[主催]『日本の人事部』(株式会社アイ・キュー)
[後援]厚生労働省 経済産業省 [会場]ブリーゼプラザ
講演者インタビュー
失敗しないタレントマネジメント導入ステップ~スキル・やる気の見える化と離職防止~
株式会社プラスアルファ・コンサルティング 取締役副社長 タレントパレット事業部 事業部長
鈴村 賢治氏
働き方改革を背景に、タレントマネジメントの導入を検討する企業が増えてきました。先進企業では人材の最適配置やスキル育成状況の把握、離職予測などの高度な情報活用を始めている一方で、いまだに社員情報の整備、評価のWeb化にとどまっている企業が多く見受けられます。本講演では活用事例と最新のタレントマネジメントシステムのデモを交えながら、失敗しないための5ステップを解説します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
私が常々思っているのは、組織のパフォーマンスをあげるには、社員(メンバー)一人ひとりが輝けることが重要だということです。
これまでの人事で必要としていた、人材の最適配置、適正な評価、有望人材の発掘・採用、退職の離脱防止などを網羅しつつ、メンバーがもつさまざまな色を掛け合わせ、組織としての夢を自由に描ける“科学的人事の実現”をしたい。その強い思いから、「人事」×「ビッグデータ」×「見える化」を軸に、少子高齢化や働き方の多様化、グローバル時代に対応し、メンバーの業務遂行状況やスキル、キャリア等の大量な人材情報を収集し、メンバーを見える化する新しいタレントマネジメントをご提案します。
新しいタレントマネジメントを実施するにあたり、大切なことは、経営層や人事、各メンバーが相互に深く理解し、最適な人材配置、負荷バランス、人事評価、人材育成をすること。そして、創造的業務へのシフトを促進、メンバーと企業の健全な成長を実現することです。これにより、従業員満足度は向上し、企業が消費者の求める商品、サービスの提供が可能になり、顧客満足度が向上します。
今回の講演では、Excelの延長戦上にあるような従来型の人材管理から脱却し、あらゆる人材情報を見える化&活用することで、“科学的な人事戦略”を実践していくための、「タレントマネジメント導入において失敗しないためのステップ」や、最新の事例、テクノロジーについて解説していきます。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
弊社は、先進企業におけるデータマイニングやテキストマイニングなど、各種マーケティング分析手法を使ったCS(顧客満足度)向上やビッグデータ活用プロジェクトを数多く経験してきました。その中で、CS向上にはES(従業員満足度)向上が欠かせないことや、自社を経営していく中で感じた、より科学的な人事マネジメント実践への解決手法として、「タレントマネジメント」に注目。弊社のもつビッグデータ活用、見える化技術を結集して最新タレントマネジメントシステム「タレントパレット」を開発しました。以来、従業員数百人~数千人規模のさまざまな業界業種において、従来の人事部門に多く存在するExcelベースでの人材管理から脱却し、あらゆる人材情報を見える化することで、科学的な人事戦略を実践しています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今、人事は「少子高齢化」「働き方の多様化」「グローバル時代」の対応に加え、「長時間労働の早期是正」「離職の防止」という課題に直面しています。メンバーの適性やスキル、経歴などの人材情報を見える化し、経営層や人事・各メンバーが相互に深く理解しあうことはもちろん、日々のモチベーションや業務負荷を把握することで、早期にメンバーの最適配置、負荷バランスの分散を図っていくことは、人材育成や公正な人事評価のためにも急務です。人材を見える化し、働き方を改革していくために必要な「真のタレントマネジメント」とは何か? どこから始めればいいのか? その答えを、具体的な事例やデモを交え解説します。
- 鈴村 賢治氏(スズムラ ケンジ)
- 株式会社プラスアルファ・コンサルティング 取締役副社長 タレントパレット事業部 事業部長
- データ分析やテキストマイニングを使ったCS(顧客満足)向上やビッグデータ活用プロジェクトを数多く経験。CS向上にES(従業員満足)向上が欠かせないこと、自らが経営者として感じた人材マネジメントの解決手法として「タレントパレット」を開発。幅広い業界での人材活用・育成・離職防止の推進・啓蒙を支援。
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