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通年採用とは?通年採用を導入している企業4社の例

2021年卒採用から採用フローが大転換が始まろうとしています。それは、従来の春から始まる合説・ESを起点とした選考から、1Dayその後の有給インターンシップと季節ごとの選考内定出しが混在するようになります。

 

通年採用とは欧米で一般的に用いられている手法ですが、日本では同時期に集中して採用を開始する一括採用が主流でした。慢性的な人手不足の企業が中途採用で行っていることが多いですが、近年では新卒採用でも通年採用でも取り入れられるようになってきました。通年採用が新卒で取り入れられるようになった背景と、実際に新卒で通年採用を行っている4社の例をご紹介します。

 

1.なぜ新卒で通年採用が取り入れられるのか?


通年採用とはエントリー期間を期間限定にするのではなく、一年を通していつでもエントリーを受け付けることを意味します。新卒一括採用と対比されることが多い採用方法です。

通年採用が取り入れられるようになった背景として、経団連に加入していない外資系やベンチャー企業が早期から自由に採用活動を行って優秀な人材に内定を出しており、経団連に加入している企業が遅れを取って良い人材を確保しにくくなっていることにあります。

早々に通年採用を取り入れた企業を見ても、メルカリやコロプラなどのメガベンチャーや、楽天やファーストリテイリングといったベンチャー精神の強い企業が並んでいます。これらの企業が通年採用を取り入れた目的として少子化に伴うグローバルリーダーを担う人材の確保(外国人留学生)、企業のグローバル化を挙げています。

2019年の新卒採用において26.3%の企業が通年採用を取り入れる予定であり、2018年に比べ7.2ポイント上昇しています。経団連が就職ルールの見直しを発表したことから、通年採用を導入する企業が今後さらに増えると考えられます。

2.通年採用を導入している企業4社の事例


ここからは実際に通年採用を導入している企業をご紹介していきます。実際は多くの企業が導入していますが、ここでは大手4社を取り上げます。導入を検討している企業は参考にしてみてください。

株式会社ショーケース・ティービー

2018年1月から導入をして1月~6月末までに7人を採用しました。以前は一括採用だったが「これはいい」という人材に出会ったらすぐに採用できる通年採用に方針を転換し、本人が希望すれば大学在学中でも働ける仕組みにしており、すでに働き始めている学生もいます。

ファーストリテイリング

2012年より通年採用を導入したファーストリテイリングの通年採用の特徴は2つあります。1つ目はファーストリテイリングの選考ではインターンシップ参加が必須であること。2つ目はインターンシップと選考が終了すると、最終面接に参加できる有効期限3年のパスポートを手に入れることができることです。このパスポートをいつでも使用できるのがファーストリテイリングの通年採用手法になります。

ソフトバンクグループ

2015年より新卒学生も既卒者もいつでも選考に参加できる「ユニバーサル採用」というのがソフトバンクグループの特徴です。選考方法には通常採用(2週間のインターシップ経由含む)と何かのナンバーワンになった経験をアピールするナンバーワン採用の2種類があります。入社時期は4月、7月、10月から選択できるため、留学生や外国人でも入社しやすくなっています。

楽天株式会社

2015年より職種別採用導入してエンジニア職のみ通年採用を実施しています。他社に先駆けて社内で英語を公用化していますが、今後さらにグローバル化を促進させるため、グローバルリーダー候補を確保する目的で留学生や外国人も入社しやすくなるよう入社月を個々の事情に合わせて選択できるようにしています。

まとめ


通年採用を導入した背景には就職ルールの形骸化と少子化、労働力として外国人を採用する企業の増加、企業のグローバル化という背景がありました。とはいえ、採用担当が少ない企業で通年採用を実施するには労働力不足ですし、新卒をバラバラに入社させれば研修が行き届かない可能性があります。他社の状況ではなく自社の状況に合わせて導入を検討してみましょう。

※参考:リクルートキャリア「就職白書」
(https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2018/180215-01/)


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コラム執筆者
本庄 孝司
本庄 孝司(ホンジョウ タカシ)
株式会社サーフボード 新規事業部チーフ
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