ご注意)2021年度夏期講座は、新型コロナウイルス感染リスク軽減の観点から、全講座オンラインでの開催となります
第1回 2021.6.30 Wed.18:00-20:00/ 心理的安全性 <受付終了しました>
従業員がより力を発揮できる組織とは?
ユニリーバ 島田由香氏と考える
「職場コミュニケーション」「心理的安全性」
コロナ禍により、働き方や組織のあり方が大きく変化しました。このような状況下、すべての従業員がより力を発揮し、パフォーマンスや生産性の向上を実現するにはどうすればいいのでしょうか。本講座ではこの難題について、「組織作り」の観点から考えます。ユニリーバ・ジャパン・ホールディングスの島田由香氏が「職場コミュニケーション」や「心理的安全性」など、組織作りにおいて重要なテーマについて提言。それをもとに参加者全員で議論することで、これからの組織のあり方を明らかにしていきます。ディスカッションや質疑応答の時間を多く設けることで、参加者の皆さまに積極的に発言していただく講座です。
●講師紹介
島田 由香氏
ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社
取締役 人事総務本部長
1996年慶應義塾大学卒業後、日系人材ベンチャーに入社。2000年コロンビア大学大学院留学。2002年組織心理学修士取得、米系大手複合企業入社。2008年ユニリーバ入社後、R&D、マーケティング、営業部門のHRパートナー、リーダーシップ開発マネジャー、HRダイレクターを経て2013年4月取締役人事本部長就任。その後2014年4月取締役人事総務本部長就任、現在に至る。学生時代からモチベーションに関心を持ち、キャリアは一貫して人・組織にかかわる。高校3年生の息子を持つ一児の母親。米国NLP協会マスタープラクティショナー、マインドフルネスNLP®︎トレーナー。
第2回 2021.7.7 Wed.18:00-20:00/ 人材開発 <受付終了しました>
「学ばせる研修」から「学びたい研修」へ
従業員の“自律的な学び”を実現する、これからの人材開発
近年は「学び方」が多様化しています。企業内人材開発においてもそれは同様ですが、基本となるのは従業員の「自律性」。受身ではなく、自律的に学ぼうとする姿勢が求められています。そこで注目されるのが、ライオン株式会社の「ライオン・キャリアビレッジ」。動画を中心としたeラーニングと少人数討議から構成される、従業員が自律的に学ぶことができるプログラムで、その利用率は7割を誇るといいます。果たして、従業員が「学びたい」と考えるようになるポイントとは何なのでしょうか。同社人材開発センターの大山氏が「ライオン・キャリアビレッジ」における従業員の学びの動機づけや、学習利用状況などのHRデータの解析について紹介。参加者全員でのディスカッションや質疑応答を交えながら、これからの人材開発のあり方について考えます。
●講師紹介
大山 展広氏
ライオン株式会社
人材開発センター 主任部員
トイレタリー製品の開発や基礎研究などの研究業務に従事後、研究技術部門の新卒採用や人材育成を担当。現在は全社の人材育成チームにて全社員を対象としたeラーニングと対面型討議を基盤とする自律的学習の仕組み「ライオン・キャリアビレッジ」の社内浸透に取り組んでいる。
第3回 2021.7.14 Wed.18:00-20:00/ 副業(越境学習) <受付終了しました>
従業員の「副業支援」は企業にどんな効果をもたらすのか
近年は多様で柔軟な働き方が注目されており、副業を行う人が増えています。人生100年時代の到来、キャリア自律への関心の高まりなども影響し、ここへきて、企業による従業員の副業を認める動きも活発化しています。では、副業に取り組むことは、従業員自身の成長にどうつながるのでしょうか。企業にとって、どんな効果を期待できるのでしょうか。本講座では、自身も長年にわたり副業に取り組み、その効果を熟知している、Jストリームの田中氏が登壇。同社の副業に関するルールや、実体験に基づく効果について解説していただきます。これから組織と個人の関係性はどうなるのか、どのようなルールを定めるべきなのかなど、副業支援において考えられる、さまざまな課題について議論します。
