第1回 7.4 Wed. 18:00-20:00/エンゲージメント
スターバックスの人材マネジメント
~企業文化をベースにした組織開発への挑戦~
個人の価値観が多様化し続ける中、スターバックスはどのようにしてパートナーの内発的動機を引き出し、ビジネスの成長につなげているのか。
ひとり一人の個性や特徴を活かしながら、誰もが自分の居場所と思えるような組織づくりを推進するために必要な要素は何か。本講座では人事部長の久保田美紀さんに、エンゲージメント向上につながる人材育成手法や、組織へのアプローチなどさまざまな施策をお話しいただきます。
●講師紹介
久保田 美紀氏(クボタ ミキ)
スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社
人事本部 人事部 部長
ドイツ系IT企業で採用・教育・部門人事を経験した後、2010年スターバックス コーヒー ジャパンに人材開発部長として入社。リテイルおよびサポートセンターの人材開発・組織開発に従事した後、2016年より人事部長に就任、現在に至る。米国CCE,Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー。
●企業概要
第2回 7.18 Wed. 18:00-20:00/採用
採用の原理原則に立ち返り、競争に勝つための公式とは?
これからの「個社最適」採用戦略を考える
空前の売り手市場と言われる昨今の採用市場。ユニークな採用活動を行うことで他社の差別化を図り、学生からの注目を集める企業が増えています。ただ一方では、表面的な手法にばかりとらわれ、本来の採用の目的や意義を忘れ変えている向きもあります。
「自社の採用には、何が適していて、何が適していないのか」
「採用のプロセスにおいて、応募者のどこを見るべきなのか、またどこを見れていないのか」
今こそ採用の原理原則に立ち返り、自社の「採用」を見つめなおすべきではないでしょうか。
本講座では、元・三幸製菓の採用責任者として数々の画期的な採用手法を生みだし、現在は多くの企業の採用を支援されている、モザイクワークの杉浦二郎さんが登壇。採用のそもそもの意義について改めて考えることで、参加者の皆さまが「自社にとって最適な採用戦略」を描けるようになることを目指します。
●講師紹介
杉浦 二郎氏(スギウラ ジロウ)
株式会社モザイクワーク
代表取締役社長/ 採用学研究所 コンサルティングフェロー
2015年9月まで三幸製菓人事責任者を務め、同年10月より現職。株式会社モザイクワークを設立し、採用プランナーとしても活動中。また、外部アドバイザーとして三幸製菓の17採用にも関与。「カフェテリア採用」「日本一短いES」等々を生み出し、TV、新聞、ビジネス誌等、多くの媒体に取り上げられる。イベントでの講演多数。また、地元新潟において、産学連携キャリアイベントを立ち上げるなど、「地方」をテーマにしたキャリア・就職支援にも取り組んでいる。
●企業概要
第3回 7.25 Wed. 18:00-20:00/D&I
本当に「多様性」のある組織をいかに実現するのか
―フェイスブックが考える「ダイバーシティ&インクルージョン」
働き方改革、AIやビッグデータの進展など、急激な変化が起きている今、企業における多様性の推進がより重要性を増しています。多様な人材が意見を交わし、新しいアイデアを生み出していくことが企業の発展において不可欠だからです。
そこで本講座では、フェイスブックのHRを担当する佐々木氏と、同社における広報およびダイバーシティを推進する下村氏が登壇。同社がいかにダイバーシティ&インクルージョンに注力しているかをお話しいただきます。
●講師紹介
佐々木 丈士氏(ササキ タケシ)
フェイスブックジャパン株式会社
Head of Human Resources, North Asia
フォード・ジャパン・リミテッド、フィリップ モリス ジャパンにおいて人事ビジネスパートナーとして様々な事業部門の組織開発を担当。2015年6月よりフェイスブックに入社、日本、韓国、香港、台湾の人事戦略を担当。
下村 祐貴子氏(シモムラ ユキコ)
フェイスブックジャパン株式会社
広報統括
2002年P&G入社。エクスターナルリレーションズ(広報・渉外)にて日本市場におけるヘアケアブランドのPRに従事。2010年、家族とともにシンガポールに転勤、ヘアケア部門やプレステージ香水などのアジア地域広報、「SKⅡ」のグローバル広報としてPR戦略をリード。帰国後、2016年12月よりフェイスブック ジャパン 広報部長に就任し、PR戦略、コーポレートコミュニケーションなどを統括。
●企業概要
2004年に設立されたFacebookは、グローバルで毎月21億人以上*が利用する無料のソーシャルプラットフォームで「コミュニティづくりを応援し、人と人とがより身近になる世界を実現する」を掲げています。利用者の皆さまはFacebookを使って、友達や家族などの親しい人々や、それを越えた新しい人々とつながり、コミュニティを築くことができます。また、世界で何が起きているか発見したり、自分に関連することをシェアしたり表現したりすることができます。(*2017/9現在)
第4回 8.1 Wed. 18:00-20:00/組織開発
面白法人カヤックの「組織開発」論
人生100年時代が到来し、個人が自らのキャリアについて主体的に考える時代を迎えました。企業もまた組織全体と個人の利害に配慮しながらバランスのとれた組織づくりが求められています。
そのような時代において、従業員と組織の関係をどのように捉えれば良いのでしょうか。
本講座では、先進的な人事施策を生み出し続ける面白法人カヤックの独自の組織開発論を紹介いただきます。
