石倉 洋子氏からのメッセージ
「雇用なき成長」「賃金の増えない経済」「ロボットやAIによる仕事の代替」など、一見マイナスに思われる潮流がニュースを賑わせています。一方、今は存在しない新しい仕事やテクノロジーを用いた新しい働き方、世界レベルでの協働や雇用・人事のオープン化というプラスの側面も多く見られます。
新しい時代が始まる中で、これまでの自分の経験や判断基準にこだわっていては、組織や国のイノベーションの基盤となる新たな人材を見出し、開発し、維持することはできません。いまや「世界の非常識」であった「日本の常識」も、そして「世界の常識」も根底から揺らいでいます。常に世界の現場で状況を自ら見聞きし、自分なりの判断基準をつくっていくことがこれからの「人事」には求められています。その準備はできていますか?