●講師紹介
田中 潤氏
株式会社Jストリーム
管理本部 人事部長
1985年一橋大学社会学部出身。日清製粉株式会社で人事・営業の業務を経験した後、株式会社ぐるなびで約10年間人事責任者を務める。2019年7月から現職。週末には副業としてキャリアカウンセリング協会が主催するキャリアカウンセラー養成講座gcdfのトレーナーをつとめ、キャリア支援を志す人材の育成に注力している。経営学習研究所(MALL)理事、慶應義塾大学キャリアラボ登録キャリアアドバイザー、キャリアデザイン学会代議員。にっぽんお好み焼き協会監事。
第4回 2021.8.18 Wed.18:00-20:00/ エンゲージメント <受付終了しました>
「従業員エンゲージメント」向上に向けて
人事が果たすべき役割とは
――カルチャー変革に取り組むNECの事例に学ぶ
近年、従業員エンゲージメント向上に取り組む企業が増えています。従業員が働きやすく、やりがいを持てる職場を実現することは、組織を活性化し、企業の成長へとつながるからです。本講座では、従業員エンゲージメント向上を重要な指標と位置づけ、「やり抜く組織」へとカルチャー変革を推進する日本電気株式会社(NEC)の原田氏が登壇。グループ全員の能力を最大限引き出すために行っている施策とその成果、人事部門内での意識変革の取り組みなどについてお話しいただきます。また、従業員エンゲージメントをどうすれば高めていくことができるのか、参加者全員でディスカッションします。
●講師紹介
原田 郁子氏
日本電気株式会社
人事総務部 部長代理
1989年、日本電気株式会社入社、ほぼ一貫して人事業務に従事。育児・介護関連制度、キャリア支援関連制度企画、階層別研修・選抜研修企画に携わる。2013~2015年国内営業部門人事部門長、2015~2018年ビジネスイノベーション部門人事部門長、2015~2019年特例子会社NECフレンドリースタフ社長兼務、2018年人事部長代理、2019年人材組織開発部長代理、2021年4月から現職にてPeople Success(勤務・福利厚生制度設計・オフィス改革・働き方改革・健康経営・安全衛生など)チームをリードしている。
第5回 2021.8.25 Wed.18:00-20:00/ 人事評価 <受付終了しました>
「ジョブ型」導入により、評価・報酬制度はどうなるのか?
進化するカゴメの「生き方改革」から考える、ウィズコロナ時代の「人事制度改革」
新型コロナウイルスの流行により、従業員の働き方は大きく変化しました。企業と従業員との関係も新しい局面を迎えており、多様な価値観をもつ従業員をいかにマネジメントしていくかが、企業にとって喫緊の課題となっています。また、雇用や報酬を取り巻く環境も激変しており、企業経営において人事部門の役割はますます大きくなってきています。そこで本講座では、これらの問題に対応するために、これから人事制度はどうあるべきなのかを考えます。今盛んに論じられている「ジョブ型」雇用と、それに連なる評価・報酬制度のあり方について、4社で「ジョブ型」を導入してきた有沢氏が解説。カゴメが展開する「生き方改革」も取り上げ、どのように人事制度を改革していけばいいのかを参加者全員で考えます。
●講師紹介
有沢 正人氏
カゴメ株式会社
常務執行役員CHO(人事最高責任者)
1984年に協和銀行(現りそな銀行)に入行。 銀行派遣により米国でMBAを取得後、主に人事、経営企画に携わる。2004年にHOYA株式会社に入社。人事担当ディレクターとして全世界のHOYAグループの人事を統括。全世界共通の職務等級制度や評価制度の導入を行う。また委員会設置会社として指名委員会、報酬委員会の事務局長も兼任。グローバルサクセッションプランの導入などを通じて事業部の枠を超えたグローバルな人事制度を構築する。2009年にAIU保険会社に人事担当執行役員として入社。ニューヨークの本社とともに日本独自のジョブグレーディング制度や評価体系を構築する。2012年1月にカゴメ株式会社に特別顧問として入社。カゴメ株式会社の人事面でのグローバル化の統括責任者となり、全世界共通の人事制度の構築を行っている。2012年10月より現職となり、国内だけでなく全世界のカゴメの人事最高責任者となる。
