東京・大阪で同時開催され、 大盛況のうちに終了いたしました。
たくさんのエントリーならびにご来場を賜り、誠にありがとうございました。
少子高齢化社会、労働力減少時代に必要な働き方とは
~がんと向き合いポジティブに
仕事をしてきた経験から考える~
ジャーナリスト
鳥越 俊太郎氏
2005年に大腸がんを摘出、肺や肝臓への転移を経て4度の手術を行った、鳥越俊太郎氏。闘病の経過を自らレポートし、医療のあり方について提言してきたほか、70代となった現在も体を鍛え、健康を維持しています。そのポジティブな生き方や働き方は多くの人たちに勇気を与えていますが、鳥越氏はどのようにがんと向き合ってきたのでしょうか。また、なぜこれほど精力的に仕事をこなすことができるのでしょうか。本講演では、「がんになったら仕事はどうするのか」「闘病から復帰後の仕事の仕方とは」など、鳥越氏が自らの経験に基づく考えを紹介。今後労働力が減少していく中で、「社員が病気や家族の介護で職場を離れることになったらどうすればいいのか」「職場復帰後はどのような点に注意すべきなのか」など、企業の重要課題について会場の皆さんと共に考えます。
組織開発とリーダーシップ開発――実践にどのように関連づけるか
神戸大学大学院 経営学研究科 教授
金井 壽宏氏
リーダーシップのキーワードは、マネジメント(管理)のそれが「複雑性」への対応であるのに対して、「変化」「変革」である。コングロマリットITTの経営者、ハロルド・ジェニーンは、計数管理の仕組みで会社を動かそうとした。それは「複雑性」への対応のためであり、他方で今までにないものを生み出し、今ある製品、製法、作業手順、マニュアル等々を変えていく、しかも、ビジョンを示してそこにいたるシナリオを実現するために喜んでついてくるフォロワーを生み出す対人的影響力が、リーダーシップである。ほかならぬこの変革の技法でもある組織開発に長けた人間になることは、リーダーシップを磨くことにつながる。この観点からは、組織開発はリーダーが描く絵(ビジョンや戦略)の質(決定の質)を良くし、描かれた絵に対するフォロワーの納得感(決定の受容)を高める体系的手法として捉えることもできる。
グローバル時代に必要なリーダーシップの育て方
~イノベーションを起こす「人材」と「組織」について考える~
一橋大学 名誉教授
石倉 洋子氏
IT化、グローバル化が急激なスピードで進む現在、日々起こる変化に対して、これまでの基準や考え方が全く通じないこともあります。いま、世界では何が起こっているのか――。組織を支えるリーダーには、企業が生き残っていくためのヒントを的確につかむ能力が求められますが、そのような人材を、企業はどのようにすれば育てることができるのでしょうか? 本講演では、長年にわたってグローバル企業戦略、グローバル人材、イノベーションについて研究してこられた、一橋大学名誉教授の石倉洋子氏が登壇。グローバル時代に求められるリーダーの条件やその育て方について、ご自身の経験も交えながらお話しいただきます。
(協賛:GlobalEnglish 日経版)
サービス業化する日本の人材育成戦略
~人材育成企業になるために必要な視点・アプローチとは~
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授
高橋 俊介氏
日本全体の雇用では、サービス業の比重はますます高まり、製造業でさえ国内ではサービス業的な側面の強い仕事が増えています。特に顧客接点を広く持つ業種では、一部のプロフェッショナル社員だけでなく、すべての顧客接点人材に感受性や応用力が求められます。一方で不足気味の今の日本の若者の社会性や応用力には大いに課題があります。製造現場で培ってきた伝承型OJTが機能しにくい職場環境で、どのように新たなる人材育成を仕掛け、生産性と同時に働きやすさ、働きがいを向上させるのか、考えてみましょう。
「人事プロフェッショナル」の要件とは
~戦略性と創造性を備えた人事になるために~
企業が成長・繁栄していくために、人事は大きな役割を担っています。経営戦略に基づき、採用、育成、組織開発など、人材に関するあらゆるシーンでその力を発揮しなければなりません。それでは、企業を取り巻く環境が激しく変化している現在、人事は有効に機能できているでしょうか。期待されている役割を果たせているのでしょうか。本セッションでは、LIXILグループの八木洋介氏、サイバーエージェントの曽山哲人氏、アサヒビールの杉中宏樹氏という日本の人事を代表する三人の論客と、マッキンゼーやアップルなどで人事の要職を歴任し、現在は慶應義塾大学で教鞭をとる小杉俊哉氏が登壇。四人の「人事プロフェッショナル」が、人事とは何のために存在し、どのように活動すべきなのかについて語り合います。あなたも人事のあり方について一緒に考えてみませんか?
