大久保 幸夫氏からのメッセージ
私にとって人事部門の皆さんは、研究のパートナーです。企業が抱えている課題を、人という側面から解決するためにどのような制度をつくり運用していけばよいのか。どのような組織構造と文化をつくっていけばよいのか。それを語り合い、実際に試してみて、検証するという仲間です。幸か不幸か、人事を取り巻く環境は激変しているため、旧来のやり方を少し手直しするくらいでは課題を解決することはできなくなりました。かなり本質に立ち返って変革をしなればならないのです。ひとつに手を付ければ、自動的に他も変えなければならなくなる。大変な仕事、と言うこともできるし、だからやりがいがある、とも言えるでしょう。それをともに考えることができることをとてもうれしく思っています。会社を良い方向に動かせる人事プロフェッショナルの登場が待たれています。ひとりでも多くのプロフェッショナルが登場することを心より願っています。