同社の社外人事部でありながら組織開発研究に従事する神谷俊氏を招き、同社で展開しているデータ分析や、それぞれの人事施策に込められた意図についてお話いただきます。面白法人カヤックの生態系を紐解きつつ、これからの日本企業に求められる組織開発の在り方を追いかける濃密な2時間です。
●講師紹介
神谷 俊氏(カミヤ シュン)
面白法人カヤック
社外人事部
経営学修士。面白法人カヤックの組織文化を観察するため、「社外」から同社の人事業務に関わる特命人事。面白法人のタレントたちのキャラや、面白さが生み出されるプロセスへ注目しながら、同社の生態系の維持発展に貢献している。また、並行して多様な組織に在籍し、独自のキャリアを展開。株式会社エスノグラファー代表取締役、株式会社ビジネスリサーチラボ(採用学研究所)研究員など複数を兼務。「脱専門家」をコンセプトに、幅広いジャンルを無節操に越境する。
●企業概要
日本的面白コンテンツ事業
第5回 8.8 Wed. 18:00-20:00/HRテクノロジー
人事を変えるテクノロジー
~コミュニケーション可視化プロジェクトから考察するピープルアナリティクス~
「人事はデータをもっと活用するべきだ」と言われ、様々な取り組みが生まれてきています。伝統的な人事データだけでなく、人事テクノロジーの進化によって人事が取得可能なデータも多様化してきていますが、まだ私たちの驚きを生む変化には結びついていません。
本講座ではリクルートワークス研究所がパートナー企業と共同で実施したセンサーデバイスを活用した「コミュニケーション可視化プロジェクト」をもとに、人事がこれまでの「経験」に基づく「勘」による課題解決から、「データ」に基づく「仮説の検証」で行う課題解決をどのように進めていくべきか、共に考えます。
●講師紹介
城倉 亮氏(ジョウクラ リョウ)
株式会社リクルート
リクルートワークス研究所 研究員
航空会社、コンサルティング会社を経て、2012年(株)リクルート入社。人事労務担当マネジャーとしてグループ各社の人事業務を支援。その後、ITベンチャーを経て、2015年10月現職。「次世代の新しい働き方」をテーマに研究・提言を行う。2004年 東京大学文学部思想文化学科卒業2014年 早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)
●企業概要
第6回 8.22 Wed. 18:00-20:00/育成
一人で1000人と面談した人事マネジャーが語る
「ベテラン社員」の心を動かし、行動変化をもたらすためのポイント
企業に65歳までの継続雇用が義務付けられたことや近年の人手不足などを背景に、企業にとって、シニア社員が活躍できる環境をつくることが重要課題となっています。シニア社員たちがその力を発揮するために、人事はどう対応すればいいのでしょうか。この問いに道を示すのが、NTTコミュニケーションズ ヒューマンリソース部の浅井公一さんです。4年間でのべ1300人もの社員と面談し、ベテラン社員たちの心を動かし、多くの行動変化を実現しました。
本講座では浅井さんに、どのように面談を行っているのか、また、その前段となるキャリアデザイン研修をどのように行っているのかをお話しいただくことで、「ベテラン社員」の心を動かし、行動変化をもたらすためのポイントを明らかにしていきます。
●講師紹介
浅井 公一氏(アサイ コウイチ)
NTTコミュニケーションズ株式会社
ヒューマンリソース部 人事・人材開発部門 担当課長
1981年、高校卒業後、電電公社に入社。1999年、NTT再編時にNTTコミュニケーションズに配属。2006年から7年間、労働組合の幹部を歴任後、2013年ヒューマンリソース部人事・人材開発部門へ異動と同時に50代社員のモチベーション向上にチャレンジ。たった一人でキャリア面談を実施し、その数5年間で1,500人を超えた。圧倒的な面談量をもとに、自然に作り上げられていった面談スタイルが、ベテラン社員にシンクロ。その結果、面談を受けたベテラン社員の部下を持つ上長の8割が、そのベテラン社員の行動変容ぶりを認めた。キャリアコンサルタント。
●企業概要
第7回 9.5 Wed. 18:00-20:00/戦略人事
新しい時代、人事に求められる役割とは
―将来に向けた非連続な成長を実現するために―
VUCAの時代、企業にはどんな変化にも柔軟に対応し、強い組織を作り上げていくことが求められています。昨今は人々の働き方やライフスタイルが多様化しており、企業と社員との関係性も大きく変化している中、社員が企業に属するのではなく、企業と社員がWin-Winの関係であることが求められています。このような状況下、人事は何を考え、どのような戦略を立てていけばいいのでしょうか。
本講座では、さまざまな企業で人事責任者を歴任し、味の素に入社後は、歴史ある日本企業である同社の人財マネジメントを短期間でグローバル仕様に改革した、髙倉千春氏が登壇。社員の力をさらに発揮させるためにこれからの人事には何が求められるのか、提言していただきます。
●講師紹介
髙倉 千春氏(タカクラ チハル)
味の素株式会社
理事 グローバル人事部長
津田塾大学(国際関係学科)卒業。1983年、農林水産省へと入省。1990年にフルブライト奨学生として米国Georgetown大学へ留学し、MBAを取得。帰国後、1993年からコンサルティング会社にて、組織再編、新規事業実施などに伴う組織構築、人事開発などに関するコンサルティングを担当する。その後、人事に転じ、1999年ファイザー株式会社、2004年ベクトン・ディッキンソン株式会社、2006年ノバルティスファーマ株式会社において人材組織の要職を歴任。2014年7月味の素株式会社に入社し、2018年4月から現職。同社のグローバル戦略推進に向けたグローバル人事制度の構築と推進のリード役を務めている。