より5年間、聖路加国際病院にて看護師として勤務。2006年 味の素株式会社へ保健師として入社。本社エリアを中心に従業員の健康管理に従事。健康経営のグループ化推進にて、2021年よりグループ会社も担当し、味の素流健康経営をグループ社へ展開。

第5回 2022.02.09 Wed.18:00-20:00/ 組織文化 <受付終了しました>

「挑戦する風土づくり」で従業員の挑戦、成長を後押しする
――クレディセゾンの事例から考える、「組織文化」の醸成

先の見えない時代を企業が乗り越えていくため、「組織文化」が注目を集めています。組織文化はすべての社員の行動の基になるもの。社員が成長し挑戦し続けるためには、良い組織文化の醸成が欠かせません。クレディセゾンでは、全社員共通の行動指針を定め、社内ベンチャープログラムや企業内大学などを通じて「挑戦する風土づくり」に注力。一人ひとりが挑戦し続ける組織文化を実現しています。同社の事例を基に、参加者全員でいかに組織文化を醸成していくのかを考えます。

●講師紹介

株式会社クレディセゾン 大門佑理氏

大門 佑理氏

株式会社クレディセゾン
戦略人事部 企画課長

(だいもん ゆり)大学卒業後、2008年にクレディセゾンに入社。クレジットカード事業において、セゾンカウンターに配属後、人事部へ異動。人材開発領域にて採用・教育を担当し、現在に至る。

第6回 2022.02.16 Wed.18:00-20:00/ 人事部門の変革 <受付終了しました>

串カツ田中ホールディングスの“現在進行形”の事例に学ぶ
成長企業が実践する、人事部門の「変革」と「再構築」

企業が成長していく上で、人事部にかかる期待がますます大きくなっています。串カツ田中ホールディングスは現在快進撃を続けている成長企業ですが、外食業界は競争が激しく、さらに強い組織をつくっていくことが課題となっていました。そこで同社の五十嵐氏は、2020年から人事総務部門の変革と再構築に着手。メンバーの意識改革のほか、評価制度の改訂、タレントマネジメントシステムの導入、エンゲージメントサーベイの実施など、新たな施策を次々に実施しています。一方で変革の実現に向けては、多くの課題や障壁もあるといいます。同社ではどのように人事部門の変革を実践しているのでしょうか。本講座では、五十嵐氏が現在進行形で取り組む事例を紹介。新たな制度や施策をどう実践するのか、人事部門の意識はどうすれば改革できるのかを参加者全員で議論します。

●講師紹介

株式会社串カツ田中ホールディングス 五十嵐祐幸氏

五十嵐 祐幸氏

株式会社串カツ田中ホールディングス
人事総務部長

(いがらし ゆうこう)1996年に大学卒業後、住宅メーカーにてセールスとして勤務。その後、組織・人事のコンサルティングファームへ転職、人事領域へ。人事制度設計、人材開発を専門領域とする。その後、事業会社へ転身、IT企業、スポーツメーカーなどにて人事責任者を担い、2020年11月から串カツ田中ホールディングスに転職、同年12月より人事総務部長に就任。

第7回 2022.03.02 Wed.18:00-20:00/ 人事評価 <受付終了しました>

人事評価を「人材」と「企業」の成長につなげる
メルカリの事例に学ぶ、従業員の活躍を促す「人事評価制度」

「人事評価制度」が注目を集めています。テレワークの浸透による対面でのコミュニケーションの減少、多様な雇用形態や国籍の人々で構成された職場の増加など、企業に大きな変化が起こっているからです。そのような状況下、納得感のある人事評価制度をどのように策定すればいいのでしょうか。メルカリCHROの木下氏が、ミッション実現に向けて2021年に刷新した人事評価制度を紹介。従業員の活躍につながる「人事評価」について、参加者全員で議論します。

●講師紹介

株式会社メルカリ 木下達夫氏

木下 達夫氏

株式会社メルカリ
執行役員 CHRO

(きのした たつお)P&Gジャパン人事部に入社し採用・HRBPを経験。2001年日本GEに入社、北米・タイ勤務後、プラスチックス事業部でブラックベルト・HRBP、2007年に金融部門の人事部長、アジア組織人材開発責任者を務めた。2011年に8ヵ月間のサバティカル休職取得。2012年よりGEジャパン人事部長。2015年にマレーシアに赴任し、アジア太平洋地域の組織人材開発、事業部人事責任者を務めた。2018年12月にメルカリに入社、執行役員CHROに就任。

第8回 2022.03.09 Wed.18:00-20:00/ キャリア開発支援 <受付終了しました>

社員のキャリアオーナーシップを高め、企業成長につなげる
三井情報の“風土醸成”と“キャリア形成支援”

