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プロフェッショナルコラム

第1回:組織開発とは何か

注)本コラムは、当社(株)トッパンマインドウェルネス 取締役 松井が執筆いたしました。

 

近年、企業において「組織開発」という名称の部署を持つ組織が増えてきたと感じます。その背景には何があるのでしょうか?

『対話型組織開発 その理論的系譜と実践』を翻訳された南山大学の中村教授は、書籍のまえがきで次のようにまとめられています。

 

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1.1991年~バブル崩壊後

企業の動き:組織のハード面の変革

戦略、組織構造、制度、仕事の手順など

明文化できるもの

課 題:組織を機能させること

 

2.2000年~

企業の動き:組織のソフト面(人間的側面)に注目

社員の主体性を育むことに着手

・マネージャーへのコーチング研修

課 題:研修の学びを現場で実践すること

 

3.2005年~

企業の動き:同上

・マネージャーへのファシリテーション研修

課 題:研修の学びを現場で実践すること

 

4.2010年~

企業の動き:組織開発への関心が高まる

組織の人間的側面に働きかけることの重要性と、

個人だけでなく、職場や組織全体にアプローチする必要性という、

2つの認識が高まっている

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当社は2002年に創業し、対話を通じて人と組織の主体性を引き出し、可能性を最大限に高めることに取組んでまいりました。その経緯は、驚くほどに、中村教授のまとめと同じプロセスを辿っています。当社の研修は、受講者の現場実践を目的に、プログラム内容に工夫はしてきていますが、その目的の実現のためには研修現場だけでは難しいことも事実です。そのため、研修の効果を高めるためにも、そして顧客組織が取組む変革のスピードを上げるためにも、組織全体へのアプローチも見据えて組織開発コンサルテーションに取組んでまいりました。

 

組織開発は、ODNJ(*1)によると「組織内の当事者が自らの組織を効果的にしていく(よくしていく)ことや、そのための支援」と定義されています。

当社もミッションに“人の成長と組織の内発的変革を支援”という表現をしており、その定義を共有しています。そして当社の支援は、組織内の対話を通じて行うことが特徴です。対話により、現状の捉え方を変化させ、自律的な行動と振返りを支援します。このプロセスは、組織が扱うテーマも、そこにいる人々も多様であり、決まった形があるわけではありません。しかし、いくつかの支援実績を通じて、組織開発で大切なことを学び整理できてきたとも感じています。

 

本コラムの第2回、第3回では、その支援事例を通じて当社が学習してきたことを紹介し、皆様の組織開発探求の一助となることを目指したいと思います。

 

*1:特定非営利活動法人 OD Network Japan 2010年2月設立 2015年5月法人化


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コラム執筆者
本田 郷士
本田 郷士(ホンダ サトシ)
株式会社トッパンマインドウェルネス マーケティングチーム
㈱トッパンマインドウェルネス、マーケティングチームの営業・コンサルタントとして、お客さまの課題抽出から解決策のご提案、実施をご支援します。
マネジメントや人材育成・組織変革の経験を基に、トッパンマインドウェルネスの営業およびコンサルタントとして、お客様の人材戦略の解決に日々取り組んでいます。
過去には、営業コンサルティング、マーケティング戦略策定などに携わる。
得意分野 リーダーシップ、マネジメント、コーチング・ファシリテーション、チームビルディング、コミュニケーション
対応エリア 全国
所在地 台東区

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