坂爪 洋美氏からのメッセージ
長年ダイバーシティ・マネジメントに取り組んできた方々は、「一体次は何をしたらいいのか」と頭を悩ませていらっしゃるのではないでしょうか。女性・高齢者・外国人人材・治療の両立・LGBTといった性の多様性など、これまで日本企業は、さまざまな多様性に取り組んできました。
確かにダイバーシティ・マネジメントは、次のステップに進む段階にきています。ですが、その方向は、新たな多様性を対象とする取り組みの展開だけとは限りません。このタイミングでとても大事なことは、ダイバーシティ・マネジメントを推進した先にどのような成果があるのか、また、企業の成果につなげるためにダイバーシティ・マネジメントはどうあるべきかをあらためて示すことです。ダイバーシティ・マネジメントは、その企業にとっての成果を求める段階に入りつつあります。
一人ひとりがそのとき持てる力をあますことなく発揮し、違いの組み合わせが新たな力になる。そのような組織へとつながるダイバーシティ・マネジメントの未来を、ぜひ2月2日「人事の日」に描いてみてください。