(協賛:SAPジャパン株式会社 / サクセスファクターズジャパン株式会社)
小杉 俊哉氏 |
八木 洋介氏 |
曽山 哲人氏 |
杉中 宏樹氏 |
【ファシリテーター】
小杉 俊哉氏
THS経営組織研究所 代表社員 / 慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)
【パネリスト】
八木 洋介氏
株式会社LIXILグループ 執行役副社長 人事総務担当
曽山 哲人氏
株式会社サイバーエージェント 取締役人事本部長
杉中 宏樹氏
アサヒビール株式会社 人事部長
成長企業の経営者が語る
「社員のやる気を引き出し、組織を強くする仕掛け」
企業の業績は、組織を構成する人材が生み出す価値により大きく左右します。厳しい時こそ、社員全員が力を発揮する仕掛けづくりを考えなければなりません。そこで本セッションでは、社員のやる気を引き出し、強い組織をつくることに成功している注目の経営者が登壇。具体的なエピソードも交えて、企業を成長させるためのポイントをお話しいただきます。パネリストは「より多くの人が、より成長し、より長く働ける環境を提供する」というコンセプトの下にさまざまな人事施策を実践し、人を活かす風土を実現している、サイボウズ社長の青野慶久氏。そして一度経営難を経験するも、現場を重視しながら社員全員の成長を実現してホッピーブームを再興させた、ホッピービバレッジ社長の石渡美奈氏。ファシリテーターは企業の経営戦略研究の第一人者、一橋大学の米倉誠一郎教授です。強い組織をつくるために企業は何をすべきか、その極意を見つけてください。
(協賛:日本経済新聞社)
米倉 誠一郎氏 |
青野 慶久氏 |
石渡 美奈氏 |
【ファシリテーター】
米倉 誠一郎氏
一橋大学 イノベーション研究センター 教授
【パネリスト】
青野 慶久氏
サイボウズ株式会社 代表取締役社長
石渡 美奈氏
ホッピービバレッジ株式会社 代表取締役社長
「力のあるマネジャー」育成の科学
わかっていること、これからできること
東京大学 大学総合教育研究センター 准教授
中原 淳氏
「力のあるマネジャー育成」をいかに行っていくかは、「新入社員の戦力化」とならんで、多くの企業が人事課題にかかげる内容です。本講演では、マネジャー育成(Management Development)研究・実践の最前線をご紹介し、このことのヒントをさぐります。「プレーヤーからマネジャーへの円滑な移行をどのように行うのか」「多様な職場メンバーを率いるマネジャーをいかに育成していけばいいのか」など、研究と実践事例をまじえてご紹介できる予定です。
講演に参加された方の中から抽選で3名様に、中原先生の著書『駆け出しマネジャーの成長論:7つの挑戦課題を科学する』をプレゼントします!
女性活躍推進のために、人事が知っておくべき「子育て支援の大改革」とは
小室 淑恵氏 |
2015年4月、消費税率引き上げによる増収分を活用し、子育て支援の充実を図る「子ども・子育て支援新制度」がスタートします。これにより全国に保育園・こども園・小規模保育など多様な取組が進み、待機児童の解消、働く女性の職場復帰の促進が期待されます。本講演では、制度改革を詳しく解説し、企業内保育所が今後どのように作りやすくなるかという事例も交えながら、こうした情報をいち早く社内に還元し、仕事と子育ての両立問題に直面する社員のモチベーションアップにつなげるヒントをご紹介します。
小室 淑恵氏
株式会社ワーク・ライフバランス 代表取締役社長
長田 浩志氏
内閣府参事官(子ども・子育て支援新制度担当)
「リーダー論」に新たな波を起こす二人のキーパーソンが語る
“次代を担うリーダーに求められる条件”
グローバル化、IT化がスピードを増す現在、企業には激しい変化に柔軟に対応できる力が求められています。そのためには組織を引っ張っていくリーダーの存在が重要ですが、これからの時代を支えるリーダーには、どのような能力や行動が必要なのでしょうか。本セッションでは、ベストセラー『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』の著者で、組織や競争戦略の研究を通じて一流のビジネスリーダーを数多く知る一橋大学大学院教授の楠木建氏と、日本における「フォロワーシップ論」の提唱者のひとりで、次世代リーダー育成などに取り組む、日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターの中竹竜二氏が登壇。「リーダー論」に新たな波を起こしている二人のキーパーソンが、リーダーに求められる条件について熱いディスカッションを展開します。
楠木 建氏 |
中竹 竜二氏 |
楠木 建氏
一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授
中竹 竜二氏
(公財)日本ラグビーフットボール協会 コーチングディレクター / 株式会社TEAM BOX 代表取締役
セッションに参加された方の中から抽選で3名様に、楠木先生編著による書籍『「好き嫌い」と経営』をプレゼントします!
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