早慶、MARCH、それぞれの学生の注目企業は?
長引くコロナ禍で様々な社会活動がオンライン前提になりつつある昨今ですが、今年で「3期目」と言われているコロナ禍就活も例外ではありません。大学の講義やゼミ、サークル活動などといった、リアルの場での活動が制限され続けたことから「学生時代に力を入れたこと」(通称:ガクチカ)が不足し、面接等の自己アピールに思い悩む学生も多いようです。そのため、リモート環境下であることをフル活用し、オンラインで積極的にインターンや企業説明会に参加したり、情報収集として多くの学生がOpenWorkを活用し企業研究や業界研究を行なっています。(※)
今回の調査レポートでは、すでに13万人以上の登録がある23卒の学生ユーザーがOpenWorkでどんな企業に注目し、企業研究を始めているのかを調査しました。人気ランキングではわからない、学生が社員クチコミを「実際に調べている」企業にはどのような特徴があるのでしょうか。第1弾は、大学別の注目企業ランキングとして、早慶、MARCHそれぞれの学生が注目する企業を発表します。
(※)OpenWork学生ユーザー数 20卒:約24.5万人、21卒:約24万人、22卒:約24.9万人
早慶・MARCHが注目するIT業界。コンサルは早慶でも上位多数
早稲田・慶應とMARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)の両ランキングともに、IT大手の富士通や楽天グループ、サイバーエージェントがランクインしました。早稲田・慶應のランキングでも、PwCコンサルティングやデロイト トーマツ コンサルティングといったコンサルティングファームが多くランクインしており、総合系の中でも特にITに強みを持った企業が多く見られます。
「サービス数が多く、社内でのオープンポジションも利用できるため、多くの経験ができると思う。部署、サービスにより開発スタイルも大きく変わるため、社内においても転職に近い異動ができる。また、希望もよく聞いてもらえる印象。英語を使う機会も多いため、英語能力を活かしたい、英語を勉強したい、という想いがある人にもよいのではないかと思う。(開発、女性、楽天グループ)」
「キャリアに悩んだりした際に上長・同僚に率直に相談出来る文化がある。その際、ただのガス抜きだけではなく、次のチャレンジの打診や現状の部署で出来る違う取り組みなどをセットで打診してくれる。前向きなチャレンジであれば基本的に称賛を惜しまない。部署異動願いを出した際、応援してくれることが多く、チームサイバーエージェントという価値観が浸透している。長く働けるベンチャー企業という観点では申し分ない。(広告営業、男性、サイバーエージェント)」
「クライアントの重要な意思決定に携わることができる。カウンターパートは主任や課長、部長レベルの方となるため、社会人なりたての人間は学びは多い。一人一人にコーチが付くため自身のキャリア形成の相談をする環境は整っている。所属部署で自身が望む専門性を身につけることが難しいと感じれば、所属部門を変えることも可能であり、キャリア開発を会社が支援する環境は整っていると思う。(コンサルタント、男性、PwCコンサルティング)」
「新卒研修後すぐにPJに配属され、一通りのビジネススキルをOJTで学ぶ。他のファームと異なり、育てる文化が根付いているため、無理なく成長できる。そしてクライアントもDTCを評価してくれる事が多いので、やりがいがある。育成制度はしっかりしている。他社より研修やフォローアップが手厚いと思う。(コンサルタント、女性、デロイト トーマツ コンサルティング)」
データの集計について
OpenWork 23卒学生ユーザー136,419名(2022/3/6時点)に限定し検索企業を集計しました。、早稲田大学:4,783名、慶應義塾大学:4,013名、MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学):12,422名。
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