第1回 2021.1.13 Wed.18:00-20:00/ 戦略人事 <受付終了しました>
日々の業務に求められる「戦略人事」の視点とは
人事メンバー全員で実現する「経営に資する人事」
近年「戦略人事」の重要性が叫ばれていますが、実現できている企業はどのくらいあるでしょうか。「戦略人事」とは勝つ組織をつくること。事業は常に競合との戦いですが、人事は人と組織の面から貢献することが求められています。しかもそれは、人事リーダーだけの仕事ではありません。日々の人事業務の改善や判断の一つひとつにも、「戦略人事」の視点が必要です。人事メンバー全員が「戦略人事」の発想やマインドセットで業務にあたることが求められているのです。では、どうすれば実践できるのでしょうか。さまざまな企業で長年にわたり「戦略人事」を実践してきた藤間氏が、身近に存在する戦略人事の実践方法を解説。参加者同士によるディスカッションも交えながら「経営に資する人事」について考えます。
●講師紹介
藤間 美樹氏
積水ハウス株式会社
顧問 人材開発室管掌
1985年神戸大学卒業。同年藤沢薬品工業(現アステラス製薬)に入社、営業、労働組合、人事、事業企画を経験。人事部では米国駐在を含め主に海外人事を担当。2005年にバイエルメディカルに人事総務部長として入社。2007年に武田薬品工業に入社し、本社部門の戦略的人事ビジネスパートナーをグローバルに統括するグローバルHRBPコーポレートヘッドなどを歴任。2018年7月に参天製薬に入社し執行役員人事本部長などを歴任。2020年12月より現職。M&Aは米国と欧州の海外案件を中心に10件以上経験し、米国駐在は3回、計6年となる。グローバル化の流れを日米欧の3大拠点で経験し、グローバルに通用する経営に資する戦略人事を探究。人と組織の活性化研究会「APO研」メンバー。
第2回 2021.1.20 Wed.18:00-20:00/ 新入社員OJT <受付終了しました>
ニューノーマル時代の新入社員OJT
博報堂の事例に触れ、当事者で語り合う
新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年はテレワークが急速に普及しました。非対面で働く機会が増えたことで、見直しを迫られたのが新入社員教育です。多くの企業がオンライン研修を導入しましたが、先輩社員が職場で実務を通じて業務を教える「OJT」は今、どうなっているのでしょうか。また、オンライン/リアル併用の新人育成は今後どうあるべきでしょうか。博報堂は、「チームで育てるOJT」「育成トレーナーと新入社員がペアで参加するOJT研修」の二つの取り組みを開始。テレワークを意図した施策ではありませんでしたが、現時点で一定の対応策となっています。ただ、同社はこの施策を完成形とは捉えておらず、新しい新人育成のあり方を模索しています。そこで本講演では博報堂の白井氏とともに、ニューノーマル時代の新入社員OJTについて「語るべき論点」を確認し、「今/これからのOJTをどう再定義し、推し進めていくのか」を考えます。新人教育の当事者同士で対話し、自社のOJTを考えるきっかけとなる120分です。
●講師紹介
白井 剛司氏
株式会社 博報堂
人材開発戦略局 マネジメントプラニングディレクター
1993年に博報堂に入社後、約10 年間営業に従事。2005 年からは人材開発戦略局にて社内の人材育成に携わる。2007 年より新入社員OJT担当として、育成者であるトレーナーに向き合い、プログラムの開発と推進を中心となって担当。共著書に、新入社員OJTの取り組みをまとめた『「自分ごと」だと人は育つ(博報堂大学[編])』(日本経済新聞出版社)がある。現在はマネジャー支援・現場組織内の人材開発/組織開発(ビジネスパートナー)にも携わる。
第3回 2021.1.27 Wed.18:00-20:00/ 健康経営とHRテクノロジー <受付終了しました>
「HRテクノロジー」が社員のパフォーマンスを最大化し、企業を成長させる!
