[主催]『日本の人事部』(株式会社アイ・キュー)
[後援]厚生労働省 経済産業省 [会場]ベルサール九段
講演者インタビュー
健康経営、生産性向上の新潮流:モバイルヘルスを用いた健康支援の国内・海外最新事例
株式会社キュア・アップ 代表取締役社長兼医師
佐竹 晃太氏
生産性向上・医療費等の観点から「健康経営」や「データヘルス計画」が注目され、従業員の健康増進対策が企業内で求められています。また、健康経営銘柄・健康経営優良法人の認定制度を経済産業省が推進する中で、多くの企業は具体的な施策を模索しています。本講演では、モバイルヘルスを用いた健康支援プログラムの最新知見について国内・海外の最新事例を交えながら解説いたします。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
生産性向上・医療費抑制などの観点から「健康経営」や「データヘルス計画」が注目され、従業員の健康増進に向けた施策の強化が求められています。健康経営銘柄・健康経営優良法人といった認定制度も本格的に始まり、このトレンドは今後より一層強固なものとなっていくと思われます。
一方で、具体的にどういった取り組みをすればいいのか、これまでの取り組みでは期待する効果が上がらなかった、といった質問を多くいただくことも事実です。
本講演では、そういった疑問・不満の解決に、最新のテクノロジーがどう貢献できるのか、という切り口から新しい解決策を提示していきます。「モバイルヘルス」と呼ばれる分野の健康支援プログラムについて、国内・海外の最新事例を交えながら解説いたします。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
株式会社キュア・アップは、医学的エビデンスに基づいた疾患治療用プログラム医療機器の研究開発から製造販売まで行うMedTechベンチャーです。日本初の「病気を治療する効果を持つアプリ=治療アプリ」の開発に取り組んでいるモバイルヘルスのリーディングプレイヤーです。
この「治療アプリ」開発で蓄積した知見を民間企業でも活用できるよう「法人向け モバイルヘルス(mHealth)プログラム」の提供も開始。本年4月に第一弾として「ascure(アスキュア)禁煙プログラム」の提供を開始し、12月には第2弾としてメンタルヘルス・プログラムの展開も予定しています。
今後は、日本で生み出したモバイルヘルスのモデルをベースに「日本発のモバイルヘルスソリューション」として、順次グローバルにも展開していく予定です。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
最近、健康経営の導入・推進に取り組まれている企業の人事担当者のお話をうかがう機会を多くいただいています。その中で、従来のプログラムに対して、「医学的・専門的に信頼が置けるものなのか」「成功率や費用対効果はどうなのか」など、必ずしも十分に満足をされていない実情について少なからずうかがいます。
こうした疑問に対して、テクノロジーは非常に有用な解決策となっています。具体的にどのように活用できるのか、国内外の実例を元に紹介していき、自社でもお使い頂ける実践的な視点をご提供できればと考えています。
- 佐竹 晃太氏(さたけ こうた)
- 株式会社キュア・アップ 代表取締役社長兼医師
- 慶應義塾大学医学部を卒業後、日本赤十字医療センターなどで呼吸器内科医として勤務。中国上海中欧国際工商学院、米国ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院に留学。帰国後、株式会社キュア・アップを創業し、慶應義塾大学呼吸器内科や東京大学附属病院消化器内科と、疾患治療アプリの共同開発を行っている。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社アイ・キューの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。