無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

体調不良を訴える社員の業務調整で注意すべきこと

最近、「不調になった社員が、業務負荷の軽減によって一旦回復しても、またしばらく
すると不調になってしまった」という相談を頂くことが増えています。
こうしたケースでは、上司や人事は「特に難しい仕事は与えていないのに…」と戸惑う
ことも多いようです。

社員が不調を繰り返した場合に起こりうる問題として、以下のようなことが想定されます。
①元の業務量に戻すと再び体調が悪化するため、業務負荷の軽減が恒常化してしまう。
②他社員の負担感が増え、職場のモラールが低下する。
③体調が改善しないことを理由に、さらなる配慮を要求される。

こういった事態を防ぐためには、不調の背景にある問題を確認し、その内容に合わせた
対応を検討することが重要です。

我々が対応するケースでは、以下のような問題背景が多く確認されています。
1.過剰な業務負荷
2.介護や育児などプライベートの問題
3.職業観
4.ストレス脆弱性
5.その他

1.過剰な業務負荷については一時的な軽減ではなく、業務量や質の見直しにより適正
な負荷に調整することが必要となります。

2.介護や育児などプライベートの問題での負担感が体調に影響を及ぼしているケース
の場合、業務軽減によって一時的に解決できたとしても、根本の問題が解決しない限り
再び不調となる可能性が高いです。プライベートの問題について会社としてできること
には限界がありますが、会社の休暇制度の整備や公的制度の情報提供などを行ない、仕
事との両立について検討を促すのが良いでしょう。

3.職業観の問題について、特に若手社員の場合は、職業観の未熟さから、職場不適応
を起こしがちです。採用や育成プロセスの見直し、キャリア検討の機会提供などを通し
て、仕事への理解を促していくことが必要となるでしょう。

4.ストレス脆弱性に起因する場合、適正と思われる業務負荷でも体調が悪化する可能
性があります。また原因が4.ストレス脆弱性によるものなのかそれ以外の理由なのかを
客観的に判断することは難しいため、専門家へ相談のうえ、慎重に対応することをお勧
めします。

5.その他の中で注意しなければならないケースとして、「要求がエスカレートするケ
ース」があります。弊社に相談が来るケースの中には、初めは本人の体調を心配し、良
かれと思って業務調整を行なった結果、体調を盾に様々な主張を繰り返し、最終的には
複数関係者を巻き込んで大きなトラブルに発展しているケースが散見されます。
初期段階では問題の鑑別が難しいケースでもありますが、事が大きくなってからでは軌
道修正が難しく、初動が非常に大切なケースですので、早めに専門家へ相談することが
肝要です。

これらを踏まえて、共通して重要と考えられることは2点です。
一点目は、初期段階で問題の背景を確認し、原因に合った対処を取るということです。
二点目として、会社として配慮の在り方を検討しておくということです。会社規模や業
種によって、対象従業員の役割や配属部署を柔軟に変更できる場合もあれば、難しい場
合もあるでしょう。安全配慮義務と従業員の労務提供義務とのバランスを図りながら、
関係者すべてにとって納得性のある対応を模索していくことが望まれます。

                                                                                            (コラボレーター 棚岡晴香)

  • 安全衛生・メンタルヘルス
  • その他

公認心理師/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント
【専門領域】産業精神保健、復職支援、ストレスマネジメント

人材派遣会社にて派遣スタッフの教育・コーディネート、支店の管理運営、採用など幅広く担当。その後、EAP会社にて新規顧客開拓、既存顧客へのサポートに従事。現職では、従業員へのカウンセリングや研修講師、企業メンタルヘルス体制構築に携わる。 

棚岡 晴香(タナオカ ハルカ) コラボレーター

棚岡 晴香
対応エリア 東海(愛知県)
所在地 渋谷区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

このプロフェッショナルの関連情報

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

人の成長を支援する人の心構え

瀬川 智美子(Six Stars Consulting株式会社 研修コーディネーター(実践するマネジメント読書会(R)認定ファシリテーター))

春。新しい年度がスタートし、間もなくゴールデンウィーク。新入社員の方々はどのようなお気持ちで出社し、働き、そして家路につ...

2024/04/23 ID:CA-0005304 定着・育成に向けた風土づくり