木下 達夫氏からのメッセージ
私が人事プロフェッショナルとして目指したいことは、個人と組織が高いレベルでWIN-WINの関係を構築することです。それは個人にとっては自分のポテンシャルをUNLOCK、つまり最大限発揮すること、組織にとっては事業を成長させてミッションを実現することです。
そのためには組織長が人事とパートナーシップを組んで、戦略的に組織カルチャーをデザインすることが必要です。Organization Performance Model(OPM)というフレームワークでは、People(人材)やTask(業務アサインメント)、Reward(評価報酬)など組織デザインの6つの要素のありたい姿を定め、互いに整合するようにカルチャーをデザインしていきます。
例えば変革型リーダーを大胆に登用し(People)、そのリーダーはメンバーがチャレンジ目標を掲げワクワクしながら働くことを後押しし(Task)、期待以上の結果や行動には大胆に報いる(Reward)などがあります。
しかし例え完璧な組織デザイン案や人事制度をつくっても、現場に目的が伝わらなければ人の行動変容は起こりません。組織にインパクトを出すためには「制度は2割、運用が8割」のマインドで、どんな世界を実現したいのかというWHYに共感を得ながら運用することが必要です。一人ひとりがポテンシャルをUNLOCKし、事業が成長していくこと。これに貢献できる人事でありたいと思います。