データを活用したDeNA流「健康経営」
近年「健康経営」が注目を集め、多くの企業が取り組みを進めています。そんななか、ディー・エヌ・エーでは経営トップを巻き込んだ専門部署「CHO(Chief Health Officer)室」を立ち上げ、健康経営への取り組みを強化。2年連続で「健康経営銘柄」に選定されるなど、成果を上げています。特に注目されるのは、HRテクノロジーの活用。社員や部署ごとの健康状態を可視化して早期のケアに努めるなど、データを活用することで、社員のパフォーマンスを最大限に発揮させています。健康経営の取り組みを企業の成長へとどのようにつなげていけばいいのでしょうか。ディー・エヌ・エーの事例を基に、参加者全員でディスカッションします。
●講師紹介
平井 孝幸氏
株式会社ディー・エヌ・エー
CHO(Chief Health Officer)室 室長代理 /
東京大学医学部附属病院22世紀医療センター 研究員
健康経営アドバイザー。DeNAで働く人を健康にするため2016年1月にCHO(最高健康責任者)室を立ち上げる。働く人のパフォーマンス向上をテーマにした多岐に渡る取り組みや産業医などとの連携が評価され、同社は経済産業省より「健康経営銘柄」を2019年、2020年と2年連続で取得。その他、東京大学医学部附属病院研究員。DBJ健康経営格付アドバイザー委員会社外委員、企業活力研究所「健康経営に関する委員会」委員を務め、健康経営を日本企業の文化にするための活動を行う。
第4回 2021.2.3 Wed.18:00-20:00/ 次世代リーダー育成 <受付終了しました>
Yahoo!アカデミアの事例から考える
先が見えない時代の「次世代リーダー育成」
企業が成長していくには、自分をリードし、周囲を巻き込みながら前進する、リーダーの存在が不可欠です。企業にとって新たなリーダーの育成は喫緊の課題といえますが、先が見えない今の時代、企業は何をすればいいのでしょうか。本講座は、ヤフーの次世代リーダーを育成するための企業内大学「Yahoo!アカデミア」学長である伊藤氏が登壇。数々の次世代リーダーを輩出してきた幅広い経験やこれまでの事例を基に、今求められる次世代リーダー育成のあり方についてお話しいただきます。参加者同士のディスカッションや伊藤氏との質疑応答も交えながら、次世代リーダー育成について、120分間徹底的に考えます。
●講師紹介
伊藤 羊一氏
ヤフー株式会社
コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア学長
株式会社ウェイウェイ 代表取締役
1990年日本興業銀行入行、企業金融、事業再生支援ほかに従事。2003年プラス株式会社に転じ、流通カンパニーにてロジスティクス再編、グループ事業再編などを担当した後、2011年執行役員マーケティング本部長、2012年より同ヴァイスプレジデントとして事業全般を統括。2015年4月ヤフー株式会社に転じ、次世代リーダー育成を行う。グロービス経営大学院客員教授。武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)の立ち上げ準備中、2021年開設時には学部長就任予定。著書『1分で話せ』『0秒で動け』『やりたいことなんて、なくていい』『未来を創るプレゼン』(共著)
第5回 2021.2.10 Wed.18:00-20:00/ 新卒採用 <受付終了しました>
経営・現場・人事が三位一体で取り組む
先が見えない時代の“サイバーエージェント流”新卒採用戦略
近年、新卒採用活動にはさまざまな変化が起こっています。2021年卒採用では、新型コロナウイルス感染症の流行により多くの企業がオンライン選考を行うことになるなど、さらに大きな変化が発生。当面は先の見えない状況が続きそうですが、人事はどのようにして今後の採用戦略を描いていけばいいのでしょうか。本講座では、経営・現場・人事が三位一体となって新卒採用活動に取り組む、サイバーエージェントの事例を紹介。採用マーケティングやインターンシップ、オンライン面接など、成果をあげてきた取り組みを語っていただいた上で、ウィズコロナ時代にどう新卒採用活動を行えばいいのか、参加者全員でディスカッションします。
●講師紹介
寺脇 英雄氏
株式会社サイバーエージェント
採用戦略本部 新卒採用チーム ビジネスコース マネージャー