第6回 2021.9.1 Wed.18:00-20:00/ 組織文化改革 <受付終了しました>
従業員の能力を最大限に発揮させる「企業文化」を醸成する
グローバル化やIT化の進展、コロナショックなどの影響でビジネス環境が大きく変化する中、企業が競争を勝ち抜いていくために「企業文化改革」の重要性が高まっています。価値観や行動規範などの企業文化が従業員に浸透すれば、組織に一体感が生まれ、従業員が主体的に行動するようになり、企業の成長へとつながるからです。では、どうやって企業文化を醸成し、どのようにして従業員に共有していけばいいのでしょうか。本講座では、ノバルティスファーマの口村氏が、同社が展開する企業文化改革の取り組みを紹介。参加者同士によるディスカッションや質疑応答も交えながら、従業員の能力を最大限に引き出すための企業文化改革について考えます。
●講師紹介
口村 圭氏
ノバルティスファーマ株式会社
人事統括部 ファーマP&Oビジネスパートナー ヘッド
1992年、大阪大学文学部卒業後、東レ株式会社に入社。国内外の工場労務、制度企画、グローバル人事、退職金改革など、一貫して人事勤労分野でのキャリアを積んだ後、2006年にジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社に入社。複数の医療機器ビジネスユニットにおける人事責任者、HRビジネスパートナーグループならびに人材開発・採用グループのシニアマネジャーを担当。2012年にコクヨ株式会社に入社、グローバル人財育成担当部長、人財開発部長を経て、2015年より経営管理本部 人事総務部 統括部長(兼 広報室長)として働き方改革と健康経営を軸とした組織文化の変革に従事。2019年5月より現職にて、社員一人ひとりが自分らしく価値を発揮し活躍できる、創造性と多様性に富んだ人と組織づくりを推進中。また、高知大学客員教授として、社会課題解決に寄与する次代の人材輩出を目指す希望創発研究会の取り組みに参画している。
第7回 2021.9.8 Wed.18:00-20:00/ 働き方改革 <受付終了しました>
ユニバーサル ミュージックの「WORKSTYLE 3.0」から考える
ニューノーマルの「働き方改革」と「組織風土改革」
近年はビジネス環境が激しく変化していますが、それはエンターテインメント業界も同様です。大手音楽会社のユニバーサル ミュージック合同会社では、過渡期を生き抜くため、近年は人事制度や組織風土の改革に注力しています。2020年10月には、新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、「WORKSTYLE 3.0」を発表。このほかにも、労働時間の短縮、フルフレックス、フリーアドレス、テレワークなど、エンターテインメント業界の従来の働き方を改革し、注目を集めています。長年続いていた慣習や組織風土をどのように改善し、新しい働き方を実現することができたのか。同社の事例を基に、ディスカッションや質疑応答も交えながら、参加者全員でこれからの働き方について考えます。
●講師紹介
齋藤 洋子氏
ユニバーサル ミュージック合同会社
人事総務本部 人事部 部長
2002年ユニバーサル ミュージック合同会社人事部採用担当として入社。産休・育児休職を経て、人材開発企画に従事し、2013年EMIミュージックとの合併・組織統合プロジェクトに参画。2015年人事部部長に就任し、人事制度・雇用制度の再構築および働き方改革などを通じて経営課題に取り組む。
第8回 2021.9.15 Wed.18:00-20:00/ メンタルヘルス <受付終了しました>
多面的なメンタルヘルス対策がワーク・エンゲージメントを高める
富士通グループに学ぶ、働きがいのある職場づくり
