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専門家コラム

『養生訓』を読んで~現代の健康管理の在り方~

昨今、40兆円を超えた国民医療費の増大を背景に、国が保健・医療政策において、薬や医者に依存しない「セルフケア」を推進していますが、個々人で「セルフケア」を行うために心掛けるべきことは何でしょうか?

この解を求めていたところ、ある知人より『養生訓』という本を紹介されました。

 

『養生訓』とは、江戸時代中期に貝原益軒が出版した大衆向けの健康管理読本で、ここでいう「養生」とは現在でいう「健康」に置き換えられます。

ちなみに「健康」という用語が一般に使用されるようになったのは、明治時代からで、江戸末期までは、ほとんど使われていない言葉であったとのことです。

 

『養生訓』では、「元気」という言葉が多く用いられています。

具体的には「元気をへらす」、「元気をとどこおらせる」ことが養生の害であり、「元気」は、心身一体の動物である人間にとって、生命の原動力であり、活力源となるエネルギーと説いています。

従って、

・「元気」を減らさないような思考や過分ない生活によって心の平安を保つこと

・からだを動かし、全身に「元気」を循環するように整えていくこと

この2つを絶えず実践していくことが、心身を一体とした養生(健康)法であるとしています。

 

『養生訓』の、心とからだの自己管理を軸とした養生(健康)法は、まさに温故知新ということで、現代社会の「セルフケア」にも通じる健康管理の処世訓と言えるでしょう。


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コラム執筆者
佐々井 文吉
佐々井 文吉(ササイ ブンキチ)
株式会社ジイズスタッフ 健康経営アドバイザー
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