2013年サイバーエージェントに新卒で入社し、インターネット広告事業本部へ配属。大阪・名古屋で勤務し、2014年にマネージャーへ昇格。2016年動画広告専業代理店CyberBullへ営業マネージャーとして出向。大手ナショナルクライアント・スマートフォンアプリ事業者の営業担当に従事。2019年10月よりサイバーエージェント新卒採用戦略本部へ異動。
第6回 2021.2.17 Wed.18:00-20:00/ ダイバーシティ&インクルージョン <受付終了しました>
多様な人材が多彩な活躍を見せる企業へ
日本生命に学ぶダイバーシティ&インクルージョン
少子高齢化による労働人口の減少で、多くの企業が人材不足に直面しています。企業には、育児や介護、高齢者や障がいがある方など、さまざまな人材を活用することが求められています。そんな中、日本生命保険では、一人ひとりが生き生きと働き、全員が輝く会社であるために、「多様な人材の多彩な活躍」を会社の基礎に据えてダイバーシティ&インクルージョンに取り組んでいます。従業員の約9割が女性である同社は女性活躍推進からスタートし、周囲の男性・管理職を巻き込む活動へと進んできました。そして、育児や介護、病気治療との両立支援、シニアや障がい者、LGBTなど全従業員の活躍へと、取り組みの幅を広げています。多様な人材が所属するだけでなく、意欲・能力を最大限発揮して会社に貢献するために、人事は何をすべきなのでしょうか。同社輝き推進室室長の宇田氏のお話を基に、参加者全員でディスカッションします。
●講師紹介
宇田 優香氏
日本生命保険相互会社
人材開発部 輝き推進室 室長
1997年日本生命保険相互会社入社。大阪阪南支社、アフターサービス組織推進を経て、代理店営業に従事。その後、全国の代理店担当者の育成専管組織の立ち上げを担当、営業担当者の人材育成を担うと共に、現地に育成専門職務を新設するなど、人材育成の体系化を推進。2020年より輝き推進室室長としてD&I推進を担当。生命保険会社として、永きにわたりお客様を支える社会的使命を全うするためのダイバーシティ推進に取り組む。一児の母。
第7回 2021.2.24 Wed.18:00-20:00/ キャリア開発 <受付終了しました>
キャリアについて誰もが自律的・主体的に考える時代
ミドルシニア社員の本気を引き出す「キャリア開発支援」
長引く人手不足などの影響もあり、企業にとってミドルシニア社員の活用は重要課題となっています。しかし実際はその力を発揮することなく、会社にしがみついている社員が多いといわれます。人生100年時代を迎え、誰もが主体的にキャリアについて考えることが求められている時代、どうすればこの状況を変えることができるのでしょうか。本講座では、5年間で1600人を超えるミドルシニア社員とキャリア面談を行い、75%以上の社員に行動変容をもたらした、NTTコミュニケーションズの浅井氏が登壇。同社におけるキャリア開発支援の概要と、面談を通じて積み重ねてきた、ミドルシニア社員活性化のポイントをお話しいただきます。社員の心を動かした言葉とはどのようなものか。どうすれば、仕事にやりがいを感じられるようになるのか。参加者の皆さまのリアルな悩みも共有・議論しながら、ミドルシニア社員のキャリア開発支援のあり方を考えます。
●講師紹介
浅井 公一氏
NTTコミュニケーションズ株式会社
ヒューマンリソース部 人材開発部門 キャリアコンサルティング・ディレクター
1981年、高校卒業後、電電公社に入社。1999年、NTT再編時にNTTコミュニケーションズに配属。2006年から7年間、労働組合の幹部を歴任後、2013年ヒューマンリソース部人事・人材開発部門へ異動と同時に50代社員のモチベーション向上にチャレンジ。たった一人でキャリア面談を実施し、その数5年間で1,600人を超えた。圧倒的な面談量をもとに、自然に作り上げられていった面談スタイルが、ベテラン社員にシンクロ。その結果、面談を受けたベテラン社員の部下を持つ上長の8割が、そのベテラン社員の行動変容ぶりを認めた。著書に『ビジトレ 今日から始めるミドルシニアのキャリア開発』(共著、金子書房)がある。キャリアコンサルタント。
第8回 2021.3.3 Wed.18:00-20:00/ HRテクノロジー <受付終了しました>
ソフトバンクの最先端事例に学ぶ
DXの時代、「HRテクノロジー」の効果を最大限に高めるポイント
近年、採用、人材配置、労務管理など、さまざまな人事に関する業務課題をテクノロジーによって解決する「HRテクノロジー」を活用する企業が増えています。さらに今年は、新型コロナウイルス感染防止のため、リモートワークやオンラインでの採用活動を行う企業が大幅に増加。今やHRテクノロジーは、人事にとって欠かせないツールとなりました。この流れは今後さらに強くなると考えられますが、より効果を発揮するにはどうすればいいのでしょうか。ソフトバンクの事例を基に、参加者全員でDXの時代のHRテクノロジーについて議論します。