従業員の幸福感や自己肯定感に着目し、心身ともに健康でいられるように働きかけるポジティブ・メンタルヘルス。メンタル不調の予防はもちろん、組織の生産性向上、イノベーション創発にも効果が期待されますが、企業は具体的にどのような取り組みを行えばいいのでしょうか。本講座では、「社員がイキイキと幸せを感じて働くこと」を目標に、心理的安全性が高く、社員が最高のパフォーマンスを出せる職場づくりを推進する富士通で実務を担当していた玉山氏が登壇。取り組みの背景にある考え方や、実務上の工夫などについてご紹介いただきます。また、同社の事例をもとに、効果的なメンタルヘルス対策の進め方について参加者全員で議論します。
●講師紹介
玉山 美紀子氏
富士通株式会社/一般社団法人社会的健康戦略研究所
産業カウンセラー メンタルヘルス法務主任者
大学卒業後、損害保険ジャパン日本興亜株式会社などを経て、2009年に富士通株式会社に入社。健康推進本部や労政部で富士通グループの健康経営施策の企画推進に携わった後、富士通グループのSE職に対する人事業務全般を担当。2021年4月より、一般社団法人 社会的健康戦略研究所へ異動。現在健康経営の国際標準化を主に務める。
第9回 2021.9.22 Wed.18:00-20:00/ ビジョン、ミッション <受付終了しました>
「ビジョン」「ミッション」の浸透による強い組織のつくり方
新型コロナウイルス感染症の流行により、働き方は大きく変化しました。また、グローバル化や人手不足の影響で、組織を構成する人材が多様化しています。さまざまな背景を持つ人材が集まった組織が一丸となるには、企業としての「ビジョン」「ミッション」が組織に浸透していなければなりませんが、そのために企業は何をすればいいのでしょうか。本講座では、多くの企業が業績を悪化させている中、長年にわたり連続増収増益を続けているニトリホールディングスの事例を取り上げます。同社の永島氏が、成長を実現するためにビジョン、ミッションをいかに浸透さえているのかを紹介。参加者全員での議論を通じて、ビジョン、ミッションの共有による強い組織のつくり方を考えます。
●講師紹介
永島 寛之氏
株式会社ニトリホールディングス
組織開発室 室長
東レ勤務を経て2007年ソニー入社。米国マイアミに赴任時にダイバーシティ組織の運営を通じてグローバル組織構築に興味を持ち、2013年に米国出店を果たしたばかりのニトリに入社。その後、店長、人材採用部長、採用教育部長を務め、2019年3月から現職。テクノロジーによる社員と会社の成長をマッチングする教育システム構築に全力投入中。「個の成長が企業の成長。そして、社会を変えていく力になる」という考えのもと、従業員のやる気・能力を高める施策を次々と打ち出す。
第10回 2021.9.29 Wed.18:00-20:00/ キャリア開発支援 <受付終了しました>
従業員が“自律的”にキャリアと向き合う時代
三井住友銀行の事例から考える、これからの「キャリア開発支援」
ビジネス環境の激しい変化やグローバル化の進展、人生100年時代の到来などの影響で、従業員が自律的にキャリアを考え、環境に応じてスキルを身に着けていく必要性が増しています。企業側も組織主導で進めていたキャリア開発のあり方を見直し、従業員が自律的にキャリアを考えることができるよう支援することが求められています。このような状況下、三井住友銀行では、自律型のキャリア開発支援へと舵を切り、さまざまな取り組みを行っています。従業員がモチベーション高くキャリアと向き合い、能動的に学ぶようになるために、企業は何をすればいいのでしょうか。三井住友銀行の事例を基に、参加者全員でこれからのキャリア開発支援について議論します。
●講師紹介
樋口 知比呂氏
FWD富士生命保険株式会社
執行役員 兼 CHRO
人事専門家×産業組織心理学者×キャリコン。職業経歴は、通信会社で人事担当者、コンサルティングファームで人事コンサルタント/シニアマネージャー、銀行で人事部長を含む役席者を務め、人事専門家として20年超の実務経験を有する。2021年9月より現職。アカデミックな経歴は、早稲田大学政治経済学部卒、カリフォルニア州立大学MBA。UCLA HR Certificate取得。立命館大学大学院人間科学研究科博士後期課程在学中。従業員エンゲージメントに関する研究論文で人材育成学会奨励賞受賞。国家資格キャリアコンサルタント。