中畑 英信氏プロフィール画像
中畑 英信氏
株式会社日立製作所 代表執行役 執行役専務 CHRO 兼 人財統括本部長 兼 コーポレートコミュニケーション責任者
なかはた・ひでのぶ/1983年 (株)日立製作所入社。入社以来主に人財部門を歩み、国内人事の他、1988年日立アメリカ社HR、2000年 日立アジア社にてアジア地域のHR取りまとめなど海外人事を担当。2008年 国際事業戦略本部にて新興国含めた海外事業の拡大に向けた事業企画および拠点立ち上げを経験。2012年インフラシステム社総務本部長としてHR Business Partnerを経験し、2014年よりCHROとして、経営危機からの経営戦略変革に沿った新たな人財戦略策定とその実行を主導。現在はCHROに加え、コーポレートコミュニケーションを担当しており、グローバルに展開する事業の成長に向けて、HRやコミュニケーションの観点からリード。

中畑 英信氏からのメッセージ

従来より“人財”は経営の根幹であると言われていますが、私たちを取り巻く環境がグローバルに変化する中、その重要性はますます高まってきています。私たち人財部門の仕事は、社員のケイパビリティやエンゲージメントを高め、人財と組織の成長を促し、付加価値を高め事業に貢献する、チャレンジングでやりがいのある仕事だと思います。

人は簡単に変わることが難しい。だからこそ5年、10年での長期スパンのビジョンと戦略をもち、粘り強くひとりひとりの社員に向き合いながら、その可能性を信じて変革を支援していくことが大切だと考えています。

私は、タウンホールミーティングなどの際に、グローバルに6000人いる人財部門の仲間に「四つのE」を伝えています。一つ目は「Execution is the key!」。現状を変えるには、実行が重要であること。二つ目は「Embrace the change.」。タフでチャレンジングな変化を享受すること。三つ目は「Expand our Vision as One Hitachi & United HR.」。さまざまなビジネスを各国で展開する中、視野を広げ、人事が一体となること。最後は「Enjoy your work as Change Leader.」。ありたい姿を目指し、変革を“楽しむ”こと。これらを、各企業・団体で変革をリードする人財部門の仲間にエールとして送りたいと思います。