●講師紹介
源田 泰之氏
ソフトバンク株式会社
人事本部 副本部長 兼 採用・人材開発統括部 統括部長 兼 未来人材推進室 室長
1998年入社。営業を経験後、2008年より現職。ソフトバンクグループ社員向けの研修機関であるソフトバンクユニバーシティおよび後継者育成機関のソフトバンクアカデミア、新規事業提案制度(ソフトバンクイノベンチャー)の責任者。SBイノベンチャー・取締役を務める。孫正義が私財を投じ設立した、公益財団法人 孫正義育英財団の事務局長。孫正義育英財団では、高い志と異能を持つ若者が才能を開花できる環境を提供、未来を創る人材を支援。教育機関でのキャリア講義や人材育成の講演実績など多数。日本の人事部「HRアワード2019」企業人事部門 個人の部 最優秀賞 受賞。
第9回 2021.3.10 Wed.18:00-20:00/ これからの働き方 <受付終了しました>
従業員を信頼し、管理しないマネジメントがビジネスを成長させる
グーグルに学ぶ、どんな環境でも成果を出す「これからの働き方」
新型コロナウイルスが流行し、日本では急速にテレワークが普及しました。これからは、どんな環境でも、また上司や部下、同僚と離れた場所にいても成果を出すことのできる、柔軟な働き方が求められます。その実現のために、人事には何ができるのでしょうか。本講座では、グーグルの谷本氏が同社の取り組みをシェア。従業員が場所や時間にとらわれず柔軟に働きながら成果を上げられる仕組みや、その根幹にある「従業員を信頼し、管理しない」カルチャーについて語ります。さらに、事例をもとに参加者全員で「これからの働き方」を議論します。
●講師紹介
谷本 美穂氏
グーグル合同会社
執行役員 人事本部長
慶應義塾大学卒業後、人材サービス会社を経て2000年GEに入社。18年間にわたりグローバルリーダーシップと組織開発に携わる。2011年より米国GEグローバル本社の人事部門に異動、世界30ヵ国から選抜された次世代グローバルリーダー開発を担当。2016年よりGEジャパン株式会社執行役員人事部長、デジタルカルチャーへの変革を推進する。2018年グーグル合同会社入社。イノベーションを起こす組織づくりを推進する。
第10回 2021.3.17 Wed.18:00-20:00/ 人事パーソン育成 <受付終了しました>
経営を「人・組織」の面からリードする人材に必要なものとは?
企業の未来を担う人事パーソンを育成する
先の見えない不確定な時代、厳しい企業間競争を勝ち抜いていくために、人事に期待される役割はますます大きくなっています。その期待に継続して応えていくには、次代を担う人事パーソンの育成が欠かせません。では、企業の経営を人・組織の面からリードしていく人材は、どのように育成していけばいいのでしょうか。また、その候補となる人材には、どのような心構えや視座が求められるのでしょうか。人事リーダーとして数多くの困難を乗り越え、豊富なキャリアを積んできた有賀氏が持論を紹介。参加者に問題を投げかけ、全員でディスカッションしながら、人事パーソンの育成について考えます。育成する側の立場の方はもちろん、これから人事パーソンとして成長していきたいという意欲をお持ちの方にもお勧めの講座です。
●講師紹介
有賀 誠氏
株式会社日本M&Aセンター
常務執行役員 人材ファースト統括
1981年、日本鋼管(現JFE)入社。製鉄所生産管理、米国事業、本社経営企画管理などに携わる。1997年、日本ゼネラル・モーターズに人事部マネージャーとして入社。部品部門であったデルファイの日本法人を立ち上げ、その後、日本デルファイ取締役副社長兼デルファイ/アジア・パシフィック人事本部長。2003年、ダイムラークライスラー傘下の三菱自動車にて常務執行役員人事本部長。2005年、ユニクロ執行役員(生産およびデザイン担当)を経て、2006年、エディー・バウアー・ジャパン代表取締役社長に就任。その後、人事分野の業務に戻ることを決意し、2009年より日本IBM人事部門理事、2010年より日本ヒューレット・パッカード取締役執行役員人事統括本部長、2016年よりミスミグループ本社統括執行役員人材開発センター長。2019年、ライブハウスを経営する株式会社Doppoの会長に就任。2020年4月より現職。1981年、北海道大学法学部卒。1993年、ミシガン大学経営大学院(MBA)卒。