無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

『言葉』は『感情』『行動』を突き動かす

アンチユートピア・ディストピア(=非理想郷)というSF小説ジャンルがあります。このジャンルでは、一つの政党が国を支配したら、というテーマで話が進みます。

この物語でとても興味深いのは、物語に登場する支配政党はどれも、言論統制することです。例えば、「嫌い」という言葉の使用の禁止や辞書からの削除、書物検閲など、徹底的に『言葉』を規制していきます。

ではなぜ『言葉』の規制が必要なのでしょうか。恐らく、『言葉』は『感情』と密接に結び付き、同様に『感情』は『行動』と密接に結びついているからではないかと考えます。

『言葉』が『感情』を呼び起こし、その『感情』が『行動』を喚起するという流れを断ち切るために、本ジャンルに登場する独裁国家は言論統制を敷いたと考えられます。特定の『言葉』を削除・統制することで『感情』を抑制し、国民が『行動』を起こせなくする、という流れから『言葉』『感情』『行動』の密接な結びつきがみえてくるのではないでしょうか。

 

--

 

『言葉』が人の『感情』を掻き立て『行動』を起こさせた例として去年のアメリカ大統領選をみましょう。

アメリカ大統領選において、ヒラリー氏は高校生レベルの英語で演説をし、トランプ氏は小学校高学年レベルの英語で演説をされたそうです。結果はご存じの通り、トランプ氏が勝ち、大統領になりました。アメリカは多民族国家で全国民が英語を流暢に話すことができるわけではありません。トランプ氏は誰にでも自分の考え・思いが伝わるような『言葉』を選択したと考えられます。その『言葉』は率直で荒々しい部分もありますが、国民が現在感じている『感情』(=不安や不満)』を代弁するようなものでした。この代弁された『感情』に呼応するように国民は『行動(=投票)』を起こし、トランプ氏を大統領にした、という流れがあるように見えます。

トランプ氏は、聴衆が直面している現実を誰もが理解できるシンプルな『言葉』で伝えることで、それが聴衆の『感情』に伝わり、彼が期待する『行動(=投票)』を起こさせた、という『言葉』『感情』『行動』の連鎖がみてとれる例と言えるでしょう。

 

--

 

『言葉』は『感情』に伝わることで、自分が求めている『行動』を相手に促すことを可能にします。しかし一歩間違えると『言葉』は相手の『感情』を逆なでするため、こちらが予期せぬ『行動』を相手に取らせてしまうことがあります。この様な事は、情報発信を行うメディアと視聴者との間で起こりがちです。最近も、誤解を与えそうな「行き過ぎた表現や短絡的な表記」ということで批判されたテレビ番組がありました。その番組では、シンプルで分かり易い表現をすることが目的で、『言葉』を省略し過ぎたために、情報を受け取る側が誤解する危険性があるという事で、番組で使用した『言葉(=表現)』を訂正していました。

この様に、『言葉』は必ずしも自分が伝えたい意味で聞き手が捉えてくれるわけではありません。その言葉の意味が正しく伝わらなければ、聞き手の中に自分が期待している『感情』や『行動』とは違うものを喚起してしまう危険性をはらんでいます。それもまた『言葉』というものだと考えられます。

 

--

 

4月から部下や後輩を持ち、教える・伝える機会が増える方もいるのではないでしょうか。皆さんが伝える『言葉』によっては、相手のやる気を引き出し、積極的な『行動』を引き出すことができます。逆に、その『言葉』によって、相手のやる気を削ぎ、積極さを奪ってしまうこともあります。それ程、『言葉』とは影響力のあるものだからこそ、伝える『言葉』を慎重に選択する必要があるのではないでしょうか。

新年度が始まる前に改めて『言葉』の重みを考えてみてはいかがですか。

 

人材開発コンサルティング事業部
松本 英人

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • 人材採用
  • 人事考課・目標管理
  • ロジカルシンキング・課題解決

私たちは成果創出に寄与する活性化施策を提供することを通して、躍動感溢れる未来を創造していきます。

株式会社アクティブ アンド カンパニー 代表取締役社長 兼 CEO
株式会社日本アウトソーシングセンター 代表取締役社長

大野順也(オオノジュンヤ) 株式会社アクティブアンドカンパニー 代表取締役社長 兼 CEO

大野順也
対応エリア 全国
所在地 千代田区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

このプロフェッショナルの関連情報

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

人の成長を支援する人の心構え

瀬川 智美子(Six Stars Consulting株式会社 研修コーディネーター(実践するマネジメント読書会(R)認定ファシリテーター))

春。新しい年度がスタートし、間もなくゴールデンウィーク。新入社員の方々はどのようなお気持ちで出社し、働き、そして家路につ...

2024/04/23 ID:CA-0005304 定着・育成に向けた風土づくり