近年は、自身のキャリアを主体的に考えることが求められています。企業でも、従業員の自律的なキャリア形成を支援する動きが活発化していますが、一方で社員のキャリアオーナーシップが育たない、制度が形骸化している、という声も耳にします。どうすれば従業員のキャリア自律を後押しすることができるのでしょうか。三井情報の山田氏が、一体感を醸成する風土づくりとキャリア自律の取り組みを紹介。同社における現在進行形のプロジェクトや課題を基に、参加者全員で議論します。

●講師紹介

三井情報株式会社 山田美夏氏

山田 美夏氏

三井情報株式会社
経営企画統括本部 広報・CSV戦略推進部 エンゲージメント推進室 室長 兼
人事総務統括本部 グループ人事総務部 人材開発室 マネージャー

(やまだ みか)2008年三井情報中途入社。人事部門にて採用、雇用管理、教育研修等一貫して人事領域を担当。2019年人材基本方針制定に伴い、全社向け教育プログラムの再構築並びにキャリア形成プログラムの設計に従事。2021年4月エンゲージメント推進室の新設に伴い、経営企画統括本部へ異動。人事と兼務し全社教育研修、キャリア形成支援等を推進しながらサステナビリティ経営、従業員エンゲージメント向上等の企画・推進に従事。産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。

第9回 2022.03.16 Wed.18:00-20:00/ 人的資本 <受付終了しました>

カゴメの事例に学ぶ、人材が価値を生み出し企業の持続的成長を実現する「人的資本経営」

近年、人の持つスキルや能力などを資本と見なし、投資の対象とする「人的資本」という考え方が注目を集めています。従業員を単に労働力として見るのではなく、能力や状態を把握して人事戦略を練ること、また、策定した戦略を基に人材へ投資し、収益につなげていくことが求められているのです。投資家も人的資本に注目しており、今後この流れは本格化していくと考えられますが、これから人事は何をすればいいのでしょうか。本講座では、長年にわたり人的資本の強化に取り組んできたカゴメの有沢氏が登壇。人的資本の基本的な考え方や、これまで行ってきた事例をご紹介いただきます。リスキリング、キャリア自律、従業員エンゲージメント、HRBPなど、いま注目すべきキーワードも次々に登場。参加者同士のディスカッション、質疑応答の時間も豊富に設けて、「人的資本経営」について考えます。

●講師紹介

カゴメ株式会社 有沢正人氏

有沢 正人氏

カゴメ株式会社
常務執行役員CHO(人事最高責任者)

(ありさわ まさと)1984年に協和銀行(現りそな銀行)に入行。 銀行派遣により米国でMBAを取得後、主に人事、経営企画に携わる。2004年にHOYA株式会社に入社。人事担当ディレクターとして全世界のHOYAグループの人事を統括。全世界共通の職務等級制度や評価制度の導入を行う。また委員会設置会社として指名委員会、報酬委員会の事務局長も兼任。グローバルサクセッションプランの導入などを通じて事業部の枠を超えたグローバルな人事制度を構築する。2009年にAIU保険会社に人事担当執行役員として入社。ニューヨークの本社とともに日本独自のジョブグレーディング制度や評価体系を構築する。2012年1月にカゴメ株式会社に特別顧問として入社。カゴメ株式会社の人事面でのグローバル化の統括責任者となり、全世界共通の人事制度の構築を行っている。2012年10月より現職となり、国内だけでなく全世界のカゴメの人事最高責任者となる。

第10回 2022.03.23 Wed.18:00-20:00/ 次世代リーダー育成 <受付終了しました>

変革を推進する人材をどう選抜し、育成するのか
コカ・コーラ ボトラーズジャパンと考える「次世代リーダー育成」

環境変化に伴い、企業が必要とするリーダー像も変化しています。コカ・コーラ ボトラーズジャパンでは、ビジネスモデルの転換により、「これまでの方法を率先垂範するリーダー」ではなく、「変革を推進するリーダー」の育成へと転換。新たな選抜型プログラムを推進し、将来を担うリーダーを育成しています。社員をどう選抜し、どんな教育を行えば、次世代のリーダーが生まれるのでしょうか。同社 人材開発部 部長の東氏と共に考えます。

●講師紹介

コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社 東由紀氏

東 由紀氏

コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社
シニア・ディレクター 社長補佐
Senior Director Senior Business Manager to CEO

(ひがし ゆき)ニューヨーク州立大学卒業後、外資系と日系の金融機関でセールスやマーケティングの業務に従事し、2013年に人事にキャリアチェンジ。日系証券会社でグローバル部門のタレントマネジメントとD&Iのジャパンヘッドに着任。その後、米系コンサルティング会社を経て、2020年2月より現職で人財開発、採用、評価制度を統括。中央大学大学院戦略経営修士、職場におけるLGBTアライと施策の効果について研究。 2018年11月からAllies Connectの代表として、企業×アカデミック×社会のアライをつなげる活動を開始。特定NPO法人東京レインボープライド理事、認定NPO法人ReBit アドバイザー。「法律家が教えるLGBTフレンドリーな職場づくりガイド」(法研,2019)を共著。