社員のネットリテラシーを高める方法
ネットリテラシーとは、簡単にいえば「インターネットを理解し正しく利用する能力」であり、ネットリテラシーとは何かということを知っておくことで、最近発生しているSNS上での不用意な発言に伴う炎上や、会社の信用を失いかねない投稿などを防ぐことが可能です。
また、インターネットの性質を知らなければこうした力は得られず、会社のホームページ作成などでもSNS上で物議を醸すようなコンテンツを作成してしまい、問題になることにつながってしまいます。
こういった様々な観点からもネットリテラシー教育、そして社員のネットリテラシーの向上に努めていくことが急務と言えます。
ネットリテラシーを高めるポイントとして知っておきたいのは、ネット自体の仕組みを熟知することです。ワンクリック詐欺や架空請求などの被害が増えていますが、携帯電話の番号、アドレス入力などをしない限り、相手に簡単に個人情報が漏れ出るということはあり得ません。解析ソフトなどで国や地域などをある程度絞り込むことはできても、個人情報の特定まではできません。そうしたことを知れば、ワンクリック詐欺などが実はでっち上げであるということがわかります。
個人情報を特定するにはIPアドレスの特定、プロバイダーに対する開示請求など手続きをいくつか経る必要があります。これはインターネット上で会社に対する誹謗中傷、社員に対する嫌がらせをしたユーザー相手にしていく作業ですから、通常は個人情報が漏れることはないのです。こうしたインターネットそのものの仕組みを理解するだけで、ネットリテラシーを高めることは可能です。
次に、インターネット上はいつも以上にビジネスマンとして、常識人として接することが大事です。インターネット上になると、普段の人格とは一変し、攻撃的になる人がいます。ビジネスの場では絶対に言わないようなことまで、インターネット上では言えてしまい、結果としてそれが間違いにつながります。普段の会話で言ったらアウトというラインは誰でもわかりますし、それがわからなければビジネスはできません。普段言ってはいけないことはインターネット上であっても言ってはいけないという当たり前のことがわかっていない人が多く、こうした教育もネットリテラシーを高めるポイントとなります。
ネットリテラシーが高まっていない状況において、会社の規則などで会社の情報を漏らしてはいけないなど厳格に決め、それを破れば処分するといったことも同時に行うなど、ネットリテラシーを高めながら、同時にリスクを下げていくということが求められます。
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鈴木 孝裕(スズキ タカヒロ) 株式会社ウェブサーブ 代表取締役
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