第6回:チームづくり
注)本コラムは、当社(株)トッパンマインドウェルネス 取締役 松井が執筆いたしました。
チームは大事だという考えに反対する人は少ないと思います。しかし、研修の現場では個人商店化やサイロ化が課題として挙がります。効率化やイノベーションが求められる現状においてはチームの力が必要ですが、良いチームをつくる方法を理解して、実行できる管理職は実は多くないのかもしれません。
■チームづくりのプロセス
当社では強いチームをつくる5つのステップをモデル化しています。
良いチームをつくるには、まず「チームとして働くことが必要だ」「それはメリットがある」ということをメンバーに認識してもらう必要があります。お互いを仕事のアウトプットに必要な仲間だと理解するにはどうしたらよいでしょう。まずは、管理職自身が「チームが必要だ」と信じることです。その上でメンバーにも働きかけを行います。
一緒に動く経験も必要です。会議に参加する、企画を一緒に立てる、客先に共にいく・・・。協働する際には、誰が何をどのように進めるかを具体的に考えます。暗黙のうちに上司が全部話す、全部決めるということでは成果を上げるチームにはなりません。それぞれが役割を持ち、力量に応じて貢献することが必要ですし、一緒に働くに手順や進め方がそろっていないと結果につながりません。
さらに、そうした協働をした後が大切です。その結果について振り返って学ぶための会話をするのです。人は経験から学ぶことで成長しますし、成長できる相手や場を大切にします。ですから、チームをつくろうと思ったら、誰もが安心して考えを表明できるような空気を作り学習を促します。特に、学ぶためには相互フィードバックが必要となるため、お互いに率直に良かったこと、うまくいかなかったことを伝え合えるような関係性をつくり、実践する必要があるのです。
■管理職の行動を理解する
「“チームが大事だ”と部下に理解してもらう」「協働する機会をつくる」「お互いにフィードバックできる空気をつくる」ということが大切だということが分かっても、具体的にどうするかを頭と身体で理解しなければ、現場実践につながりません。具体的な行動や言葉で表現していく必要があるのです。
参考文献:「チームが機能するとはどういうことか」エイミー・エドモンドソン
- リーダーシップ
- マネジメント
- コーチング・ファシリテーション
- チームビルディング
- コミュニケーション
㈱トッパンマインドウェルネス、マーケティングチームの営業・コンサルタントとして、お客さまの課題抽出から解決策のご提案、実施をご支援します。
マネジメントや人材育成・組織変革の経験を基に、トッパンマインドウェルネスの営業およびコンサルタントとして、お客様の人材戦略の解決に日々取り組んでいます。
過去には、営業コンサルティング、マーケティング戦略策定などに携わる。
本田 郷士(ホンダ サトシ) 株式会社トッパンマインドウェルネス マーケティングチーム

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