最新のメンタルヘルスケアソリューションの4つの特徴

コロナウィルスの蔓延は、リモートワークの受け入れや 遠隔医療の高まりなど、仕事の多くの側面を変化させました。また、従業員のメンタルヘルスにも注目が集まり、企業の経営層、管理職、人事部のリーダーにとって従業員をサポートすることが非常に重要になっています。

しかし、マインドフルネス・瞑想のワークショップでできることは限られていますし、EAP（従業員支援プログラム）の利用率が低いことから、会社のカウンセラーが最も効果的でないことが分かっています。個人と組織の双方に新しい意識が芽生えた今、新しい支援手段が必要なのです。

カウンセリング以外のサポート

カウンセリングの頻度は個人差がありますが、Intellectのクリニカルディレクターであるオリバー・スエンダーマンは、「本当の変化はカウンセリングのセッションとセッションの間に起こる」と述べています。最新のメンタルヘルス・ソリューションは、こうしたギャップを埋めることで、カウンセリングルームの外でも成長や回復をサポートし、学びを日常生活に生かすためのデジタル・ツールを提供します。

例えば、チャット機能を使えば、特にストレスのかかる出来事があったときに、コーチ・カウンセラーに連絡することができます。また、アプリで「宿題」をすることで、変化に対して自分で責任を持って対処することができます。理論を頭で理解するだけでなく、それを実現するために一歩ずつ前進していくことが大切なのです

リテラシー向上の自主学習コンテンツ 

メンタルヘルス支援は、深刻な事態に陥ったときだけのヘルプラインであってはなりません。健康診断や歯科受診と同じように、日々の健康管理も重要です。だからこそ、事後対応型ではなく、事前対応型のメンタルヘルス・ソリューションが重要なのです。

そこで、自分の気分を記録したり、目標を設定したりするための自己啓発ツールが活躍します。例えば、バーチャルな日記は、社員が自己認識を深めるのに役立ち、「日々の感謝」のエクササイズは、ネガティブな状況や思考パターンをリフレーミングするのに役立ちます。このようなデータをセッションで使用することで、セラピーやコーチングの成果が大幅に向上するという研究結果もあります。もちろん、これは個人の裁量に委ねられます。

さらに、これらのツールは、その裏にある可能性のある理由に光を当てることで、感情の裏付けをとるのに役立ちます。これは、「自分には何か問題があるに違いない」という悲観的な考えが芽生えるのを防ぎ、従業員がコントロールを取り戻せるようにするためです。

科学的根拠に基づく24時間365日のサポート 

セルフケアであれ、メンタルヘルスの専門家によるサポートであれ、最新のメンタルヘルスケアソリューションは、科学的根拠に基づくものです。デジタルツールから対面式カウンセリングに至るまで、提供されるものはいずれも臨床試験や心理学的アプローチによって検証されています。例えば、Intellectのアプリには、認知療法に基づいた回復力トラッカーがあります。これは、睡眠、身体活動、その時々のストレスレベルに基づいてユーザーをスコアリングするものです。

もちろん、日常生活におけるストレス要因には、勤務時間というものはありません。メンタルケアも同じです。危機的な状況でヘルプラインに電話しても、担当者が帰宅したと言われることを想像してみてください。緊急にサポートが必要な社員にとっては、絶望的な気分で崖っぷちに立たされる可能性すらあるのです。一方、最新のメンタルヘルスケアソリューションは、24時間いつでも利用可能です。カウンセラーやセラピストが多数待機しているソリューションが最適です。

ローカライゼーション

メンタルヘルスケアで見落とされがちなもう一つの側面は、文化的な適応です。多国籍企業では、従来のEAPは海外のセラピストやコーチと従業員をつなぐことができる。しかし、これはアジア文化のニュアンスが伝わらない可能性があり、最適なアプローチとは言えないとスエンダーマンは考えています。「シンガポールから電話をかけてきて、イギリスの人と話しても、親孝行などの概念や、精神衛生上の問題に絡んでくる現地の文化的な側面が伝わらないかもしれません」。

このような理由から、インテレクトは高度にローカライズされ、15カ国以上の言語に対応し、APAC20カ国以上に現地のセラピスト、コーチ、カウンセラーのネットワークがあります。

Intellect—a modern mental healthcare solution

従来のEAPと最新のメンタルヘルスケアソリューションの利用率は、それぞれ1～3％、20～30％です。後者の方が10倍近く評判が良いのは、柔軟性とアクセスのしやすさという2つの理由からです。そして、パンデミック後の職場にとっては、大きなプラスとなるのです。

Intellectはそのようなソリューションのひとつで、身近な問題から深刻な課題を持つ従業員にエンドツーエンドのケアを提供します。セルフケアプログラムによる予防的なメンテナンスから、Intellectのコーチ・カウンセラーによるセッションまで、24時間いつでも手元でサポートが受けられます。セロ知識証明、プライバシーや機密保持に関する従業員の心配も、ゼロ・エンクリプション技術により杞憂に終わります。